WWE Night Of Champions 2012(ナイトオブチャンピオンズ2012)のプチ感想です。
WWEのプチ感想については毎回手短にやると言いながら結局長くなってしまいますので今回は長さについては特に考えずに思ったまま書こうと思います。

今回はボストンでの収録ということでしたが、ボストンてこういう街なのでしょうか。観客のノリが独特です。
端的に言ってしまえば悪役贔屓。筋金入りの悪役であるコーディやミズ、ジグラーへの声援の多さが目立ちました。もっとも、ジグラーは最近どこへ行っても声援を浴びていますが。
またボストンはシナのホームタウンであるウェストニューベリーのすぐ近くということで「シナの本拠地」のようなアナウンスがされていましたが、普通に「シナsucks」というチャントが聞かれたり、目下の天敵であるCMパンクへの声援もあったりという感じでした。
こういうボストンの観客の気質にプラスして、今回の実況担当がコールと久々登場のJBLということがあり、放送全体としては「悪」の雰囲気が漂う不思議なPPVになりましたね。コールはJBLとのバランスを取るために意識して善玉ぽいコメントをしていましたが無理ありすぎ(笑)。

そんな不思議な雰囲気で始まった第1試合はフェイタル4ウェイのIC王座戦。王者ミズに挑むのはコーディ、レイ、シンカラという顔ぶれ。
・・・でしたが、え、えーと、これは何かな?
まあ年間4桁の数にのぼる試合を提供するWWEですから、たまにはこういうのもありますよね(苦笑)。

続いての試合はタッグチーム王座戦。やっつけぽい雰囲気の王者コフィ&トゥルースに挑むのはケイン&ブライアン。
セラピーを受けている不仲のケインとブライアンの共闘みたいなのが話のメインテーマで、王者組は完全に脇役扱い。コフィとトゥルースにはちょっとばかりでも意地を見せてほしかったのですが、結局ケイン&ブライアンに何もかももっていかれたまま試合は終了してしまいました。
まあ話が面白かったから良しとしましょうか。。。

続いての試合はUS王座戦。微妙を地で行く王者セザーロに挑むのはザック・ライダー。
セザーロの持ちネタ「5ヵ国語でアピール」もほどよくすべり、試合開始。
今回挑戦者のライダー、キャラこそ変化球ですが試合運びについては直球派で、はたしてどんな感じになるのやらの心配していたら、意外や意外、悪くない内容。セザーロがポイントポイントできちんとヒートをもらいながら、ライダーのオーソドックスな攻めをテンポよく受けていく。いや、いいですよ。少なくとも悪くない。中盤の大見得になったアッパーカットもライダーのセルにも助けられて見事に決まりましたね。このムーブで観客の間にもアッパーカットへの期待のようなものも生まれました。終盤にもう一発出した地味なアッパーカットでも沸いたもんな。ひょっとしたらこのムーブはセザーロのキャリアにとって重要なターニングポイントになるかもです。
そんなこんなで熱狂までは引き出せなくとも見事に役割を果たした第3試合でした。

そして第4試合。これはあれですねー。素晴らしかったですねー。
ランディとジグラーの一戦は今PPV唯一の非王座戦でしたが、はずれ試合のない両者だけに期待はしていました。が、始まってみるとそれをうわまわる内容。さすがです。
序盤はまったりとした手合わせ。ですが決してだれているわけでなく、緊迫感を保ったままの試技が続きます。ランディのクローズライン連発からのスクープスラムというテンプレを早めに持ってきた以外はカタい内容の序盤でした。このカタい序盤がだれなかったのにはふたりの体格差も関係しているような気がしますね。並ぶとランディのほうが頭ひとつ背が高く、手足も長い。そのため普通のクローズラインだったりアッパーだったりがかなりの大技に見えるのです。これらの攻撃をジグラーは得意のハードセルで受けるので非常に見栄えがする。
そんなカタくも緊迫感がある攻防のあと、中盤、パンチの応酬でペースアップ。これがまた良かった。まだやるの?ってくらいくどい打撃戦のあと、そのテンポのままリング外での攻防へ。ここでのDDTがこの試合のキーポイントでしたね。ここでボリュームを持たせても良かったんでしょうがわりとあっさりフィニッシュ。
実に良かったです。
このふたりにはもちろんスタンディングオベーションですが、終始試合を盛り上げたヴィッキー・ゲレロにも拍手を送りたいです。

そんな大試合のあとはディーバ戦。
わりと良かったんじゃないでしょうか。一悶着あって決まったカードだけにもうひとつもふたつも仕掛けが欲しかったというのが本音なのですが、このところのディーバ戦にありがちだっただれる絞め技とかは控えめで次々に技を重ねていく内容。フィニッシュも悪くなかったと思いますよ。

続いての世界ヘビー級王座戦は何ヵ月か連続のシェイマスvsデルリオ。
このPPV、第1試合から悪役が声援を集めており、かつ善玉のシンカラやらコフィが気の毒なくらい不人気で、この試合のシェイマスもどうなるのやらと心配していたら、意外や意外、登場時から大歓声で迎えられます。よく考えたらボストンはケルト系アイルランド移民ゆかりの地で、ケルト系アイリッシュのシェイマスにとってはホームとも言える街ですね。
わかりやすい地元の王者と嫌味な悪役の対戦となった世界王座戦。ここまでのストーリーはシェイマスの決め技であるブローグキックが禁止だのなんだのという、シナリオ陣がネタに困ったときに必ず出てくるアングル。このアングルはわりと効いているぽくて、試合直前の「ブローグキック解禁」のときは大いに盛り上がっているようでした。
ただこのふたりのここ最近の試合はそんなアングルがあってもなくても関係ないくらいの安定ぶり&展開の多彩さで、今回もまあハズレはないでしょう。
今回は試合開始からテンション高めで、序盤から観客を乗せていく展開。
そのテンションのままふたりの技術が活きる技の入り方の攻防。毎度おなじみのシェイマスの左腕を狙う攻防も今回は「スカシ」のように切る動作が入っていたり、マンネリを感じさせません。
デルリオの「相手の左腕をロープに引っ掛ける」入りとシェイマスの新技クローバーリーフへの入りも見事で、前回の見せ場だったアームブリーカーを持ち上げるムーブもきっちり。
最後はカメラアングルが悪く、テレビではよく見えなかったものの、お約束通りのブローグキックで綺麗に終わりました。
観客の予想に反してジグラーの乱入はありませんでした(笑)。

そして昨年のマネー・イン・ザ・バンクで名勝負を見せたパンクとシナによるメインのWWE王座戦へ。
ちょっとだけ期待はしていたものの、ここまでのランディvsジグラー、シェイマスvsデルリオが素晴らしすぎたせいもあり、ここは大きな期待はできないかと思っていたのですが、とんでもない!これまた素晴らしい好勝負でした。
序盤はオーソドックスにお互いゴツゴツしたレスリングを展開。急激なペースアップはせず(この辺ランディvsジグラーと対照的でしたね)、その形のままお互いのシグネチャーを"切って"ゆく中盤へ。
パンクは面白い組み立てをしますねー。特にファイブナックルのシグネチャーを3回も切るあたりの組み立ては素直に面白がってよいのやらツッコんだほうがよいのやら。結局この動きが最終盤のクイックモーションのファイブナックルからAAというリアルな動きを呼び込んでいるのですよね。ファイブナックルというおもちゃみたいな技にリアリティを持たせるなんてのは数多あるプロレスの組み立ての中でも最も難しく、最も面白いもののひとつ。これをさらっとやってしまうのですから、このふたりやっぱり只者じゃないです。
その後、お互いのフィニッシャーを出し尽くし、攻め手を失う中パンクがどういう行動に出たのかそれはぜひコレをお読みの皆さんの目で見て欲しいと思います(笑)。そしてその衝撃の展開を乗り越えた先、どういう結末を迎えるのかも。
最後のシナのあの動き。形が崩れてしまって、あの瞬間は僕も「あ、やっちまったなー。でもこれもまた死闘の末みたいな感じでアリか!?」と思ったのですが、これが実は計算ずくだったとは・・・。
とにかく脱帽の内容、脱帽の結末です。

そんなわけでがっつり見たなという今大会。ベストマッチはぶっちぎりでメインのWWE戦だったと思います。ただ、次点のランディvsジグラー、シェイマスvsデルリオのレベルも恐ろしく高かった。これら3試合、ひょっとしたら今年のWWEの上位3試合かもしれません。次点の2試合はメインさえコレじゃなかったらぶっちぎりでベストマッチをとれる内容でした。
それくらいメインのWWE戦はヤバかった。歴史に残る一戦でしょう。今世界で一番有名なレスラーと今世界で一番勢いがあるレスラーが試合したらこうなるんだというのをまざまざと見せつけられました。いやはやなんとも。

今回はがっつり大満足ですね。1600円というPPVの値段は軽く超える内容。トクしました。
めったに見ない歌番組を見ていたら、ある曲がこんなふうに紹介されてました。

「今いちばん泣ける曲」。

なんじゃそら。
その曲を聴いた僕が泣いたかどうかはともかく、それより前にその前時代的なキャッチキーワードの作り方に唖然としたのは確かです。
そんな断定的なキャッチキーワードで紹介された曲が見ている人にどういう風に受け取られ、ソーシャルメディアなんかでどんなふうに評価されるか、ちょっと考えりゃわかりそうなもんなのに。

子供の頃、そろそろ宿題しなきゃなと思ってたところにカーチャンから「宿題しなさい」て言われてかえってやる気をなくしたという経験は多くの人がしていると思いますが、あれとまったくおんなじ。

芸能人ブログとかやらされパブリシティでもこんなふうなのよく見ますよね。
「知ってしまったらもう手放せない」とか「◯◯キラー登場」とか。
そんなキャッチキーワード見たらかえってあら探ししたくなるじゃないですか、ねえ。
日本公演の感想をアップする前にサマースラムが来てしまいました。
WWE Summer Slam 2012(サマースラム2012)のプチ感想です。
今回は手短にいきたいと思います。毎回言ってる気がしますが。

今回も面白かったと思います。面白かったと思うのですが・・・なんでしょうか。あっさりしすぎというか、見終わったあとに強烈に残るものがない、そういうPPVだったように感じました。
原因はいろいろ考えられます。メインが「普段出てない」2人による試合だった、ランディが出なかった、などなど。ですが一番の原因はRAWの短縮放送のような気がします。米国で3時間でやってるRAWが日本では2時間放送。そのため毎回いくつかのセグメントがカットされます。その中には当然PPVにつながるセグメントもあって・・・。
であればこの先のPPVはどれもこのようなあっさりしたものになってしまうということかもしれないですよね。このあたりWWEには考えて欲しいですね。

てなわけで試合の感想のほうを。
まず最初はこれを期待せずして何を期待しようかというジェリコvsジグラー。
・・・なのですが、なんて言うか、うーん。ジグラーのセリフではないのですがジェリコの衰えを感じてしまいました。期待が大きすぎたのかな。。。
レベルが高いのは間違いないんです。この試合が今回のPPVのベストマッチかもしれません。ですが「もっとできるだろ!」という思いも抱いてしまいました。
が、この試合、何年か後にはジグラーのターニングポイントになった名勝負として記憶されることになるような気も一方でします。ジグラーが今後ネクストジェリコとしての道を歩むことになるのは多くの人が予想するところで、今回も目立ったジグラーの会場人気の高さを見てもそれは確実だと思うのですが、そういう意味ではこの試合はセンチメンタルな見方をすれば「伝承」のための試合だとも言えるわけで、その意味ではこの試合は将来ヴィンテージコレクション的な番組で繰り返し放送されることになるかもしれません。
フラットに見れば試合は本当に良かったのですよ。特にライオンサルト以降の終盤の攻防は会場を大いにわかせましたし、ジグザグ、コードブレイカー、ヴィッキー介入のあたりの流れはさすがでした。最後のウォールも良かった。首から折り曲げたウォールって久々ですよね。
あ、そうだそうだ。ジグラーが今後ネクストジェリコとして活躍していくにあたってひとつ足りないものがあるとすればウォールのような技だと思います。ジェリコを独特のヒールスターたらしめている要素の一つにウォールという技の存在があると思いますので。
あと、ジェリコとジグラー以外で言えば、ヴィッキーは素晴らしい存在感を示したと思います。彼女もまた語り継がれるべきスターですね。

次の試合はブライアンとケイン。
日本公演でもこの顔合わせがあったのですが、それも含めて最近感じるのは「ケインって巧いんだな」てことです。いや、ほんとにいまさらですが。
一方のブライアン、このところ、試合技術の高さが邪魔してなのか、レギュラー放送でせこい悪役を演じていながらPPVではキャラを忘れて好勝負をしてしまうという弱点(?)があったのですが、今回もそういう感じになっちゃいましたね。それでもシェイマス戦やパンク戦では試合の読後感みたいなものを残せてはきていたのですが、今回、結末があんな感じでしたので、試合の印象がより一層薄くなってしまったな、という感じです。いろいろ厳しいですね。やっぱりフェイス向きなのかしら。

続いてレイvsミズ。うん、良かったですね。
ミズは映画のせいなのか何なのかより存在感が出てきましたよ。今の髪型と無精髭も良いですね。
レイはレギュラー放送を見ても状態悪そうで、この試合でも所々でミスっぽい動きがあったのですが、総合的に見れば良かったと思います。試合の流れなどミズにまかせている部分が大きかったと思う(レイはいつもそうですがw)のですが、それが功を奏しましたね。
ミズはほんとうにのびのびやってました。相手がレイだからこそできるロビンマスクの技みたいなのも面白かったです。中盤意味不明のアピールで会場からブーイングと歓声を引き出すあたり余裕が出てきたなって思いました。
最後こそ「あれ?コレで決まり?」てな具合で少々拍子抜けしたものの、楽しい試合でした。観客の集中力も高かったですね。
このふたり、もう少し見てみたいですね。

続いては世界王座戦。シェイマスとデルリオの戦い。
どうですかね?みなさんはこういう試合はお嫌いでしょうか?
この両者、一見クセがあるように見えるものの普通にオールマイティな器用なプロレスラーで、今回も両者の持ち味を活かしたオールマイティに器用なプロレスだったと思います。前回PPVの試合もそうだったのですが、見る人によっては見るポイントがいまいち明瞭でないように見えてしまうかもしれません。ちょっと古くさいし。でも僕はどちらかと言うとこういうのは好きですね。
が、この試合で一番盛り上がったのはクロスアームブレイカーをかけられたシェイマスがそのままデルリオを持ち上げたところでしょう。全試合を通して一番会場がわいたのはここでしたね。このあとの「シェイマス!シェイマス!」てチャントが印象的でした。向こう側最前列にいたヒール応援のみなさん(「レイサックス」とかいうボード持ってた)もここはシェイマスコールw
で、問題の結末。
みなさんはこういうのはお嫌いでしょうかw

次の試合は問題のタッグ王座戦。トゥルース&キングストンに対するはプライムタイムプレイヤーズ。
AWがクビになったとかで2人で入場のプライムタイムですが、今回も不安な感じですね。
序盤、俺がやらなきゃ誰がやる、のトゥルースが気合の入ったタックルからペースを作っていきます。しばらくヤング相手に良いペースで試合を作るのですが、相手がタイタスにスイッチした途端に流れが悪くなっちゃいましたね。
結局良かったのはこの序盤だけでしょうか。あとはこれといったあれもなく試合は終了。
プライムタイムは課題山積ですね。
トゥルースとキングストンもいつまでこんなことやってんだ、という感じでしょう。

いじめ撲滅活動のVTRをはさんでWWE王座戦。
今回は中途半端にヒールターンしたパンクとフェイスのシナ、ヒールのビッグショーによる三つ巴戦でした。
パンクは「リスペクトが得られない。PPVではいつも前の方だし」というストーリーなのですが、このストーリーでヒールって厳しくないですかね?むしろ今のパンクの境遇は「ユニバースからのリスペクトを得ながらイベントではいいところで使われない」て感じで、その不満や怒りはパンクにチャンスを与えない上層部にこそ向けられるべきであるように思えます。それどころか今のパンクはまんまこの主張で今の人気を築いたわけで、それでヒールって言われてもなんだかはっきりしなくて・・・。
で、試合なのですが、ビッグショー絡みの三つ巴戦となると2対1の場面が必然的に多くなり、それがどういうことかというと、中途半端ヒールのパンクとフェイスのシナが組んででかいヒールのビッグショーにぶち当たっていくという展開になるわけで、こうなるとますますもってパンクが中途半端に見えるわけです。しかもビッグショーがふたり相手に互角に戦っちゃうもんだからビッグショーに対する声援なんかも飛び出してしまって、余計混沌としてしまうわけです。
最後パンクがせこく勝利をおさめてなんとかヒールとしての帳尻合わせをするのですが。。。
違う違う違う!
ヒールとしてのパンクが強調すべきなのはそういうせこさではないでしょう。
この試合はそういう部分も含めて良くなかったです。

続いてはメイン戦・・・の前にケビン・ルドルフによるテーマ曲のライブ。
TOUTの映像をバックにルドルフが歌います。
今回ディーバのみなさんは試合がなく、ここにしか登場しないのですね。別格ディーバのAJ(笑)以外がステージで踊り狂います。
案外こういう感じの曲にあわせて踊るのが苦手なローザ、逆にこういう曲では巧いレイラ、照れなのか何なのか派手に動けないタミーナ、ロボットダンス以外は苦手なケイトリン、ダンスというか体操のナオミ、そしてひとりだけプロの動きを見せるキャメロン、といろいろな発見がありましたw
俺的MVPはジャスティンですね。なんだあのダンスはw

で、最後はレスナーとトリプルH。
レスナーはエクストリーム・ルールズ2012のシナ戦以来の登場ということになりますが、今回も「MMAの」レスナーというキャラ設定。
であればこれをあえてここでする必要ありますかね?僕は見ていてかなり興ざめでした。
レスナーにしてもトリプルHにしてもプロレス独特のムーブは抑え目で、いわゆるヘタウマ的な動き。それがこの試合を「レスナーvsトリプルH」ではなく「MMAvsプロレス」という位置づけにしているのはわかるのですが、それはもうシナ戦でやったでしょ、て思ってしまいます。
途中レスナーが実況席にお腹を打ち付けるあたりはハプニングぽくて面白いとは思ったのですが、その後の展開もなんだか下手なプロレスを見せられているような感じでなんだかなーて感じでした。
客席から「You Can't Wrestle」チャントが飛んでましたが、LAの観客も僕と同じ思いだったのかな、て思いました。
これがメインというのも評価できないです。やっぱり毎週出てない人の試合は「エキシビジョン」的な扱いであるべき。具体的にどれがというのはないのですが、少なくともこれを最後にすべきじゃないような気がします。

てなわけで今年のサマースラムも終わりましたが、やっぱりあっさりしすぎな気がしました。
レスナーが出るにしてももうちょっと工夫があればいいなって思います。どうせだったらレスナーvsシンカラとか見たいですね。思い切って。
今回のMVPを選ぶとしたら、、、ミズかな。まあこれも僅かな差です。シェイマスでもデルリオでもブライアンでも、候補はたくさんいます。
それだけに最後2試合はちょっとな、て感じでした。
このブログを見ようと思って「人気低下ブログ」で検索すると関連検索でAKB48の増田有華さん関連のブログがたくさんひっかかる(なぜ!?)のですが、なんだか最近ちょっと彼女がかわいそうなことになっているみたいです。

「何のためにAKBやってんの?」 AKB増田有華、東京ドーム不参加に批判殺到 : いてつくブログ - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/fnf/archives/5682308.html

増田有華さんといえばAKB48の中で飛び抜けた歌唱力を持っている方で、この秋上演される宮本亜門さん演出のミュージカルの主演が決まっているとのことですが、このミュージカルのためにAKB48の東京ドーム公演を休むことになったのだそう。
でもこれに反発するファンの方々がいて批判が殺到しているのだそうです。

が、シンプルに考えてちょっと変だな、と思います。
AKB48ってメンバー個人個人がそれぞれの目標を持ち、そこを目指し成長する姿を共有するプロジェクトってことじゃなかったでしたっけ?
僕の一推しの田名部未来さんも「戦隊のヒロインをやりたい」って目標を隠さずに表明してますし、仲谷明香さんも「声優になるレッスンがタダで受けられるからAKB48に入ろうと思った」みたいに言ってます(例がマイナーなメンバーばかりで正直スマンカッタ)。
書き込みの中には「AKB48を踏み台だと思っているのか!?」という怒りの声もみられるようですが、踏み台こそがこのプロジェクトのコンセプトなのでは?って思っていまいます。

もちろん東京ドーム公演というのはAKB48というプロジェクト全体にとって大切な大切な目標で、とくに増田さん以外のメンバーのファンの方にとってみればあまり愉快じゃない気持ちはわかりますし、今やAKB48は日本で並ぶ者のない人気を誇るパフォーマーグループで、「AKB48こそが目標」というメンバーもたくさんいるでしょうから(あ、ここ語りたいなー。下に註をつけます)、そういうメンバーのファンにとっては失礼な話だというのはわかるのですけれどもね。


註:
初期に加入したメンバーがそれぞれ別々の目標を持ってグループに加入し、それぞれ切磋琢磨する中でグループの価値を高めていった後に、「そのグループに加入することそのものが目標」というメンバーがあらわれるのはしかたがないことだとは思います。
が、そういう目標って、初期メンバー視点でみれば「手段の目的化」になってしまってるわけだとも言えますよね。つまり初期メンバーに比べて目標が一段低いてことになってしまう。
モーニング娘。の人気低下の大きな理由のひとつに「モーニング娘。加入こそが目標」というメンバーが多数派を占めるようになってしまったということがあると思います。目標を達成していまのグループを維持することが当面すべきことになってしまっている人のパフォーマンスと、目標に向かって努力する人のパフォーマンスでは差が出て当然です。
AKB48についても、チーム4がそうなってしまっているんじゃないかなって思ったり・・・。



メンバー的に大丈夫かな、という事前の不安を吹き飛ばすような盛り上がりでした。
ただひとつ残念だったのはチャントが少なかったことですかね。
今回来ていたフェイス、特に序盤に登場するゲイブリエルやディビアーシにはどうチャントしていいのかわからないという人が多かったというのもチャントが少なかった原因のひとつかもしれませんね。

ディビアーシに対して「レッツ・ゴー・テッ・ドー」という無理矢理なチャントも起こっていましたが、英語では最後の子音字は日本語みたいにはっきり発音しないので、これでは本人も自分のことなのかわからなかったかもしれません(「レッツ・ゴー・テー・エッド」だったら通じていたと思います)。

まあ僕はそういうのに全く関係なく、例年通りヒールの皆さんに声援を送っていたのですが
(笑)。

スターのレビューはあらためて書きます。
今日は盛り上がったということだけ!
部下や後輩ができれば、あなたは自分の言葉をその人たちに受け入れてもらうことができるだろうし、その数が増えれば増えるほど、あなたの言葉に従う人は増えていくかもしれません。
その人たちは、理にかなわないことや、納得できないようなことでも受け入れてくれるかもしれません。
だからこそ先輩と呼ばれるような人たちは、上司と言われるような人たちは、自分の言葉が理にかなっているのか、相手にとって納得できるようなことなのかに常に気を配る必要があると思います。
相手が受け入れたから理にかなっている、納得している、というわけにはいかなくなるのです。

まして、相手が自分の言葉を受け入れるというその状況に酔い、道理をますます軽んじるようなことがあってはならないと思います。
ものすごく暑いですね。これが当分続くのかと思うとうんざりします。
そんな暑い日にクールビズの話を。

クールビズとは、ノー上着ノーネクタイに代表されるオフィスカジュアルを積極的に導入することによって、背広にネクタイというスタイル、いわばオフィスフォーマルと言うようなものの弊害であった環境負荷や電力消費増加を回避しようという試みのことです。
つまりクールビズとはオフィスフォーマルの弊害を積極的に認めた上で、オフィスカジュアルを「正装」と位置付けるという取り組みと言えるでしょう。
ですから、クールビズにおいては「オフィスカジュアルこそ望ましい姿で、オフィスフォーマルはビジネス上ふさわしくない」という考え方が支持されるということになります。

ところが。

にもかかわらず、クールビズについて「本来はオフィスフォーマルが望ましいが、例外的にオフィスカジュアルを認める」ものなのだという勘違いが稀に見られます。
クールビズにおいて「正装」と見なされるべきはずのオフィスカジュアルを「暑いから仕方なくやっているだらしない格好」と位置づけ、本来「ふさわしくない格好」とされるべきはずのオフィスフォーマルについて「暑い中でもちゃんとした格好をしていて素晴らしい」と評してしまうような勘違いですね。クールビズではオフィスフォーマルこそ「環境負荷や電力消費増加について無頓着な、だらしない格好」となるはずなのに。

この勘違いが大手を振って歩くようになると、正装であるオフィスカジュアルについて、その範囲の議論、つまりどういったスタイルがオフィスカジュアルとして相応しいかの議論を、どこまでがオフィスにおいてだらしないとされる格好なのかの議論を混同してしまったり、社会通念上オフィスカジュアルとして適当であるとされるスタイルについて「本来正しいオフィスフォーマルとはかけ離れている」と言った理由で好ましくないとしてしまったり、いろいろ恥ずかしい勘違い連鎖を生んでしまいます。
クールビズの本分であり目的である環境負荷と高電力消費の回避を無視して、だらしないオフィスフォーマルへの揺り戻しを起こしたりもしてしまうでしょう。

クールビズと、その本分について正しく理解しておきたいですよね。
WWE MONEY IN THE BANK 2012(マネー・イン・ザ・バンク2012)のプチ感想です。WWE関係の記事はアクセス解析的にこのブログのキラーコンテンツで、僕的にも標準以上の質の記事が書けているんじゃないかと秘かに自負しているのですが、なぜか僕の周りの人たちから評判がよくありません。先日は「別のブログを立ち上げてそちらでやったほうがよい」というアドバイスまでされてしまいました。やっぱり長過ぎますかね。今回こそ短めで行きたいと思います。

さて、今回のトータルの感想。普通に面白かったです。今年のPPVは毎回派手なテーマが設定されている中で、小休止的な感じの地味なPPVではあったのですが、その分一つ一つの試合が変に凝ってなくて見やすかったなという印象です。
ベストマッチを1つ選べと言われたらやはりWWE王座戦のCMパンクvsブライアンということになるでしょうか。この試合のレビューはのちほどに回して試合順に感想を書いていきます。

オープニング試合。世界王座挑戦権をかけたはしご戦。出場はクリスチャン、コーディ、サンティーノ、サンドウ、ジグラー、シンカラ、タイソン、テンサイ。
安定して良いパフォーマンスを見せてくれそうなクリスチャン、コーディ、ジグラー、タイソン、ストーリー面でちょっと不安なサンティーノ、サンドウ、はっきり言ってあまり期待できないシンカラ、テンサイ、というのが試合前の多くの人の見方だったんじゃないでしょうか。
で、この予想を覆したのはサンドウだったんじゃないかと思います。
見せ場も多くて、ひとりではしごを登るという場面まで用意されていました。その時に受けた大ブーイングはサンドウに向けてのものと「こいつ勝たせるなんて許さないぞ」というシナリオライター陣に向けたものというふたつの意味があったとは思うのですが、あそこでブーイングをもらうことができたのは立派だったんじゃないでしょうか。基本的に現時点では色物的なキャラを担当させられているのでレスリングムーブで試合を作っていくことが不可能な中、最大限のパフォーマンスは発揮できたと思います。合格です。超合格です。
一方もう一人の不安組・サンティーノは残念ながらダメでした。彼のキャリア史上に残るダメさだったと思います。高所恐怖症のくだりはこの試合の意味や、他の参戦者にとってのこの試合の価値を大きく損ねるものだったと思います。当然これはサンティーノ個人のせいじゃなく、こういうアイデアを実行させてしまったシナリオ陣(なのかな)のせいだと思うのですが。サンティーノ自身は今年のチェンバーで見せたようにシリアスな大勝負にも十分対応できる技術の持ち主。にも関わらず今求められているのはコメディアンとしての役割。PPVに欠かせないアクターではあるけれども、PPVのメインストリームの中には位置づけにくい。それを今回破ってしまったというのが誤算でしたかね。
テンサイも反省点多いと思います。このメンバーの中では飛び抜けて体が大きく、それを活かした組み立てができるはずなのにそれをしない。彼に思い入れを持つ日本のファンはイライラしたんじゃないでしょうかね。
この試合全体の雰囲気はクリスチャン、コーディ、ジグラーの3人が作っていて、勝者もおそらくこの3人の中から出る。正直他の5人は脇役で、それぞれがそれぞれの個性でうまくスパイスを効かせなきゃならない中でテンサイはクリスチャンたちと同じことをしてしまいました。主役とキャラがかぶる脇役ほど魅力的でないものはありません。テンサイは今回も合格点に届かずですね。
で、タイソンですが、彼はきっちり仕事をしましたね。いつものことながら素晴らしいです。出番がそう多く与えられない中、攻めるときにも受けるときにもちょっとしたチャレンジを取り入れていて、しかもそれらをことごとく成功させている。ブレット・ハートのもとで修行を積んだとのことですが、彼以来の完璧なレスラーかもしれません。体があまり大きくないので将来絶対的な主役をはるということはないのかもしれませんが、CMパンクやジェリコのクラスまで行けるかもしれません。未来は明るいと思います。
もう一人の脇役シンカラですが、こちらは相変わらずひどい。レギュラー放送などを見ていると、しっかり勉強をしていて上達している様子もうかがえるのですが、PPVのこんな重要な試合に出るべきレスラーではないでしょう。終始ひどいパフォーマンスでした。
が、僕がそれよりも問題にしたいのは、彼が試合中に行う失敗ムーブについてです。
この試合でも派手な失敗をしていましたね。中盤、奥のコーナーポストからジグラーを投げようとしたやつが一番大きな失敗だったと思うのですが、あれ、相手がジグラーじゃなかったら大事故になってたと思います。相手がシンカラと同レベルの受けの技術しか持っていないレスラーだったら死んでたかもしれません。
失敗するな、てのは無茶な要求なのかもしれませんが、危険な技を失敗するのはやめて欲しいです。失敗する可能性があるのであれば危険な技には挑戦しないで欲しいし、させないで欲しい。それができないのであればWWEに「Don't Try This At Home」てスローガンを掲げる権利はないと思います。
高額で引き抜いてきたレスラーだかなんだか知りませんが、彼みたいなレベルのレスラーをこんな危険な形式の試合に起用すべきじゃないです。シンカラのレベルが低いのは仕方ないとして、彼を起用することを決めたスタッフや上層部には大いに反省して欲しいです。
さて気を取り直して主役の3人。さすが安定してましたね。クリスチャンは復帰後あまり状態が良くないのかな、と感じさせる場面が多かったのですが、こういう試合ではやはり光りますね。はしごの登り方ひとつで会場を沸かせるのはさすがです。コーディについては、僕はこの試合彼が勝つんだろうなと思っていたのですが、それにふさわしい出来でした。体のバランスの安定感があるし、危険な飛び技も安心して見ていられます。来年は勝者ですかね。
ジグラーは、これはもう言うところなしですね。序盤、中盤、終盤通じて試合を作り、ポイントポイントで客席から反応を引き出してました。王者の戦い方ですよね。期待されたタイソンとのやり合いはそんなに多くなかったのですが、ふたりの技術の高さが十分発揮されていたと思います。結局彼はこの試合の勝者となるのですが、プロレス的にも勝者だったといえるんじゃないでしょうか。
個人的には序盤の実況席に飛ばされたときの受け身に大拍手を送りたいです。あれきっと自分でも「今日のベストムーブだぜ」て感じてるんじゃないでしょうか(笑)

あ、これ字数的にヤバイですね。巻き気味に行きましょう。
第1試合と第2試合の間のミズのやつはカッコ良かったです。
ミズは完全に大物になりましたね。髪型もいい感じです。

第2試合は世界王座戦。王者シェイマスにアルベルトデルリオが挑戦します。あのはしご戦のあとに王座戦かよ、とツッコミを入れたいとことですね。
難しい試合順、難しい位置づけの中での王座戦でしたが、みなさんはどうお感じになったでしょうか。賛否両論あると思うのですが。。。
「なんでもできる」というのはシェイマスとデルリオに共通する長所だと思います。だから難しい試合順で難しい位置づけの試合をさせてもきちんと成り立つ。だけどそれが必ず観客の好反応を引き出せるかというとそうとも言い切れない。この試合はきちんと成り立ったにもかかわらず観客の好反応が引き出せなかった試合ということになるのでしょう。
参加者の顔ぶれ的に全く違う味付けになるであろう2つのはしご戦、AJ絡みで興味深いストーリーが展開されるであろうWWE王座戦に比べると、この試合にはあまりにも「なにもない」。しかも試合順はこの試合の勝者に必ず勝てる権利を持ったレスラーが決定した直後、というあまりにも不利な条件の中でシェイマスとデルリオが選択したのはクラシカルなプロレスでした。
中盤デルリオが主導権を握ってからの攻防はまさに「昔のプロレス」。見る人が見ればうーんと唸るような面白さなのでしょうが、多くの観客にとってはそうではなかったようです。もちろんレベル自体は高いので全く盛り上がらなかったわけではないのですが、イベントを通して見たときにあまり残るものがなかったかなーというのが僕の印象です。
ただし序盤のやり取りはこのふたりらしからぬ不器用な展開だったと思います。ここだけはほめられません。

第3試合。大プッシュ中のタイタス&ヤング(プライムタイム・プレイヤーズ)に対するはエピコ&プリモ。
プリモの動きは流石なのですし、エピコも悪い条件の中きっちり役割は果たしたと思うのですが、タイタス&ヤングがやはりちょっと。。。
良くない点をあげていけばきりがないのですが、とりあえず今すぐできることとして、流れをぶった切って観客にアピールするのはやめたほうがいいんじゃないでしょうか。確かにジェリコとかも流れをプツンと切って観客にアピールしたりするのですが、あれはジェリコならではの計算や感覚の上でだと思うのですね。若いふたりにはまだ無謀じゃないかなって思います。なんかあれがあるせいでプロレスごっこみたいに見えちゃうんですよね。

第4試合。WWE王座戦のCMパンクvsブライアン。
面白かったですねえ。
スペシャルゲストレフェリーのAJが効いていました。AJがまさかこんな大物になるなんて。
試合はおおまかに序盤、AJが治療のために引っ込んでからの中盤、AJが再登場してからの終盤という具合にわかれると思うのですが、この場面ごとにしっかりストーリーを作れていて、見応えがありました。
序盤はレフェリーが信頼できずおどおど戦っている設定。わざと小さく攻めることで「レフェリーが気になって集中できない」という演出になってました。基本的に両者ともレフェリーを気にしながらなんですが、そのタイミングやリズムがバラバラなので、いかにも噛み合ってないふうな印象を見る人に与えることに成功してます。
プロレスの試合的に一番盛り上がったのはやはり中盤ですかね。ここは技術力高い二人の持ち味が十分に発揮された箇所じゃないでしょうか。
そして終盤。僕個人的にはここが今大会で一番面白かったです。
プロレスの試合でここまで表現できるんですね。ちょっとびっくりです。
プロレスの試合中の表現というと「痛み」「悪意」「葛藤」「不誠実」などがあると思うんですが、ここで表現しているのは「翻弄する人と翻弄される人」。これAJも立派ですね。パンクとブライアンは言わずもがな、AJのプロレス力の高さも光っていました。面白い!

第5試合。ライバックvsカート・ホーキンス&タイラー・レックス。
ライバックにとってははじめての「ちゃんとした試合」だったと思うのですが、うーん。。。
あれだけやられる必要ありますかね?ホーキンスは相変わらず上手いし、タイラーもいい味出してると思うのですが、ライバックが受けすぎアンドやられ過ぎでどうもリズムつかめません。
この試合ほんとにこういうふうにする予定だったんでしょうか?
ライバックは課題を残しましたね。

第6試合。ディーバの6人タッグ戦です。
この中ではケイトリンが一番タイプで僅差の2番めがレイラです。
このふたりは同じくらいタイプなのですが、ケイトリンのほうがぽっちゃりしてて女性らしい魅力がやや高いな、てとこで差をつけました。
この前友達に「ぽっちゃり型が好きなんですか?」と聞かれたのですが、そうかもしれませんね。ただ「ぽっちゃり型」の線引きが僕の中にもあって、この試合で言えばケイトリンとナタリヤの間にそれがあります。
・・・まあそんな程度の試合でした。

第7試合。WWE王座挑戦権をかけたはしご戦。
登場人物はシナ、ジェリコ、ビッグショー、ケインに急遽参戦のミズ。
安定感ありますねー。それぞれがそれぞれの役割をきちんと理解していて有機的に動ける。やっぱりWWEのトップクラスはレベル高いわ。
ただあまりはっちゃけるところが無かったというのも事実。これだけのキャリアを持ったレスラーを集めたメイン戦なんだから、もうひとつふたつピリッとスパイスが効いててもなあと感じる人もいそうです。
まあ僕的には十分楽しめました。夏ですし、ビールですし、3時間ビールを飲み続けて最後に見る試合としてはこれくらいがちょうどよい。「これこれ、これなんだよなー」というお約束的なものも含めて良いメイン戦だったと思います。
やってる彼らにそんな意図は全くないと思いますが、日本の夏にぴったりの花火大会的メインイベントでした。

てなわけで次の俺的WWE大イベントは日本公演ということになりますでしょうか。
その前にいいものが見れたな、という感じです。
電通パブリックリレーションズ(電通PR)という会社に勤務しているのですが、そこでソーシャルメディア実験室「アンテナ」というプロジェクトを始めました。
社内的には6月からいろいろと活動していたのですが、社外向けの活動は昨日発表のまとめサイト利用実態調査の発表がはじめてになります(このページの一番下の問い合わせ先の「細川」というのが僕ですw)。

こちらの調査の内容についてはいろいろ報道もしていただいてますので

"まとめサイト"の利用実態明らかに 18.5%が「1日に何度も利用」 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1207/18/news089.html

"まとめサイト"利用率は36.5%、「新しい情報流通構造を創出」電通PR調査 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120718_547538.html

「まとめサイト」に賛否はあれど──18.5%が1日に何度も訪問「新しい情報流通構造」 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/18/news071.html

Business Media 誠:「まとめサイト」のヘビーユーザーは18.5%、なぜ利用しているの?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1207/18/news064.html

「まとめサイト」利用実態調査、ユーザーは18.5%が1日に何度も閲覧 | おたくま経済新聞 - オタク系ニュース&コラム
http://otakei.otakuma.net/archives/2012071803.html

キュレーション、まとめ : ウィキや2ちゃんまとめなどの「まとめサイト」、2割近くが1日何度もチェック......電通PR調べ | RBB TODAY (ブロードバンド、ウェブのニュース)
http://www.rbbtoday.com/article/2012/07/18/91931.html

まとめサイト、若者は「娯楽」シニア層では「マスメディアを補完する情報源」として定着【電通PR調査】:MarkeZine(マーケジン)
http://markezine.jp/article/detail/16082

まとめサイト、若年層はスキマ時間の「暇つぶし」に読む - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/society/35019364/

電通PR、「まとめサイト」の利用実態調査 - 2割の人が1日に何度も利用する | ネット | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2012/07/19/043/index.html

時事ドットコム:「まとめサイト」利用率36%=若者に浸透、中高年も情報源に-電通PR
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2012071800841

こういったところをご参照いただくとして、僕からは「中の人」としてプロジェクトそのもののことを。
(それにしてもすごくたくさんのサイトで取り上げていただきました。本当にありがとうございます)

「アンテナ」は急激な移り変わりを見せる情報環境の中で、PR会社として次の一手を打つための、文字通り実験をしていくプロジェクトです。
"ソーシャルメディア"という名前をつけてはいるものの、個人的には枠にとらわれずいろいろな試みをしていければなあと考えています。
軸になるのは今回のニュースリリースにも書かせていただいた「情報流通構造」というキーワードになるでしょうか。さまざまな情報の出入り口が生まれ、そのさまざまな活用法が発明され続けられている現代、PR会社にとってこの「情報流通構造」を把握するのは大いに意味があることだと思います。今回調査を行ったまとめサイトもそうなのですが、こういった現代の特徴的な情報の出入り口を発見し、その活用のされ方を究明し、それらから現代の「情報流通構造」を明かしていこうというのがこのプロジェクトの大きな目標ということになるでしょうか。

今回の発表は第1弾調査です。今後もこういった調査やセミナーのプロデュースなどをしていきますので是非ソーシャルメディア実験室・アンテナご期待ください。
どうやったらスレッドを立ててもらえるだろう?て考えます。
どうやったらスレッドを立ててもらって、そのスレッドにいろんなレスをつけてもらえるだろう?て考えます。
どうやったらいろんなレスがついて、★2を立ててもらえるだろう?て考えます。

だからスレッドを立ててもらって、レスをもらって、★2を立ててもらったところを想像するところから始めます。
だからそれがいつも想像できるように、スレッドを立てる人がどんなものを面白く思ってどんなスレッドを立てるのか、レスをつける人がどんなものを面白く思ってどんなレスをするのかを注意深く見ています。
(そしてこれはたいてい、僕にとっても面白く、興味深い作業です)

そして、スレッドを立ててもらえるような、レスをつけてもらえるような物語を考えます。
面白いと思ってくれる人がたくさんいるような、そんな物語を考えます。

でも世の中にはこれと逆の考え方があります。
それは、多くの人に面白い、興味深い、と思ってもらうことよりも、自分たちの考えた宣伝の文言をただコピー&ペーストか、それに近いような形でウェブ上のそこかしこに貼り付けてほしい、そうなることがよいことなのだという考え方です。

当たり前のことですが、僕はこういう考え方をする人とはあまりうまく仕事ができません。
でも僕はこういう考え方を決して否定はしません。僕とは合いませんが、そういう考え方にはそれなりの理由があるのだと思います。ただ僕はこういう考え方をしないというだけの話です(僕は永遠に生きていられるわけではないですから)。
以前何かの本で「ホストって仕事は女の子そのものが好きじゃないやつには向いてない」てのを読んだことがあって、知り合いの知り合いのホストの方にそれは本当かと聞いたところ、「本当だ。世の中の大半の女好きは実は女の子になんか関心がなくてセックスにしか興味がない。そういう男にはホストは向いてない」て言われたことがあります。

なるほどねえ。

ウェブPRにもおんなじようなことが言えるかもしれないですね。
ウェブが好きな人、もっと言うとウェブの利用者やその人たちが作り出すコンテンツが好きな人じゃないとウェブPRには向いてない、と思うことがあります。

技術が好きなだけの人や新しいものが好きなだけの人にはウェブPRはほんとに向いてないと思います。

んでもっと言うと、伝統的なPRをやってきた人でウェブが好きな人てのはなぜかほとんどいなくて、そういう人たちと「PRの経験はほとんどありませんがウェブは好きです」て人が同じような仕事をしたときに明らかに差が出る(後者のほうが結果を出す)てのが今のPR業界の状況なのかもしれないですねえ。
WWE NO WAY OUT 2012(ノー・ウェイ・アウト2012)プチ感想です。このブログのWWEの記事は毎回PRの記事よりもたくさんの方に読んでいただけるのですが、僕のまわりのリアル友人たちにはいまひとつ不評です。やっぱり長過ぎますかね。今回こそ短めで行きましょう。どうなるかわかりませんが。

今回のNO WAY OUT2012は年間のPPVシリーズの中でいまひとつ位置づけがはっきりしないPPVですね。メインの金網戦でシナが勝てばローリナイティスが解雇、ビッグショーが勝てばシナが解雇ということなのですが、まあ実際には大ヒットキャラのローリナイティスがすんなり解雇されるわけもないでしょうし、シナについても言わずもがな。
これはこれとして試合を楽しむというのが正しい視聴の仕方なのでしょうね。

と、長くなりそうな雰囲気まんまんですね。巻きで行きましょう。

オープニングコンテストは世界王座戦。王者シェイマスの相手はドクターストップのアルベルトデルリオに代わり、急遽登板のジグラー。
見どころはやっぱり、ジグラーがどれだけ派手にシェイマスに殴られるか、だったのではないでしょうか。
が、その期待に反して、ジグラー、いつもより控えめです。状態が悪いのかな。
シェイマスが攻めに攻めて、ジグラーが受けに受ける、という展開こそ期待通りなのですが、ジグラーの受けが今ひとつ乗り切らない。もっとも、その分最後のブローグキックの大受けの気持ちよさが光るのですが、ひょっとしてこれを光らせるために試合中はあえてセーブしてたのかな、とも思いました。
実際、ジグラーがブローグキックをスコーンと受けて首を曲げながらマットに落ちていく所は今PPV最高の気持ち良い見せ場だったのですが。
そんなわけでジグラーは控えめだったのですが、今のシェイマスはそんなことお構いなしにのってますね。適当に暴れるだけでキャラ作れてます。そんな中にも関節技をやってみたり、2回目のDDTの受けみたいなのをやってみたり、余裕すら感じられます。こりゃ日本に来るのが楽しみだ。

2試合目はサンティーノvsリカルドでしたが、これ、多分アルベルトが休んでしまってあいた枠なんでしょうね。
はずしちゃいましたね。観客の反応も厳しかったです。
ランディもミズもヘンリーもいないから、というのはわかりますが、ここはコレだったかなーて思います。

3試合め。この試合が今PPVのベストマッチでしたね。クリスチャンvsコーディ。
実況のブッカーじゃないですが、コーディの可能性を感じさせる試合でした。こういう言い方は好きじゃないのですが、コーディてこんなに"気持ちのこもった"動きができるんだ、て感じましたね。これは発見。
このところ状態が良くなかったクリスチャンも完全に復調ですね。アクションそのものも、アクションとアクションのつなげ方もなめらか、かつここが見せ場だてところはしっかり見得が切れる。この試合がここまで良くなったのはもちろんクリスチャンの実力によるところが大きい。コーディひとりの手柄じゃありません。
終盤のキルスイッチ返してからスピアーでやられるまでの流れは素晴らしかったです。レッスルマニアの王座戦レベルだったと思いますよ。

4試合め。フェイタル4ウェイのタッグ戦。たくさんのスターを見られて嬉しかったです。こういう試合は1PPVに1試合は必要ですよね。
個人的にはタイソンをもうちょっと長く見たかったのですが、それでも今PPV唯一の「ホーリーシ!」を引き出したので良かったです。
ウーソズも良かったんじゃないでしょうか。入場のときあんまり盛り上がってなかったので、ちょっと心配だったんですが、途中、試合の動きの良さで厳しいNYCのお客さんを納得させてましたね。これは素晴らしい。
この中ではやっぱりタイソンが抜けていて、プリモがそれに続くレベル。その次はウーソズのふたりでしょう。今回はジェイのほうがのってましたね。
こういったハイレベルなスターたちに比べてタイタスとヤングはほんとうに厳しい。
プッシュされてますし、この試合にも勝利はしたのですが、正直なところこの面々に混じって出場するのもなんだかなレベル。はっきり言って観客もポカーンだったかなと思います。

5試合めはレイラvsベス。良かったんじゃないでしょうか。レイラはこういう方がいいですね。超かわいいし。

6試合め。シンカラvsうにこ。
うにこって今のロスターの中では巧いほうから数えたほうが早いくらいの名手だと思うのですが、相手が最下位帝王のシンカラだとこんな試合になっちゃうんですね。。。
とにかくシンカラは酷い。会場的にもトイレタイムになってしまってるみたいです。どうすりゃいいんでしょうね?

7試合め。WWE王座戦。パンクvsブライアンvsケインの三つ巴戦。
ケイン良かったと思いますよ。ただほかの2人に付き合いすぎな気もしました。ブライアンの試合っていいんですけどなんか足りないんですよね。ケインはその足りない部分を十分持ってるはずなのでもっとキャラ出していっても面白いと思いました。
パンクは相変わらず良いです。
この試合、一つ難癖をつけるとすると、脱落と復活の説得力が今ひとつだった、てとこですかね。もちろんこれは3人のレベルが高いからこその指摘です。

それにしてもAJがこんな形でブレイクするとは思いませんでした。
もともと試合の巧さはディーバの中でナタリヤと並んでトップクラスなので、こっち側でブレイクするのかと思いきやこれですか。
そういや以前はプリモともブチュ~てしてましたよね。そのあとホーンスワグル、ブライアン、ケインですか。なんともはや。

8試合め。ライバックvsジョバーふたりぐみ。
ライバック楽しみですね。日本に来てくれるのかな。
入場の後テーマ曲にあわせて顔を小刻みに上げ下げしてるライバックが最近のお気に入りです。

9試合め。シナvsビッグショーの金網戦。ローリナイティスとビンスが立会人です。
見せ場はいくつかあって、ビッグショーのエルボーとか、シナの体当たりが弾き返されるとことか、シナがビッグショーを担ぐとことかがそうだと思うのですが、それ以外の普通のところが良くなかったですね。シナちょっとやられすぎです。普段の放送では良い感じなのですが、PPVになるとなんか弱く作り過ぎな気がします。
ほかには途中のキングストンとかライリーとかが乱入するとこも納得いかなかったです。
最後レフェリーがいない中でシナが勝つというのもちょっとすっきりしなくて。
でもシナが勝ったからいいんでしょうか。シナが負けて、という展開を予想してたので、まあ良かったのかも。

てなわけで位置づけがはっきりしないPPVのNO WAY OUT、可もなく不可もなく終わりました。全体を通しての感想は特にありません。
決して満足してないわけじゃないです。不可じゃありませんでした。たまにはこういうPPVがあってもいいと思います。
昨日、あるセミナーで「広報・PRパーソンは広報・PRオタクになるべきじゃない」という話を聞いたということを書いたのですが、コレに関してもういちエントリ。

僕はこの言葉を「広報・PR業務の中で用いられる手法にこだわり過ぎるあまり、その本分を見失ってはいけない」というふうに解釈しました。これほんとにそう思います。というのも「見失ってるなー」てのを最近よく見かけるからです(笑)
て笑い事じゃない。

PR会社に勤めている僕が言うのもなんなのですが、PR会社の人が言う「話題」とか「トレンド」って言葉、ちょっとズレてると思いません?
「○○というアイテムが新聞に載っている。だから○○は話題になっている」
「▲▲は雑誌で取り上げられた。だから▲▲はトレンドだ」
みたいな言い方をするPRと会社の人って多くないですか?
いや、多くはないかもしれないですね。でもこういう人って結構いません?

最近、個人的にこういう物言いに複数出会って、それどうよ?と思ったので書いてみました。

PR会社にいる新聞に記事が載ること、雑誌に取りあげられること、が半ばオーダーのように求められます。
が、PR会社のクライアントにとって、それは中間指標のはず。PR会社のクライアントは多くの場合、新聞に記事が載ることや雑誌に取り上げられることを通して、その先にいる生活者との関係構築・継続コミュニケーションを求めているはずですよね。
PR会社に勤めている人はこれを忘れちゃダメだと思います。
クライアントにとってのコミュニケーションの相手≒生活者を全く無視してやれ雑誌だ、新聞だ、なんてPR会社、はっきり言ってお呼びじゃないです。

生活者がなんて言ってるか、そんなふうに感じるかなんてどうでもいい、新聞や雑誌に取りあげられることがすべて、みたいに考えているPR会社の人がいるとしたら、それはちょっとアレだな、と思うのです。
「これからは広報・PRの時代」みたいなことをよく聞くが、実際の現場ではどうなのだろう、と思った話です。

かく言う僕も「これからますます広報・PRの重要性が増す」みたいなことをそこかしこで言ったり書いたりしていて、そのこと自体は確信を持って言っているのですが、んじゃ「これからますます企業の広報・PRセクションの重要性が増す」かと言うとなんとも微妙だな、と思ったりします。
平たく言うと、広報・PRセクションが本来果たすべき「企業としての情報発信」という役割が別のセクションだったり新設のセクションの仕事になっているという状況があるんじゃないのかな、と思うのです。

企業コミュニケーションを取り巻く環境の変化は質量スピードいずれも凄まじい、なんてのは僕が広報・PRの仕事に携わって以来ずっと言われていることですが、企業の広報・PRセクションはその変化に対応できているでしょうか。本分である「企業としての情報発信」という役割を十分に果たせているでしょうか。

今日、あるセミナーで「広報・PRパーソンは広報・PRオタクになるべきじゃない」という話を聞いたのですが、企業の広報・PRセクションはその手法にこだわるあまり、「企業としての情報発信」という今特に必要とされている機能を果たせない組織になってしまってるんじゃないかと思うのです。
「リリースをしっかり作り、しっかり配信し、しっかり掲載を確保」というところにこだわりすぎて、それしかできない組織になっているのではないでしょうか。周りからも「広報・PRセクションはリリースのためだけの組織」と思われているのではないでしょうか。

もちろん、別の組織なり新しい組織が「企業の情報発信」という役割をきちんと果たせるのであれば何も問題はないと思います。
が、そこで広報・PRの専門セクションの出る幕がない、てのはなんとももったいない、と思うのです。
WWEの感想はWrestlemania28(レッスルマニア28)Extreme Rules2012(エクストリームルールズ2012)に続いて3回目なのですが、毎回プチ感想と言いながらとんでもない長文になってしまってます。
今回はほんとにプチ感想で。Over The Limit 2012(オーバーザリミット2012)です。

今回はいつもの♪デ~デ~デ~という映像はなく、いきなりバトルロイヤルの途中からでした。ちょっとびっくりしましたが、いきなりスレイターとかヨシタツとか見られてちょっと嬉しいです。
基本的に雑なバトルロイヤルなのですが、その中でもホーキンス、タイソンあたりはさすがの動きでしたね。意外に良かったのがマッキンタ、ライリー、ジミーウーソあたり。ジミーは最後落ちるときにミスった感じがしましたが(笑)それ以外は完璧だったと思います。あとミズは当たり前といえば当たり前ですが、このメンバーにまじるとちょっと格が違いますね。
反対に辛かったのがジャクソンとジンダーマハル、あと売り出し中のタイタス&ヤング。ジャクソンが辛いのは今に始まったことではないのですが、タイタス&ヤングは売り出し中なだけに厳しいですね。まあ緊張してたということなのかもしれませんが。ジンダーマハルについてはFCWのときの彼を知ってる分、こんなもんじゃないだろという感想です。
勝ったのはクリスチャンでしたが、状態悪そうでした。正直、ライリーやミズ、タイソンに見劣りしてたかな、と思います。

と、いきなり長文になりそうな雰囲気なので、飛ばせるところは飛ばして行きましょう。
最初のタッグチーム王座戦はジグラーが相変わらず最強で、トゥルースが相変わらず意味不明でした。
ただ、試合の流れを複雑にしすぎている気がしました。実質オープニングコンテストなのだからもう少しシンプルでいいと思います。
まあジグラーとスワガーが力を持て余しているということなのかも。

レイラとベスは、ちょっとだけ期待してたのですが、いまいちでした。まあ次の日のベス対ケリーに比べればハイレベルだとは思いますが(笑)。
それにしてもレイラの状態、良くなさそうですね。

続いての世界ヘビー級王座戦は、今PPVの俺的ベストマッチでした。
シェイマス、ランディ、ジェリコ、デル・リオのフェイタル4ウェイ戦でしたが、PPVの(ていうか最近の)4ウェイ戦って忙しくなりすぎて終盤息切れするか、攻めの手数が足りないうちに決着してしまうかのどちらかになりがちで、見る方も難しいなという印象があったのですが、この試合はそれを覆してくれた感じ。
ランディとジェリコという達人中の達人がリズムを作る中なので、デル・リオもシェイマスもそれにのってやりたいことをやれば良いという感じで、全体に安定感あったと思います。中盤ランディとジェリコが転落してる状況でのデル・リオvsシェイマスも、そのリズムの中でできた感じで良かったんじゃないですかね。
終盤、やはりと言うべきかこのところ大いに受けているジェリコのウォールを中心とした大技の攻防を持ってきましたが、ここでも4人の個性(というか持ち技)が光りましたね。実況のブッカーTが「今夜のジェリコはすごいぞ!」て言ってましたが、そのとおり、すごかった。キングは「最高に面白い展開だ!」て言ってましたが、そのとおり、面白かったです。

コーディーとクリスチャンのIC王座戦。クリスチャンの状態の悪さが目立ちました。コーディーは良かったと思います。
2ちゃんねるで「ビンスがシナの次の主役選びに入ってる」という情報を見ましたが、コーディーは有力候補ですね。今のところ彼の対抗馬として思い浮かぶのはマッキンタかFCWのセス・ローリンズくらいでしょうか。まあマッキンタについては米国人じゃないというのがなんとも不利ですがね。

ミズvsファンカサウルス。
ファンカサウルス、これはダメでしょう。首脳陣としても頭が痛いんじゃないですかね。
ミズのダンスは良かったと思います。途中AKB48の『フライングゲット』みたいな振りがありましたね(笑)。

ライバックvsカマーチョ。
カマーチョってハクの息子さんなんですってね。よく見たら顔がそっくりです。
ライバックはスキップ・シェフィールド時代から僕のお気に入りなんですが、この売り出し方にはちょっと疑問です。ソーシャルメディア時代の売り出し方じゃないと思います。ソーシャルメディア得意なWWEらしくない。何かあるとすぐに破綻するやり方だと思うのですが、丁寧に丁寧にやってほしいです。
去年のシン・カラのやっちゃい方がド派手な分、ファンカサウルス、テンサイのやっちゃい方が目立ってませんが、このふたりも普通に考えれば十分失敗の域。ライバックにはそうなってほしくないなあ。

WWE王座戦のCMパンクvsブライアンは、今PPVの問題作とでも言うべきでしょうか。おそらく絶賛の声が多いと思うのですが、僕は素直にほめることができないです。
当日になっていきなりふたりのマイナー団体時代からのからみの話が出てきましたが、こういうのってやるならちゃんとやる、やらないなら一切やらない、ほうがいいと思うのですよね。中途半端が一番良くない。今回はほんとに中途半端です。はっきり言ってそういうスポーティーな味付けとかいらないです。
試合もなんだか大会場向けじゃなかったですね。プロレスとしてハイレベルなのはわかるんですが。幸い、お客さんは盛り上がってたみたいなので良かったですが、一歩間違えるとなんだこりゃてな感じになってたと思います。
まあコレがホントのメイン戦じゃないから、てのはあると思います。うしろにシナが控えてるてのがあって、こういう試合というならまあアリかもしれません。
長い流れの中でパンク流の、ブライアン流のスポットを作ってペースダウン、ペースダウンの中から意外な動きでアクセントをつけて、、、みたいなのは流石で、世界最高峰の王座戦として十分なレベルなのですが、まあこのふたりなら当たり前にできるレベルだと思います。
そんな中で今回はパンクがちょっと遠慮してたというか、ブライアンがパンクの良さを引き出せなかったというか、そんな感じがしました。高い技術を持っていることがわかっているからこそこれよりもっと多くのものを望みたいです。

で、最後のシナvsローリナイティスですが、個人的にこういうのはあんまり好きじゃないんですね。
でも今回これがなければPPV全体が成り立たなかったというのも事実で、ある程度許容範囲なのかな、と思いました。
日本のプロレスファン的には「ジョニー・エース」が出て来なかったことにちょっとガッカリかもしれませんが(笑)

全体通して見て、MVPをひとり選ぶとするとジェリコかなって思います。次点でローリナイティスですね。
もっと頑張れって思ったのはブライアンとシナかな。
今回のブライアンの役回りをカート・アングルがやっていたら、、、シナの役回りをオースチンがやっていたら、、、ありえない妄想ですが、このふたりにはそこまでの高いレベルを望みたいです。
前日に、しかもチケットが残り少なくなってから告知というのはどうなんだという話ですが、念のため。

僕が事務局長を務めているWOMマーケティング協議会のイベント『WOMマーケティングサミット2012』が明日開催されます。

当日券も出るそうなのですが、あと数時間であれば前売りが買えるとのことです。
http://peatix.com/event/3757

プログラムはWOMマーケティング協議会ウェブサイトの特設ページにあるとおりです。
もちろんどのセッションもおすすめなのですが、僕が個人的に注目しているのは

【A-9】スポンサーセッション『オンライントゥオフライン(O2O)視点におけるプロモーション最前線』

ですね。
今回ゴールドスポンサーになっていただいた凸版印刷株式会社さんによるセッションなのですが、これまでどこでも発表したことがない最新の事例とコンセプトの紹介をしていただけるとのことです。

スポンサーセッションというと、中には商品紹介だけというものもあるのですが、今回、凸版印刷さんには他のすべてのセッションよりよいものを、という意気込みでご準備いただきました。

あとはやはり【A-11】Creativeセッション.3『「ハートがドキドキ」人の気持ちを動かして、クチコミを生み出すクリエイティブ』と、【B-11】 ガイドライン委員会セッション 『ガイドライン委員会活動報告』ですかね。

あ、あと【AB-1】ウェルカムスピーチももちろんね!
単なるウェルカムスピーチではつまらないということで、ちょっとした出オチを用意しています。・・・って出オチかよ!

kitagawaiincho.jpg

こちらは準備作業中の北川サミット実行委員長。

いろいろ調べてこのブログのアクセス解析ができるようになったのですが、Wrestlemania28プチ感想。正直「うーん。。。」のアクセスが非常によく、これは好評だったのかもということでExtreme Rules 2012の感想も書いてみることにします。ちなみにこのブログのメインコンテンツ(だと筆者が思っている)PR関係のエントリはそれにくらべると厳しいくらい読まれてないです(笑)

全体の感想としてはよくまとまった、素晴らしいショーだったんじゃないかと思います。途中で実況のキングが「値段以上」みたいなことを言ってましたが、確かに、値段以上の良いPPVでした。
が、最後の試合、ジョン・シナvsブロック・レスナーの内容がいかにも賛否両論という感じで、この試合を賛とするか否とするかで、読後感みたいなものは変わってきそうです。

で、僕のこの試合の評価は否のほうです。
UFCを経験し、そこで王者になったレスナーですから、ああいうスタイルの攻め方、試合の進め方になるのは仕方ない。でも序盤でシナを負傷させたのはいただけなかったです。今のWWEでは負傷したらすぐに医療班が駆けつけ、ショーが中断してしまうわけで、序盤で2回も中断してしまったのはちょっとどうなの?て感じです。
特にこの試合は「なんでもあり」「エクストリーム」を謳っているわけですから、負傷で中断というのはかなり興ざめです。中断させない形で、なおかつ殺伐とした雰囲気なり、試合運びなりをするのが世界最高峰WWEのトップスターのはず。2度の中断はかなりの減点要因ですね。
ただ、中断の中でも観客のテンションを途切れさせなかったのはレスナーが持つUFCスターのオーラなのか、シカゴの観客のレベルの高さなのか、てとこですね。
UFCスターであるレスナーの一方的な攻めに対して、シナは試合を通して受け続けることになるわけですが、ここはレベル高かったと思います。シナの試合勘というか、毎日やってる奴の巧さてとこでしょうかね。Wrestlemania28でああいう負け方をして、翌日、翌週のRAWでレスナーにあんなふうにやられて、WWEやっちゃったな~と思ってたのですが、この試合でのシナの受けはさすがで、次につなげてきたなとは思いました。

一番良かった試合はやはりWWE王座戦のCMパンクvsクリス・ジェリコてことになるのでしょうか。
Wrestlemania28からこの試合までのストーリーの引っ張り方は正直イマイチだったと思うのですが、試合ではふたりの技術の高さが高いレベルで表現される好内容だっと思います。
今回はストリート戦ということで、Wrestlemaniaとは違った味付けもできたはずですし、事実、竹刀の使い方がこの試合のキーポイントのひとつになったとは思うのですが、基本的にオーソドックスなプロレスだったと思います。
ハイライトはスペイン語実況席破壊ダイブからそれ以降だと思うのですが、多くの必殺技を持つ両者の良さが、ベタベタではあるもののうまく表現されて、爽快なラストに繋がったと思います。

この試合もメイン戦同様賛否両論かな、と思うのがシェイマスvsダニエル・ブライアンの世界ヘビー級王座戦3本勝負です。
僕は最初見たときは否だったのですが、2度見たときに賛に評価が変わりました。
今はこの試合がまれに見る好試合であるように感じます。
序盤、テクニカルに徹するブライアンに対して、シェイマスはがさつな動きで対抗します。実況でも「ケンカ野郎」みたいなことを言っていましたが、これはこういうキャラ付けをわざとしたのでしょうね。昨年の2度のvsモリソン戦やこの試合の中盤を見てもシェイマスが単なるがさつなケンカ野郎ではないことはわかります。わりとあれですかね、「業界最高のテク」みたいなことを言っていた時期のクリス・ベノワに近いスタイルなのかもしれませんね。今のWWEでバランスという面ではシェイマスがいちばんであるような気がします。
中盤はなんだかマニアックなレスリングで、かなり上級者向けにあわせてきたなて感じです。グラウンドの良さに目を奪われがちですが、2度めに見たときに、打撃も工夫されていると気付かされました。ブライアンの打撃って、いつもは自分より大きな相手に対して距離を取るタイプのものが多いと思うのですが、この試合ではヒジを多用してシェイマスとの距離を近く保ち、組み技→打撃→組み技の流れにスピード感をもたせているように感じました。
攻めても攻めてもイエスロックが決まらないというストーリーも良かったですね。その結果、1本目落とすこと覚悟で反則を行為、2本目を取る、みたいなわかりやすいストーリーは良かったです。
で、このような流れになると3本目が難しいのですが(ブライアンに流れが傾きすぎているので序盤で修正せねばなりません)、不意打ちのブローグキック一発でリセット、というのはまあこんなものかという感じですね。このブローグキック以降はややあっさりめでした。
良い試合ですよね。

ではなぜ最初にこの試合を否としたか、です。
もちろん、
最初の場外戦以降シェイマスの動きが記号的に止まってしまったことや、1本目の終盤で見せた試合幅の広がりが終盤に生きてこなかったことという試合のポイントポイントのこともそうなのですが、それ以上にこの試合は重大なミスを犯しています。
この試合もWrestlemania28の再戦なのですが、その試合は実は18秒で終わっています。
そっちでやれよ!
て思いません?
18秒でシェイマスが圧勝したひと月後にこんな互角の好勝負を見せられてもなんだそりゃて感じです。
シェイマスがフェイス、ブライアンがヒールなのですが、ブライアンのせこいヒールというキャラも全然生きてないし。
てなわけでこの試合は試合そのものはまれに見る好試合、ドラマの流れの中で見るとなんだそりゃです。

せっかくなので他の試合も。
これまたWrestlemania28の再戦のランディvsケイン。
客席での殴り合いが多かったのですが、こんな雑な殴り合いだけで試合の間を持たせることができるのはさすがWWEの一流スターだなって感じです。素晴らしい。
でも翌日のRAWのランディvsジャック・スワガーがいい試合すぎてあんまり印象に残ってません。

Wrestlemania28の再戦(また!?)のビッグショーvsコーディ。
コーディはいいですね。試合後コーディが声援を受けちゃってましたが、それもわかるような素晴らしい受けでした。
試合そのもののラストも良かったです。

ファンカサウルスvsドルフ・ジグラー。
基本的にどうしようもない試合だと思うのですが、それを感じさせないのはジグラーの巧さですね。
ファンカサウルスは相変わらず危なっかしいです。相手に怪我をさせそうという意味で。
あと、毎回気になるのはファンカサウルスのダンスの下手さです。プロレスもダンスももうひとつ頑張ったほうが良いかもです(笑)

ショーの最後、メイン戦の勝者のジョン・シナのスピーチがあったのですが、これは素晴らしかったと思います。
このエントリの最初で、メイン戦を賛とするか否とするかで読後感が変わってくると書きましたが、ショーの結びのこのシナのスピーチで救いを得たような気分の視聴者も多かったんじゃないでしょうか。少なくとも僕はそうでしたし、ショーを通して厳しい反応だったシカゴの観客もそうだったように見えました。
実況者コールの「好き嫌いはともかく、シナは尊敬に値する人物です」というのはまさにそのとおりですね。
このツイートに関連して。

https://twitter.com/#!/k__hosokawa/status/199622145825964033

1.会議室にいる全員の頭が疲れてきたタイミングで誰かが言い出した親父ギャグにみんながのっかる→2.「バズワード」としてリリース掲載→3.リリース見た人の頭は疲れてないのでなんのことやらサッパリ(´Д` )という事例が頻発。疲れた時は帰って寝よう。

そもそもリリースに広告的なクリエイティブのバズワードを載せることに僕は積極的ではありません。

例えば新聞というメディアを考えた場合、それを広告的なバズワードが掲載されているメディアだと考えている読み手はツチノコくらい珍しいと思います。
なのに、広告の仕事に従事している人はついついそういった勘違いをしてしまいがちで、リリースに広告的なクリエイティブのバズワードを載せてしまおうとする傾向があるように思います。

報道機関に配布する用のリリースにこれはあんまり良くない、というかダメだと思います。所謂ニュースをつくるためのリリースにはそれ相応の作法があるんじゃないでしょうかね。

ちなみに言うと、同様に、PRの仕事に従事している人は、どんなメディアにでも所謂ニュースを載せようとしてしまいがちな傾向があるように思います。

世の中的に行われているコミュニケーションのうち、広告や、所謂ニュースが占める割合てごくごくごくごくごくごく一部だと思います。
世の中的に行われているコミュニケーションのほとんどは広告でも所謂ニュースでもないでしょう。

にも関わらず、コミュニケーションを設計するときに広告と所謂ニュースに限定して考えるなんてのはかなり滑稽であるように、僕には思えます。
飲食店などでこういうイヤーな思いをされたことってありませんか。
 
店長と思しき人が 、新人なのか、アルバイトなのか、とにかく立場の低い人を大声で怒鳴りつけている。
「バカヤロー!何べん言ったらわかるんだよ!やめちまえ!」
 
店員同士が ふざけて雑談しながらじゃれあっている。
「お前の今日のカッコださくね?w」
「ださくねーよwてかてめーちゃんと仕事やれよw」
 
平気な人は平気なのかもしれませんが、僕などはたまにこういう店に入ってしまい、二度と来ないぞ、と思ったりすることがあります。
 
店長に怒鳴られることを、新人さんは立場上受け入れているのでしょうし、ひょっとしたらそうされることを感謝したりしているのかもしれません。
店員同士もお互いに失礼な冗談が言い合えるような関係なのでしょう。
 
でもその関係性を公共の場に持ち込むのはどうなのでしょうか。
両者をよく知っており、その関係性を理解している人だけの前であれば、そういったことは許されるのかもしれません。
が、お店に来るお客さんのような、その関係性を理解せずまたする必要もない人の目に触れる可能性が高い場所で、そういった関係性を前提とするやりとりを行うのは考えものです。
 
で、本題。
最近、これと似たようなのをソーシャルメディアでもよく見かけてアレーな気分になったりします。
例えばある人がソーシャルメディア上でまじめなことを言っていたり、素晴らしい気づきを共有していたとき、その人の会社の上司なのでしょうか、そういう感じの人がふざけてくだらないちゃちゃを入れる、だったり。

多分その人たち同士や社内では了解済みのやり取りなのでしょう。が、ソーシャルメディアという公共の場でそういうのを見るとちょっとだけ嫌な気分になったりします。

ごく少数の仲間内で「毒舌キャラ」と認知されている大学生がそのキャラのままソーシャルメディアで誰かを揶揄する発言をしてしまい炎上する、なんてことはよくありますが、これも同じ。
そうすることで炎上したり、炎上しないまでも大きなダメージ(そういうやり取りをしている人が所属する会社を「いいかげんで取引に値しない会社」と判断するということはありえなくない話です)を受けるかもしれないことは理解すべきかもしれません。

ソーシャルメディアでは「仲間内のだけ関係性」が通用しないということはわきまえておくべきじゃないかと思います。
 
今日ウェブ上で大きな話題になった

4月23日 マスコミの人間に心はあるのか-TECCMC's BLOG(但馬救命救急センターのブログ)
http://teccmc.blogspot.jp/2012/04/423.html

当初この記事にはコメント欄が開かれており、かなり活発な意見交換がされていました。
その中には罵詈雑言や脅迫めいたコメントなどもあり、それもあってか、今では全投稿削除の上コメント欄は閉鎖されています。

削除されているので、その内容についてあれこれ言うのはルール違反かもしれませんが、その中でどうしても紹介したいものがあったので。

ほとんどのコメントは匿名で書かれていたのですが、多くは記事同様マスコミの心ない取材手法を非難する内容のものでした。
が、中には「正義感丸出しで世間に訴えたいのはわかるが解雇されるだけでは済まなくなる。ことが大きくなる前に削除した方がよい」という内容のものや「悲しんでいる家族の様子を放送することで事件に対する世間の関心を惹くという効果もある。すぐにマスコミは腐っているなどと言うのはガキと同じ」「新聞記者の名前を晒す前に、(「センター長」ではなく)自分の本名を名乗ってから辞職を覚悟の上で書け」「報道は正義!遺族の心情など知るか!」など、マスコミと思しき立場からセンター長を非難するものもありました。

これらのコメントのうちいくつかは本当にマスコミ関係者の手によるものなのかもしれませんが、多くはいわゆる「釣り」なのではないでしょうか(いや、わかりませんが)。

これらの多くが「釣り」だったとして、インターネット上で今でもまことしやかにささやかれ続けるある噂を思い出しました。

何年か前の「朝まで生テレビ」での再現。
その日のテーマは「警察官の拳銃使用について」。
司会の田原総一郎と福島瑞穂の会話。
福島「警察官の拳銃使用は絶対反対。犯罪者と言えども人権はある訳ですしぃ~、犯人には傷一つ付けてはいけない。例え凶器を持った凶悪犯と言えども警察官は丸腰で逮捕に向かうべき」
田原「そんな事して、警察官が殺されたら?」
福島「それは警察官の職務ですしぃ~~」
(「ええっ~」と言う驚きの声がスタジオ中に響き渡る)
その声にまずいと思ったか福島が続ける。
福島「それに犯人がそんなに抵抗するんだったら無理して逮捕する必要は無いと思うんですよぉ~、逃がしても良い訳ですしぃ~」
田原「じゃっ、逃がした犯人が別の所でまた人を殺したら?」
福島「それはそれで別の問題ですしぃ~」
(他のパネリストの「おい、おいっ」という声と共にスタジオ中に 失笑が漏れる。

今でも「コピペ」として流通し続けているであろうこの噂、実はデマなんだそうです。
デマなんですが、いわゆる「人権派」の福島瑞穂氏であれば・・・という「人権派」へのイメージがこの噂をリアルなものとして流通させたのだと言われています。

なぜこれを思い出したか?
冒頭の記事のコメント欄に書かれたマスコミと思しき立場からのコメントも、これと同じようなリアリティをもって読まれたのではないかと思ったわけです。

取材現場の当事者によるインターネット上の書き込みを脅迫めいた言葉で削除させようとする行為や、自分たちこそ正義でそれに異論を持つ者は軽んじられるべきという主張は無茶苦茶です。
が、マスコミ関係者であればともするとこういう無茶苦茶な行為や主張を行うのではないか、というリアリティがあり、それがこれらの書き込みを「釣り」として成立させたのではないかと思ったわけです。

であれば世間のマスコミへのイメージってなんなのでしょう?

そう言えば昨年カンヌに行ったときのことをまったく書いていませんでしたので。

個人的にいちばんうおおおってなったのは、授賞式でテリーサベージが出てきたときです。

こどものときからそうだったのですが、ある「ものすごい世界」を見せつけられたとき、僕はどうやら「そこに参加したい」という感情よりも先に「自分でもこの世界をつくってみたい!」という感情のほうが先にたつようです。
タカラヅカをはじめて見たときも、車のレースを見たときも、プロ野球を見たときもそうでした。

同じように今回も「受賞したい!」という感情よりも先に「テリーサベージみたいになりたい!」という感情のほうが先にたってしまったということです。

どちらにしても頑張らねば。
クライアントとしては、PR会社の
「この番組のこのコメンテータにコメントを貰うのはほんとうに難しいんですけど、今回これに成功しました!」
にはお金払えないですよね。

特にウェブ広告が、露出回数に対して対価設定されている、あるいは誘導回数に対して対価設定されているという中で、そういうものに予算をかけるなんてことはできなくなってると思います。

そういう意味で、難しい番組へのパブリシティプロモートてのは一種の曲芸みたいになってるわけで、それ自体に見せ物として価値があるのならばとにかく、そのことの先にある価値を説明できないと、買ってもらえなくなってると思います。

アメリカのPR会社のパーソンであるアル・ライズは、絵画も写真も(そして広告も)、もともと情報メディアとしての機能を持っていたが、現在はその機能が期待されなくなりアートになった、みたいな言い方をしていますが、そういう意味ではパブリシティプロモートもアートになる時期に来たのかもしれませんね。




・・・で、ここからが重要なのですが、企業には通常、アートにお金をかける部署も予算もありませんよね。
期待が大きかったぶん、長く待ったぶんなのか、正直「うーん。。。」て感じです。

特にこの大会の目玉、シナvsロックに関しては、かなり厳しい内容だったと思います。
昨年のサバイバーシリーズでのロックのコンディションがいまいちだったため、今回のロックにも期待はできないなという覚悟はあったのですが、はっきりそれを下回る出来だったんじゃないかと思います。ロックはこのあとに"本業"の撮影がありますから、大きな受けを取ることができないことはわかっていましたし、シナもそこに気を遣わざるを得なかったとは思うのですが、というか実際に気の毒なくらい気を遣っていたと思うのですが、それにしてもなんと言うかでしたね。
序盤からなかなか手が合わなくって、これは多少の演出もあったと思うのですが、大人と子供の喧嘩みたいに見えてしまった部分があります。個人的にはここで冷めてしまいました。ロックの受けのもっさりした感じにシナが明らかにヒマを持て余してる時間があって、でもそれがふたりの実力差、みたいに見せ切れないもどかしさがありました。
ロックが大きく受けられない分、シナもそれにあわせた受けをしていたと思うのですが、それが中盤以降のリズムを明らかに崩していたと思います。ロックが受けられないからシナの攻めが単発でもっさりしたものになる、シナもそれに合わせてもっさり受ける、て具合になるのでもっさり感が2倍になってしまってました。
でも終盤なんとかぎりぎり観客をのせることはできたあたりはさすがですね。これがシナだけの手柄なのか、それともふたりの手柄なのかはわかりませんが。

先月くらいにCMパンクがツイッタかなんかで「レッスルマニアは毎週出てる奴のための祭典であるべき」みたいなことを言ってたそうで、僕もそれには100%同意だったのですが、ロックは悪い意味でこのCMパンクの考えの正しさを証明してしまったようですね。

で、このレッスルマニアにはもう1試合目玉があって、こちらもまた「毎週は出てない奴」らの試合だったのですが、こちらはどっこいすごく良かったと思います。
トリプルHvsアンダーテイカー。レフェリーはショーン・マイケルズ。
試合そのものも好試合でしたが、これは多分ほかのブログとか2ちゃんねるとかでさんざん評価されると思うので、僕はちょっと違った側面からこの試合をレビューしたいと思います。
この試合の「毎週出てない」ふたり、はっきり言ってコンディションは悪かったと思います。特にアンダーテイカーのコンディションはここ数年でぶっちぎりに悪かったんじゃないでしょうか。でもそれをあまり感じさせない内容だったと思います。これはひとえにトリプルHが試合を全部引き受けてくれたからでしょうね。
プロレスの試合をつくるところは全部トリプルHがやってたんじゃないでしょうか。これはトリプルHさすがです。
でもこういうタイプの試合って、普通ふたりでやるところをひとりでやっちゃうもんでバランス悪くなりがちなんですね。シナvsロックの序盤とかがまさにそうだったと思うんですが。でもそうなってない。これはアンダーテイカーさすがです。たぶんアンダーテイカーはどうやっても自分の攻めのパターンや表現が狭くなってしまうことを自覚していて、その上でトリプルHに全部まかせつつ「アンダーテイカーってこうだよね」みたいなキャラクターの表現に終始していたような気がします。
まあこれは僕の妄想というか考え過ぎかもしれませんが、とにかくこの試合は良かったです。CMパンクのツイッタでの批判に対するひとつの答えになってたと思います。

プチ感想と言いながらどんどん長くなってますが、んじゃそのCMパンクはどうだったのよ、という話。
CMパンクはイベント終盤でジェリコを相手にWWE王座戦。
CMパンクって、相手を選ぶところがなくはないものの、基本的にやる試合は全部いい試合にまとめますし、対するジェリコはこれはもう名人なので、へんちくりんな試合にならないことは前からわかってたのですが、ただひとつ、ジェリコのコンディションだけが心配でした。ジェリコ、若く見えますけど、世代的にはロックより上、トリプルH、アンダーテイカーと同じくらいですからね。
で、この心配は的中してしまったように思います。
序盤、ジェリコがいろいろせこいことをして反則勝ちを手に入れようとする(この試合、反則でも王座移動というルールでした)のはまあお約束としても、中盤、明らかにへたっていた(終盤に向けてのスタミナ温存?)と思います。
ただ、このふたりがやはり一流なのはジェリコがへたっていた状態でも試合としてはダレなかったこと。中盤は、両方ともが意識的になのか受けの見せ方を派手にして、単発の攻撃威力の表現をすることに成功していたと思います。でかい会場だったので、終始盛り上がりっぱなしという具合には行かなかった中盤ですが、決して観客の集中力が切れていたわけではないと思います。
で、終盤はこってり風味の味付け。「思わぬ」体勢から「いつもの」必殺技に入る攻防(両者とも)を連続して見せるあたりは見事と言うほかないですね。観客も沸きまくり。CMパンクにはGTS、ジェリコにはコードブレイカーという当身系の必殺技もあるのですが、あえてそこを使わず(使ってたけど)アナコンダバイスとウォールという粘っこい必殺技の方をメインで使うあたりは観客と両者のコミュニケーションの結果、ということなのでしょうかね。このあたりは本当に盛り上がった。レッスルマニアの王座戦かくあるべし、というような内容でした。
2回目(だったかな?)のウォールでロープ寸前まで行ったのに引きずって中央に戻してウワアーというポイントが、個人的に今回のレッスルマニアで一番心に染み入った部分です。

せっかくなので他の試合も。

ブライアンとシェイマスの王座戦は18秒決着。緒戦だったこともあり、リズムに乗せるためこうしたのでしょうし、僕も見ていてその時はいいリズムだと思ったのですが、シナvsロックほかの試合がこんな感じになったことを考えると、もう少しあとの順番でしっかりやっても良かったんじゃないかと思います。

ランディvsケイン。悪くなかったけど抜群に良くはなかったかな。大舞台で緊張とかそういうのがこのレベルのふたりにあるのかはわかりませんが(多分ない)、ちょっとシリーズシリーズがしつこかったかもしれませんね。

コーディvsビッグショー。ビッグショー頑張ってましたが、普通の試合でした。コーディはミステリオとやってもビッグショーとやっても安定して自分のカラーを出せますね。近い将来が楽しみです。間違いなく数年後のレッスルマニアで主役はることになると思います。思えば大昔のロックがそうでした。
でもこの試合を最初にして18秒でも良かったような気が・・・。

チームジョニーvsチームテディ。CMパンク言うところの「毎週出てる奴ら」による6vs6チーム戦。ジグラーとかミズとか、この1年間獅子奮迅の活躍をしてきたのにこの扱いはちょっとひどいですね。CMパンクの言うこともわかる。
で、試合は、試合としてはともかく、個人個人の動きという点ではみんなしっかり仕事してました。ジグラーの鉄柱に頭ぶつけるムーブも「祭典バージョン」なのか気合入ってましたね。相変わらず素晴らしかったです。ミズも安定して良かったですね。サンティーノも安心して見てられました。この前のエリミネーション・チェンバーからですかね、風格も出てきましたよね。良かったのはこの3人かな。スワガーとヘンリーは物足りなかったです。他の人たちは普通でした。

かなり長くなってしまいましたね。
まとめです。
シナvsロックが返す返すも残念です。
2回見たのですが、シナvsロックが始まる直前、CMパンクが勝ったところで終わってれば爽快感のある番組で終わったような気がします。
ディーバ戦含めて8試合あったのですが、いいなと思えたのがCMパンクvsジェリコ、トリプルHvsアンダーテイカーの2試合だけというのはちょっと。。。
あと、毎週見てる身からすれば、やっぱりジグラーとかをもっと長く、いいところで見たかったです。ないものねだりになりますが、怪我で出られなかったバレットとか、クリスチャンとかアルベルトデルリオとかも見たかったです。
全体の感想はやっぱり「うーん。。。」です。毎週出てない奴らの祭典は、毎週見てない人のものなんですかね。ちょっと寂しかったです。
ウィキペディアをもとにまとめました。

《星の名前》 《等級》
太陽 -26.7
-12.7
金星 -4.7
火星 -3
木星 -2.9
シリウス(大犬座アルファ星)  -1.47
カノープス(竜骨座アルファ星)  -0.72
土星 -0.4
アルクトゥルス(牛飼い座アルファ星)  -0.04
ケンタウルス座アルファ星 -0.01
ベガ(琴座アルファ星)  0.03
リゲル(オリオン座ベータ星)  0.112
プロキオン(子犬座アルファ星) 0.34
アケルナル(エリダヌス座アルファ星)  0.5
ベテルギウス(オリオン座アルファ星)  0.58
ケンタウルス座ベータ星 0.6
カペラ(ぎょしゃ座アルファ星) 0.71
アルタイル(わし座アルファ星)  0.77
アルデバラン(牡牛座アルファ星)  0.85
スピカ(乙女座アルファ星)  1.04
アンタレス(蠍座アルファ星)  1.09
ポルックス(双子座ベータ星)  1.15
フォーマルハウト(南のうお座アルファ星)  1.16
デネブ(白鳥座アルファ星)  1.25

http://bmidvar.tumblr.com/post/20519495296

企画の会議とかセミナーとかで「ユーモアは掲示板などで好意的に受けとられやすい」という話をさせていただくことがあるのですが、決まって「悪ふざけは掲示板などで好意的に受けとられる」というふうに誤解する方がいます。

こういう誤解が生まれる背景には、テレビが長らく「ユーモアすなわち悪ふざけ」という番組作りをしてきたことがあるように思うのですがいかがですかね。

感覚で言えば、掲示板などでは悪ふざけはネガティブに受けとられるケースが多いように思います。
僕がいるような伝統的なPR会社は大抵、「見出し」になるようなコミュニケーションキーワードを策定することを得意としています。
また、伝統的なPR会社のプランナーでなくとも、優秀なPRパーソンというのは大抵、「見出し」になるようなコミュニケーションキーワードについての感覚が研ぎ澄まされていると思います。

ただ、現代のPR戦略立案においてはこの研ぎ澄まされた感覚やスキルが仇になってしまうケースもあるので注意が必要、てのが今回のテーマです。

現代のPR戦略立案では、ウェブ上(など)のクチコミが考慮されていることが求められますが、ここにおいては「見出し」になるようなコミュニケーションキーワードの設定はまったく意味を持ちません。
経験から言えば、マスメディアで取り上げられやすいコミュニケーションキーワードはウェブ上のクチコミではまったく無視されるか、揶揄されて広まることのほうが多いような気がします。
ですから、特にウェブ中心で戦術を組み立てる場合、このようなコミュニケーションキーワードを中心に据えた時点で戦略全体が台無しになってしまう可能性があります。

マスメディアで取り上げられやすいようなキーワードには、例えば「○○離れ」とか「○○消費」とか「○○世代」があると思いますが、こういったキーワードがマスメディアを介さずに自然発生的にクチコミで広がった事例をご存知の方はいらっしゃらないんじゃないかと思います。僕も今まで見たことがありません。

伝統的なPRに慣れていれば慣れているほど、マスメディア受けする文脈が万能であるという錯覚をしてしまいがちで、「見出し」になるキーワードはウェブ上のクチコミでも通用すると思ってしまいがちです。
が、実際には見出しとして綺麗なキーワードが、そのままクチコミで自走するなんてことはまずありません。
そのようなキーワードを思いついたときこそ要注意でしょう。

社内でやっているデジタルPRプランナー講座の修了課題の採点が終わりました。
あとは全社報告会をもって、この講座の第3期はすべて終了ということになります。
 
この講座は社内のデジタルPRプランニングの基礎力をあげるという目的ではじまりました。デジタルPRプランニングというとかなりぼんやりしていますが、実際の中身は、ウェブを中心とするデジタルコミュニケーション領域におけるコミュニケーション作法のようなものや、そこで支持されやすい、またはそうでない文脈が何であるかの習得というパートと、PRプランニング技術の習得のパートから成っています。
 
が、実際のところ、特に前半のデジタルコミュニケーション領域における作法や感覚については、従来の講義やワークショップのような手法で十分に身につけることはできないため、 「自分がわかっていないことに気づく」「どこがどうわからないのかに気づく」ことを目指す作業になります。
 
僕のいる会社はかなり大きなPR会社で、歴史もあり、デジタルコミュニケーション登場以前のPRに関する知見はかなり蓄積されています。
であるがゆえに 、デジタルコミュニケーション領域でのコミュニケーション作法や好まれやすい文脈も蓄積された知見の中で解釈しようという考えが根強くあります。
その結果、社内でデジタルPRについて、感覚レベルで習得している社員はごく少数で、多くが「わからないことがわからない」人か「わからないことだけはわかる」人という状況がうまれてしまっています(あと当然のことながら 「わかったつもりでいる」という人もそりゃいます(笑)。そりゃいますよ。)
 
この講座では、というよりも、世の中にある殆どの研修は、そういう状態にある人を「なにがわからないかはわかる」レベルに引き上げるということしかできないと思っています。そしてその前提のもと、そのとき受講者に足りない、 必要なことを順次潰していくという方法をとっています。
このやり方は研修プログラムをまわす方にとっては結構面倒くさいのですが、理想を言えばすべての社内研修はこうあったほうが良いと思っています。

言ってみれば、売り手理論の研修はしないということでしょうか。
もちろん、研修には目的があってしかるべきですし、目的に向かってプログラムを積み上げていくという作業は変わらないのですが、受講者がプログラムのレベルに合わせるべき、みたいなのは違うと思っています。

外部に広く開かれた研修の中には、全体最適を鑑み、このような考えで行われるのが仕方ないという場合もあると思います。
ただスモールグループの講座や社内研修の場合は、大まかな方向性を目的と定めながら、受講者のそのときの課題を解決していく柔軟なプログラムの組み方を行うべきでしょう。
私自身も経験があるのですが、プログラムの詳細のほうが先に決まっているタイプの研修で成果を出すのは結構難しいです。

第3期のこの講座の中では「押し付けではなく受け手の環境や事情を考えるべき」というのを何度か扱ったのですが、これはこの講座そのものが大切にしている思想だったりします。
 
パブリシティと、パブリシティプロモート先のメディアについて、巷間多くの誤解があるような気がしています。
(もちろん、そういう気がしているだけで、実際は誤解はないのかもしれませんし、逆に僕のほうが誤解しているのかもしれません)
その中でいちばん気になっているやつについて書きたいと思います。

パブリシティの最大の魅力は対象メディアが紡いできた文脈の歴史性の中で自社だったり自社製品を語ることができるという点です。
ここで大切なのは、「メディアが紡いできた"文脈"の歴史性」というところではないかと思います。決して「メディアそのものの歴史性」ではないと思います。
つまり、そのメディアが紡いできた"文脈"をまったく無視したパブリシティの獲得には本来の効果はないでしょうし、極論すると意味がないとさえ言えるかもしれません。
にも関わらず、そのメディアが紡いできた文脈の歴史性をまったく無視して自社が言いたいことを言いたいように言おう、というパブリシティが世の中には非常に多いように思います。
これが高じて、「自社が言いたいことを言いたいように言えたか(=そのメディアが紡いできた文脈の歴史性を無視できたか)」がパブリシティの成功の基準みたいなまぬけなことになっていたりすることも多いように思います。

そういうのは広告でやればよいわけで、わざわざパブリシティでやることに意味はありません。パブリシティの魅力や効果を損なうやり方だと思います。また、広告活動の意味も損なわせてしまう危険な方法だと思います。

伝えることに意味はなく、伝わることにこそ意味があることに気づいていれば、こういった誤解はなくなるはずなのですが。
社内で行っている「デジタルPRプランナー講座」の第3期が終了しました。

終了にあたり、10名の受講者の皆さんには「修了課題」というのをやっていただきました。
これは、あるクライアントのあるテーマについてオリエンテーションを行い、実際にウェブPRの企画書を書いてもらうというものなのですが、まさに十人十色というべきか、同じテーマにもかかわらずいろいろな切り口・コンセプトの企画書が集まりました。

採点は「ウェブの特性を踏まえているか」「戦略とアクションプランに一貫性があるか」「独自性があるか」「実現可能性があるか」「説得力があるか」の5項目について、10人の評価者が点数をつけ、その合計点で優劣を決めます。

さて誰のどんな企画書が最優秀賞ということになるのでしょうか。
楽しみです。
もともとは新幹線を使おうと思ってたのですが、 ちょっとした気まぐれを起こしてしまい、在来線アンド三セクで熊本~鹿児島間を移動。
熊本駅にいたイケメンの案内係さんによると、5時間以上はかかるのだそう。新幹線で東京に戻るのとだいたいおんなじくらいの時間てことらしいです。

 
熊本駅在来線.jpg


イケメン案内係さんによると、なんでも熊本駅から八代駅まではJRでいけるのですが、そこから先は「オレンジ鉄道」という三セクに乗り換えなければならないとのこと。

てなわけで乗り換えます。

オレンジ鉄道乗り換え.jpg

オレンジ鉄道は結構利用客が多くて、一両編成のワンマン電車の座席はほぼ埋まっているような感じでした。
海沿いのわりと寂しい場所をとぼとぼと寂しく走っている電車とは対照的に、なのか、車内は賑やかで、クラブ活動に向かう高校生が大きな声で談笑していたり、小さな子供がしきりに窓の外に向かって手を降っていたり、何人かのお客さんは運転士さんと顔なじみらしく、 乗り降りの際に「ウッスウッス」みたいな挨拶をしていたりもしました。
賑やかな街のど真ん中を、無愛想なお客さんを詰め込んで走る東京の電車とは正反対だな、と思ったり。

オレンジ鉄道線路.jpg


 
どこかへ遊びに行くのか、厚化粧の女の子が大きな声ではしゃいでます。どうやら僕たちが乗ってるこの電車車両はオレンジ鉄道の車両の中でも新しいものらしくて、それがラッキーだ、みたいなことを言いあっている様子。
 
僕も東京でクチコミマーケティングみたいなことをしてて、それをテーマにたくさんの人の前でしゃべったりもしているのですが、クチコミ、というか、日常会話というのは本来的にはこういうものだ、とあらためて気づかされます。
誰も「どこそこのブランドのなになにという商品は超オススメ!どれそれという成分が配合されててお肌つるつるなの?」みたいなことは言ってない。
こういうものと、いわゆる日常会話における「クチコミ」 を混同するのってなんでなんだろうと、こんなところでそういうことも気になってしまいました。
 
いつしか電車は海沿いから山あいに線路を移してました。
ひなびた、という言葉がよく似合う駅。乗り降りする人はさすがに多くありません。

オレンジ鉄道駅.jpg

 
女の子が降りる時に運転士さんに見せたパスケースには僕が少しだけPRのお手伝いをしたことがあるキャラクターがデザインされていました。
僕たち東京に住むPRパーソンがあるモノやコトを扱う時、こういうところで生活している人のことをちゃんと想像できてるでしょうかね。
 
今年に入ってからの殺人的な忙しさを思えば、田舎の電車にゆられてのんびり移動というのはものすごく贅沢。
にもかかわらずスマートフォンでブログを書いているというのはこりゃいけてないですね。
 




会社で「デジタルPRプランナー講座」という講座のプログラムディレクションと講義、およびワークショップのファシリテーションを担当させていただいています。

「デジタルPRプランナー講座」は社内の若手~中堅社員向けの社内研修で、2010年11月にスタートしました。毎週1コマ2時間の講座を約5ヵ月行います。現在は3期目の折り返し点あたりです。
名前だけ聞くとデジタル的手法を駆使したPRプランニングのための講座みたいですが、中身はデジタル時代のPRプランニングの講座というほうがしっくりくるかもしれません。

残念ながら社内研修ですので詳しいことをご紹介することはできないのですが、戦術に過度に焦点をあてたPRプランニングが注目され、または主流とされており、本来PRが担うべき良好な関係構築やそのための文脈設定が隅に追いやられているのではないかという問題意識をもとにプログラムを組み立て、展開しています。

この講座で僕は「教える」立場なのですが、もちろん学ぶことも多いです。
そういった学びがあればこのブログなどで共有していきたいと思います。
このエントリの筆者はWOMマーケティング協議会の理事であり事務局長を務めさせていただいています。
ですから、同協議会の運営に関し、強い影響力を持っています。
が、同協議会は任意団体であり、運営に関して最終的に方針を決定するのは会員です。

今回のエントリではWOMマーケティング協議会について触れますが、これは理事または事務局長細川ではなく、WOMマーケティング協議会の会員の一人である細川の考えであることを最初に明記しておきたいと思います。


今年の初めくらいからウェブやマスメディアをにぎわせているステルスマーケティング問題について、WOMマーケティング協議会は良くも悪くも注目を集めていると思います。

「良く」というのは、今回の問題に先駆けて「関係性の明示」を中心とするガイドラインを策定・発表したいた点に関するものです。
2012年1月16日にはこのガイドラインについて、会員向けの説明会も開催しています。

「悪く」というのはWOMマーケティング協議会加盟会員の一部が上述のガイドラインに反する行為を行っていたのではないかと一部で報じられているという点に関するものです。

個人的に、ガイドラインはWOMマーケティング協議会にとって最も重要なルールだと考えています。
これが守られないということは、あってはならないことだと考えます。
ガイドラインに反する行為を行っていた会員がいるとすれば、協議会はその会員をを除名すべきだ、という意見が出てきてもおかしくないでしょう。
それくらいの大問題だと考えています。

しかしながら、僕は仮にガイドラインに反する行為を行っていた会員がいたとしても除名はすべきでないと考えています。
誤解を恐れずに言えば、そのような会社こそWOMマーケティング協議会に加盟すべきだと考えています。

WOMマーケティング協議会加盟社は「関係性の明示」を中心とするガイドラインを遵守する義務を負います。逆に言えば、加盟社でない会社にはこのガイドラインを遵守する義務はありません。

WOMマーケティング協議会が行うべきは、問題のある会社を除名し、ガイドラインを守らなくても良い立場に追いやることではなく、ガイドラインを遵守してもらうために加盟社という立場をとり続けてもらうことだと考えます。
WOMマーケティング協議会は文字通り協議のための会であると認識しています。
議論の断絶ではなく、ガイドラインが幅広い有効性をもつための努力をすべきではないかと考えます。

最後に、くどくなってしまいますが、これはWOMマーケティング協議会としての見解ではなく、いち会員の考えであることを再度明記しておきます。

AKB48の姉妹グループにSKE48とNMB48がありますが、AKBが秋葉原ならこれらはそれぞれ栄と難波なんだそうです。
でも名古屋で秋葉原にあたる街といえば、栄ではなく大須というイメージがありますし大阪はそれは日本橋ではないでしょうか。
だからAKB48の名古屋版はSKE48よりもOSU48のほうがしっくりきますし、大阪版はNPB48のほうがしっくりくるような気がします。

・・・NPB48。
アレ!?女の子のアイドルグループのはずだったのに、この名前から連想されるのは陰謀渦巻くおじいさんの集まりですよね・・・。
正義の味方がパンチやキックで悪者をやっつけるコンテンツは、男女がセックスしたいと駆け引きするコンテンツにくらべて程度が低い、てのはなぜか世の中の常識みたいになっています。

戦いを否定しながらも生きる糧を得るために戦争に身を投じた戦士が葛藤に悩まされながらも生きる意味を見つけていく、みたいなアニメは、(アニメであるという一点において)イケメンとセックスするために女の子が頑張って駆け引きするドラマより程度が下だとされることが多いです。程度が下だと露骨に言われることはなくても、良い扱いを受けることはまずないような気がします。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』でオスカーを受賞したジャクソン監督が、授賞式において「妖精や魔法が出てくるような話が認められるなんて!!」と感激していましたが、そういった傾向は多分海外にもあるのでしょう。

でもこれらは過去のものになりつつあるような気がします。

ツイッタをやっていると、たまにものすごくいいなと思うツイートに出会うことがあるのですが、このツイートのそのひとつ。

https://twitter.com/#!/yukixcom/status/21037925514

ピカチュウとNARUTOを舐めてはいけない。onepieceとモンハンを軽んじてはいけない。sweetとbleachから目を離してはならない。子悪魔ahehaと怪盗ロワイヤルを馬鹿にしてはならない。ラブプラスと西野カナを拒絶してはいけない。(原文ママ)

岸勇希さんによるこのツイートは、つまりはこういったものを舐めてかかるという態度が一方にあると認めたうえで、現代の広告コミュニケーションに携わる人間はそのような常識を今や廃さなければならない、と呼びかけているように思えます。

「DDTプロレス」で小規模ながらも成功をおさめている高木三四郎さんがプロレスのコンテクストづくりで心がけているのは、プロレス界でそれまで当たり前のように肯定されていたヤンキーノリ、体育会ノリを廃することなのだそうです。
日本のプロレスはこれまでヤンキーノリ、つまり「なめてんのかテメエぶっ殺すぞ!」だけでコンテクストをつくってきたと思うのですが、もはやそれではお客さんを満足させることはできないということなのでしょう。

僕はPR会社に勤めており、PRコンテクストをつくるみたいなことを商売にしたりもしているのですが、PRコンテクストづくりもこれまでのようではいけないと思います。
これまでのPRコンテクストで良いとされていた「愛されコーデ」みたいなものは、いまや揶揄の対象です。

いつまでもピカチュウやNARUTOを舐めてちゃダメだと思います。ヤンキーノリだけを続けてちゃダメです。「愛されコーデ」ばっかりじゃダメです。

これまで便宜上そうだとされていただけのものを疑わねばならない時期はとっくにきています。


藤代裕之さんが出演された先週のNHK『週刊ニュース深読み』。特集テーマは「ウソ?ホント?"口コミ情報"に要注意!?」で、いわゆる食べログやらせ問題について取り上げられていました。
ゲストとして藤代さんのほか、消費者庁インターネット消費者取引研究会でも活躍されている弁護士の岡村久道先生とタレントの香坂みゆきさん、山田五郎さんも出演されていました。

僕もこれ、リアルタイムで見てたのですが、僕が一番印象に残ったのは特集冒頭の山田五郎さんの発言です。要旨を引用すると

「僕はインターネットの書き込みが信用できないのは当たり前じゃないかというのがまずある。だけどどうしてそれがより信用できるように思われるかというと、テレビや雑誌など既存のメディアの情報がより信用できないということが裏返しとしてあるんじゃないか」

シャフトステマ騒動と食べログやらせ問題に端を発した問題は、特に雑誌などで「ネット特有の問題」であるかのように報道されていますが、五郎さんの指摘は、これは逆に既存メディアの問題だ、というものです。

現在WOMマーケティング協議会で理事を担当させていただいている僕の見解は少し違うのですが、今回の問題が既存メディアの問題点もさらけ出させている、またはさらけ出させようとしているということについては完全に同感です。

そんな中、先程2ちゃんねるでこういうことが起こっていたことを知りました。

【どっちだよ】 テレ朝に通勤しながら就職活動してる女性が登場wwwww|ニュース2ちゃんねる

このスレッドで紹介されていたのは、テレビのニュース番組(『スーパーJチャンネル』)に登場した「道行く一般の人」が、ある場面では就職活動中の若者として登場しているにもかかわらず、違う場面では通勤中の若者として紹介されていた、というものです。

テレビに登場する「道行く一般の人」に関するやらせ疑惑がウェブ上で指摘されたことはこれまでにも何度かあり、

痛いニュース(ノ∀`) : 「おもしろかったので...」 TBS、街頭インタビューで同一人物使う「過剰演出
暇人\(^o^)/速報 : 【画像あり】ミヤネ屋でやらせ?酒井法子&押尾裁判で同じ美人女性がインタビューに

などは有名かもしれません。
あと、これはバラエティー番組なのですが、『笑っていいとも!』で「素人」として登場した子供が所属事務所を名乗ってしまったということも多くの人に記憶されているかと思います。

今回の『スーパーJチャンネル』の件もこれと同じようなことだと思うのですが、僕が気になったのはやらせよりもむしろスレッドでの反応です。
上記のまとめサイトだけでなく、元ネタになっているであろういくつかのスレッドも読んでみたのですが、大抵がいわば「テレビにはよくあること。そんなことより・・・」というような感想でした。

シャフトのステマ騒動の時にはあれだけ「許せん」というような感想が多く書き込まれ、"集団移動"騒動まで起きてしまった一方でテレビに対してはこの冷めた見方。これこそ山田五郎さんが指摘していたことではないでしょうか。

シャフトの場合は舞台の一方が2ちゃんねるだったということもあり、より2ちゃんねるに愛着を持ち、2ちゃんねるがやらせと無縁であってほしいと願う人がその場に多かったのは容易に予想できます。が、「2ちゃんねるはやらせと無縁であるべきだが、テレビがやらせを行うのは普通」という物の見方がここからは見て取れます。

これを「2ちゃんねらーだけの話」「非2ちゃんねらーはテレビを信用している」と切って捨てるのは簡単ですが、それらはやらせ正当化の理由には決してなりません。
これを機にテレビ関係者や雑誌関係者など既存メディア関係者もやらせについて腰をすえて考えるのがよいのではないでしょうか。

2012年個人的に気になっているのは「旧世代の登場」です。

今年は、それらがはじまったときからそれらの中心にいて、それらそのものの「枠」を形作ってきた世代が、はじめて次の世代にバトンを渡す、みたいなことが多く起こるんじゃないかなあ、と予想しています。
で、そのときに起こるであろう化学変化というか、枠組みそのものの変化はどんなものだろうと気になるのです。

例えば、今年は新聞などの既存メディアが「ニュース」としてこなかったニュースを扱うニュースサイトが「変わったニュースを扱うニュースサイト」と呼ばれなくなり、単に「ニュースサイト」と呼ばれるようになるなんてことが起こるかもしれません。
そのとき、既存メディアが「ニュース」としてきたもののみをウェブサイトという形で提供してきたニュースサイトは「あんなものニュースサイトじゃないよ」と言うかもしれません。旧世代のニュースサイトの登場です。それが「ニュースサイト」という枠そのものにどのような影響を及ぼすのか。

例えば、AKB48の主要メンバーの多くは芸能人としてのキャリア的に、ステップアップ、あるいは活躍するフィールドを変更する時期に来ているかもしれません。
そのとき、これまでのAKB48にないタイプのメンバーが主要メンバーに抜擢されるかもしれません。もしそうなったら、必ず「ごり押し批判」が出てくるでしょう。
この批判とそれにより起こるであろう論争はどういった形で決着するのか。

例えば、あるインターネットコミュニティにおいて、若く、そのコミュニティの歴史を知らない人が大量にそのコミュニティに参加するようになり、そのコミュニティができたときから深く関わり、一目置かれてきた人たちの影響力・発言力が低下するということがおこるかもしれません。
そのとき、一目置かれてきた人たちや、そのコミュニティに古くからいる人たちの中からは、新規コミュニティ参加者への不快感が出てくるようになるでしょう。
はてさてそれがそのコミュニティにどんな影響を与えるのか。

2012年はこういったことがそこらじゅうで起こるんじゃないかな、と予想しています。

すごく気になります。
良い、とか、悪い、とかでなく、単純にものすごく気になっているのです。
有名ではあるものの企業の規模としては大きくないコミュニケーションエージェンシーで働く知人。まだ若く、キャリア的に決して経験豊富とは言えないのです が、初めて一緒に仕事をしてみて、彼が僕にない経験とスキルを持った、非常に有能なビジネスパーソンであることを知りました。

彼が有能なビジネスパーソンである(と僕に思わしめた)ことにはもちろん、彼自身の才覚みたいなものも関係していると思います。ですが、それ以上に彼の環境とその環境下での経験が生きているのではないかな、と感じます。

新卒採用で学生に超人のようなスキルを望み、でありながらそれを潜り抜けてきた優秀な人材を企業の仕組みを維持するための消耗戦に早々に投入し、スキルを 磨く機会も気概も奪っているという大企業みたいな状況が一方である中、大きくはない会社で経験を積み、着実に成長している彼。

そのように考えると、大企業が活かせもしないのに優秀な人材を囲い込む的なのはこの国にとって大きな害になってるな、なんてふうに思ったりもするのです。
飯南町ふれあいホールみせんは頓原中学校のサマーコンサート。

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中にずかずか入っていくと、生徒のご家族の皆さんが飾りつけの真っ最中。僕のような見知らぬ人にも「こんにちは」と声をかけてくれる人ばかりです。

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飯南町への旅で感じたことのひとつに、田舎ではオフラインソーシャルネットワークが発達してるなーてのがあるのですが、そう考えればソーシャルメディアてのは都会を擬似田舎化するためのプラットフォームなのかもとも思えてきました。


長さん・・・腕の位置は低め、左足の位置はほぼ固定だが右足の位置は比較的自由。「力いっぱい」のところで顔に力をこめる。

カトちゃん・・・腕の位置は高め。2番のときは左腕をほとんど動かさず右腕のみ動かす。

仲本さん・・・腕の位置は5人の中でいちばん低い。肩の前後の動きがほとんどない。

ブーさん・・・裏ハクのリズムの取り方が特徴的。

志村・・・腕を動かすときに肩を入れる。

1
飯南町に行けてよかった。想像してたよりずっといきいきとした町でした。これから仕事をしていく上で得るものが多かったと思います。

2
プロの新聞記者の取材スキルがヤバかった。僕は山陰中央新報の方と一緒に町を回らせていただいたのですが、素人が見よう見まねで真似できるようなものではないなと感じました。

3
これは飯南だけにあてはまるのか、田舎全般に当てはまるのかはわからないのですが、PRパーソンの方には、田舎へ行ってそこにいる人の話を聞いてまわるのかなりおすすめです。移動時間コスト分以上にPR脳を鍛えられるよ。
これは良いことでも悪いことでもないことです。

PRプランニング全体の中でのウェブPRの位置づけは、麻雀におけるドラ牌や、大富豪におけるジョーカーのような位置づけではなく、ジャンケンにおけるグー(あるいはパーやチョキ)のような位置づけだということです。

配牌にドラ牌がなくても麻雀を打つことはできます。
持ち札にジョーカーがなくても大富豪というゲームで勝利することは出来るでしょう。
しかしながらグーを出せない状態でジャンケンをすることは不可能です。

グーが出せないという条件下では、ジャンケンそのものが成り立ちません。

同様にウェブPR抜きのPRプランニングは成り立ちません。

これは良いとか悪いとかいう問題ではありません。
最近は紙幣で買い物をする人が増えている。
例えば、1000円のものを買うときに、10円玉100枚ではなく、1000円札を1枚出す、という具合にである。
ずいぶんお手軽なものだ。
確かに、紙幣の扱いに慣れている人にとっては、10円玉を100枚出すよりも1000円札を1枚出すほうが簡単なものなのかもしれない。

だがここで少し考えて欲しい。
仮に買いたいものの値段が1000円ではなく、1010円だったとき、紙幣で買い物をする人はどうするのだろうか?
ご存知のように、10円札というものはこの世にはない。
つまり紙幣で買い物をする人は、1010円のものを買うことができないのである。
これは考えてみると実に不便なことである。
重量の面や、製造の面から便利であると思われている紙幣が、逆に我々に不便さをもたらしているのである。

そう考えると、紙幣に頼りきる生活というのは危険なものであると思わざるを得ない。
紙幣ばかり使っていると、必然的に硬貨を使用するケースが少なくなる。そうなると、いざ硬貨が必要な場面で、正しく硬貨を使用することができなくなってしまうのである。
紙幣は言わば、危険な麻薬と言えよう。
確かに紙幣は硬貨に比べ、持ち運びなどの面で利点がある。だが、その一方で、人間が本来持っている硬貨利用の能力を低下させるという作用も持っているのだ。

最近の若者は、筆者の世代の人間ほど躊躇することなく、紙幣を利用しているようだが、筆者はこれに警鐘を鳴らしたい。
紙幣は硬貨の代わりにはなりえないのである。

また、現在、多くの企業でも紙幣を利用すべきか、それとも硬貨のままでいくのか、という議論が盛んに行われているが、ここまでお読みいただいたみなさまにおいては、その答えは明らかであることがおわかりかと思う。
紙幣利用では1010円のものを買うことが不可能だ。だが、(紙幣の利用に比べ多少手間がかかるとは言え)硬貨にはそれできる。紙幣は万能の魔法ではないのだ。

紙幣に過度に頼り、硬貨をおざなりにする現代人にはいつか手痛いしっぺ返しが待っているのではないか、筆者にはそう思えてならないのである。
テレビでNXTの第1回評価をやっていますが、これを見る前に俺的評価をやってみたいと思います。

ウェイド・バレット(プロはジェリコ)

ナルシストという設定なのだと思いますが、いまひとつ活かしきれてないと思います。
こういうキャラクターはプロモーションインタビューとかで映えるタイプなので、そういう場面がここまでにないというのはキツいですね。
プロが同タイプのジェリコというのも厳しいです。
試合に関してはそつがないといった感じですね。光る個性がないという意味では今ひとつなのですが、大崩れもしないと思います。
もうちょっと試合の動きでキャラクターを表現できるようになれば、一歩次の段階に進めるんじゃないでしょうか?その点を考えると、ジェリコからいろいろ学んで欲しいですね。
ジェリコは(本人が言ってるのとは別の意味で)、世界最高のスーパースター。その点で他の7人より恵まれています。彼と組めるというラッキーを活かして欲しいです。


ジャスティン・ゲイブリエル(プロはマットハーディー)

試合は面白いと思います。必殺技の450スプラッシュも綺麗で、よく訓練されている印象です。
ただ、もうひとつなにか欲しいです。現役スーパースターではエヴァン・ボーンやヨシ・タツなんかと同じタイプなのだと思いますが、彼らがレギュラー番組の中で苦労していることを考えると、試合でのムーブの良さにくわえ、もうひとつ何か身につけたいところです。
スキットでは少し緊張しているように見えます。(日本語訳では今ひとつ伝わってこないのですが)マットとのやりとりも面白いはずなのですが、カタいシーンに見えてしまってます。
でも、8人のルーキーの中ではかなり良い方です。俺的評価も高いです。


スキップ・シェフィールド(プロはリーガル)

俺的評価第1位は彼です。
試合での動きは良く、基礎ができている感じです。攻めに関してはパンチもクローズラインもしっかり当たっている感じで、説得力があります。受けに関しても、大柄な選手に特有の、軽い選手の軽い攻撃を受ける際の不自然さがなく、意外に器用なタイプなのだと思います。
リーガルからアドバイスを受けるスキットがありましたが、「大柄な粗忽者」というキャラクターが立っていて非常に好意が持てました。もっと見てみたい感じです。
と、俺的には絶賛なのですが、一般的な人気を得るのは難しいと思います(笑)。
おそらく、何度も何度も呼ばれて、中堅でジョバー的に使われて、何度も何度も解雇される、というスーパースター人生を送るような気がします。
成功するには何が足りないんでしょうねー。わからないです(笑)。


ダニエル・ブライアン(プロはミズ)

一番動けていると思います。キャリア10年だそうですが、なるほど、攻めも受けもしっかりしています。
ただ華のなさは致命的かもしれません。
体も小さく、コスチュームも元関取の日本のプロレスラーみたいで、髪型もヲタっぽく、顔もボーッとした感じで、ルックスでは間違いなく8人中最下位だと思います(笑)。
この方面では天才的なミズと組んでいるため、ルックスのまずさや華の無さがカバーされていますが、彼がカリートあたりと組んでいたらどうなっていたんでしょう?
ただ、本当に動きはいいです。現時点で完成されていると言っても良いと思います。おそらく、試合の動きがが相当できない相手と試合をしても、それなりに試合を作ってしまえるだけの力量をすでに持っていると思います。


ダレン・ヤング(プロはCMパンク)

CMパンクと組むことが裏目に出ていますね。まあルーキーがCMパンクと絡んだスキットを成立させる、というのはかなり難しいと思いますが、それにしても残念な感じです。
ルックスは良く、体も作れていると思います。髪型も個性的でキャラは立っています。それだけにCMパンクのキャラクターとの相性の悪さが際立ってしまうのかもしれません。
試合の方でも、印象は今ひとつですね。
体は出来ていますし、おそらく、新人8人の中でも指折りの運動神経の良さを持っていると思います。なのに何故か印象が薄いですね。
まあCMパンクが濃すぎるのかもしれないですけれどね。


デイビッド・オタンガ(プロはRトゥルース)

素晴らしいバックグラウンドと、その他のダメさが共存する、稀有な存在だと思います。
彼がいるからNXTという番組が成立していると言っても過言ではないと思います。
ただ、本当に彼はダメです(笑)。
しゃべってもダメ、試合をしてもダメ、歩き方もダメ、ルックスも中途半端に良くてダメ、立っているだけでもなんかダメ。
中でも特に試合はダメですね。何をやっているのか、全く伝わってこない。ブライアンとは逆で、今の力では誰とやってもまともな試合ができないと思います。最初の試合で必殺技を出して勝ったんですが、あれ、見てて事故かと思ってしまいました。
ただ、バックグラウンドの素晴らしさは、WWE向きだと思います。
ハーバード法科卒で、ジェニファー・ハドソンの婚約者とのことですが、こういうバックグラウンドは、望んで得られるものではありません。
試 合のダメさ、しゃべりのまずさなどは訓練を積めば改善できます。でも、このバックグラウンドは訓練ではなんともなりません。ブライアンあたりが今からどん なに努力をしてもこのバックグラウンドを得ることはできないでしょう。でも、オタンガが努力をすれば、ブライアンのような試合をすることができるようにな るかもしれません。
そういった意味でとにかく努力して欲しいです。
あと、僕は番組的には彼が優勝するんじゃないかと思っています(笑)。


ヒース・スレイター(プロはクリスチャン)

悪くないです。
悪くないですが、決して良くはありません。
8人のルーキーの中ではキャリアが長いほうなのでしょうか?試合を見ていると、ほかのルーキーに比べて動きがスムーズな印象を受けます。ただ体格に比べるとちょっと軽すぎるでしょうか?特に受ける場面でそう思えます。
キャラクターも悪くありません。良くはないですが。
あと、笑顔で頭を振りながら入場するのはやめた方がいいです。
シェイマスもかつては笑顔で頭を振りながら入場していたのですが、その時はぱっとしませんでした。それをやめてから今の快進撃が始まったのです。


マイケル・ターヴァー(プロはカリート)

うーん。
つらいですね。
技の受け方は悪くないです。8人の中でも上位でしょう。
何が悪いのでしょうか?
あの「○○秒で敵を倒せる」というキャラクターづけがだめなんでしょうか?
決めポーズも遠くから見るとよくわからなくて、小物っぽさが出てしまっています。ルックスも今ひとつ際立ってないです。
このままでは最初に落とされるのは彼ということになってしまいそうです。


と、言うわけで、第1回俺的評価は

1.スキップ・シェフィールド
2.ジャスティン・ゲイブリエル
3.ダニエル・ブライアン
4.ダレン・ヤング
5.デイビッド・オタンガ
6.ヒース・スレイター
7.ウェイド・バレット
8.マイケル・ターヴァー

です。

ただ、番組的にはオタンガがぶっちぎりで1位になると思います。
WOMマーケティングサミット2010やりました。

すでにいろいろなメディアで報じていただいています。

WOMマーケティング協議会、「クチコミマーケティング」の基本理念を明確に示すガイドラインを発表:MarkeZine(マーケジン)
http://markezine.jp/article/detail/9851

いつも真っ先に記事を書いていただけるMarkeZineさん。
公式サイトの新着情報より早い!

WOM マーケティング協議会、口コミマーケティングに関するガイドラインを発表 - japan.internet.com Webマーケティング
http://japan.internet.com/wmnews/20100312/10.html

インターネットコムさん。参加者としてイベントに来ていただいたり、いつもお世話になっています。

WOMマーケティング協議会、クチコミのガイドラインを策定:NETMarketing Online(日経ネットマーケティング)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20100312/213316/

日経ネットマーケティングさん。
今回は編集部さんスケジュール的にお忙しい時のイベント開催になってしまい、かなり無理をおした取材していただきました。

モノもらったら明示を--口コミマーケティングのガイドラインを業界団体が策定:ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20410324,00.htm

そして懇親会でも紹介させていただいたCNET Japanさん。
藤代裕之ガイドラインPJリーダーをして「ガイドラインのポイントをいちばん的確に押さえた記事」と言わしめた記事です。

と、公式的なところはこのようなところで、中の人ならではの話を少し。

いろいろな方にお疲れ様でしたと言っていただきましたが、実のところを言うと、僕がこの言葉を頂戴して良いものか躊躇してしまうほど、他の沢山のスタッフが力を尽くしてくれました。

僕 が実際にやっていたのは皆様からのお問い合わせに対してお返事をさせていただいていたくらい(と言ってもお問い合わせいただいた数はハンパなかったです。 もちろん、これまでのどのイベントや、発表ごとよりもたくさんのお問い合わせを頂戴しました)で、実際に動いていたのは事務局メンバーの田端和弘さん。
僕がお問い合わせを受けて田端さんに指示をし、実際のところは田端さんが頑張る(笑)という仕組みで動いていました。

もうひとり、事務局メンバーの越一峰さんは、所属する博報堂DYインターソリューションズのエースプランナーで、本業がとてもお忙しいのですが、その中で時間をやりくりし、長時間のミーティング含む様々な業務に対応してくれました。

そして今回、手前味噌ながら絶賛されるべきだと思うのは、WOMMS2010運営チーム(実行委員会)の皆さんです。

プ ロジェクトリーダーのオガワタケヒトさんはじめ、プロモーションなど担当していただいた北川祐美香さんと二木純さん、登壇も兼務していただいた中島正之さ んと森永真弓さん。ご存知藤崎実さんには制作から現場での細かいオペレーションまでありとあらゆることを担当していただきました。そして司令塔になってい ただいた松尾智之さん。松尾さんにかけていただいた労力は、全スタッフのそれの半分かそれ以上に相当するくらいだったと思います。僕がいろいろな方に「お 疲れ様」と言っていただけるのは、松尾さんのおかげです。松尾さんがいなければ、たぶん僕は今頃「馬鹿野郎!金返せ!」と言われていたでしょう。
7人の運営チームの方々には本当に感謝しています。
今回のサミットに来ていただき、もしご満足いただいたと言う方がおられたならば、7人の運営チームメンバーにもぜひ温かいお声がけをいただきたいと思います。

もちろん、その他のスタッフにも感謝したいと思います。

直 前ギリギリまで細かい対応をしていただいた鈴木監事、分刻みの厳しいスケジュールの中、少しだけでもと前々日のミーティングに来ていただいた藤代さん、難 しい立場ながら多くの時間をサミットのために割いていただいた野崎耕司さん、そして事故的に巻き込まれてキツイ役割を与えられながら、笑顔でこなしてくれ た小川諒くん・・・。
会場をお貸しいただいたCCCのみなさんや、懇親会場となったカフェで美味しいお料理を提供してくださったみなさん含め、とにかくすべてのスタッフに感謝感謝感謝です。

もちろん登壇者の方々、ご来場いただいたすべてのみなさんにもお礼を申し上げたいと思います。
お忙しい中、海のものとも山のものともわからぬ生まれたての団体が主催するイベントにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
至らぬ点も多々あったかと思いますが、こちらに懲りず、これからも見守っていただければ幸いです。

ありがとうございました。
本当にありがとうございました。
最近テレビにはまっています。
11月に大きなテレビを買って以来、毎日テレビに釘付けです。
最近のテレビ番組は面白くない、というのをよく聞きますが、いやいや、まだまだ面白い番組はたくさんあります。
そんな中でもピカイチの面白い番組が、

ファ見る! - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E8%A6%8B%E3%82%8B!

「ファミリー劇場」の番宣番組なのですが、番宣番組とは思えない面白さ。

MCの別府あゆみさんがゲストのアニメキャラから出されるチープなむちゃぶりに答えていく、というのがメインの内容なのですが、別府さんのキャラクターが非常に際立っていて毎回笑い転げてしまいます。

1月の『ファ見る!』ではギャオス内藤さんと「ぐるぐる旗取り対決」「百円ライター一発着火対決」「亀レース対決」を行ったのですが、普段標準語の別府さんが大阪弁丸出しで対決にのめりこんでいて、思わず夜中にひとりで笑ってしまいました。

別 府あゆみさんといえば、多分そこそこ苦労をされていまのご活躍があるかと思うのですが、そんなことを感じさせない明るさ。これは彼女の持つ素のキャラク ターで、この明るさがあればこそ成功されているのだと思います(この素のキャラクターのまま出演された『魔法戦隊マジレンジャー』で、別府さん演じるピン クが「怪人が出てくるのを毎週待ってないでこっちから攻めて行けばいいのよ」と言ったセリフが印象的です。このセリフに彼女の性格が象徴されていると思い ます)。

そんな別府あゆみさんが番組の中で泣いたことがあります。
去年だったと思うのですが、離れて暮らすお母様から手紙が届いた時です。
ゲストののび太のお母さん(だったと思います)が読むその手紙は感動的で、普段笑顔を崩さない別府さんも思わず涙。のび太のお母さんは続けます。
「実はスタジオにこの方に来ていただいております。」
その言葉に驚く別府さん。まさか!と思ったときスタジオに入ってきたのは、別府さんのお母さんの偽者。
「ちがうー!!!!」
大声で叫ぶ別府さん。それまでのしんみりした雰囲気が台無し。

毎回こんな感じの『ファ見る!』。
視聴可能な方はぜひ見てみてください。
広告が見られなくなった、というのはよく聞きます。
ではパブリシティは見られているのでしょうか?

広告は見られてなくて、パブリシティが見られている、ということは決してないと僕は思いますね。
特にウェブなんかではそうでしょうね。

ウェブではプレスリリース丸写しの記事なんかが「ニュース」として掲載されているかと思えば、ちょっと気になるデータや占いなんかが「広告企画」として掲載されていたりすることが多いような気がします。
これ、どちらのほうが多くの人にメッセージを届けられるでしょうね。

例を挙げます。
「○×株式会社よりひざかけが新発売」
という見出しのニュース記事(パブリシティ)と、
「寒くなるこれからの季節。あなたの冷え性レベルをチェック」
という広告企画、どちらがよりクリックされるでしょうか?

パブリシティを生業とするPRパーソンにとって
「広告のように企業から直接伝えるのではなく、編集と言う第三者の目を通して書かれたパブリシティ記事は、より信頼性が高く、多くの人に接触されるのです」
というのは切り札的台詞です。
しかしながら、最近はそうでもないケースが増えてきたように思います。

大切なのは多くの人に接触されるようなコンテンツをつくる、というところではないでしょうか。
多くの人に好まれるようなコンテンツさえ作れていれば、それが広告だとか記事だとかそういうのは関係ないのではないでしょうか。

これはウェブだけではなくテレビとかにも言えることだと思います。
多くの人に好まれるコンテンツさえ作れていれば、広告のメッセージは十分に視聴者に届くと思います。
コマーシャルを早送りしてる最中でも「♪噛むとふにゃんふにゃんふにゃんにゃにゃんふにゃん~」が一瞬出てくると、早送りボタンを止めて見てしまいますものね。
逆に番組の中で見るに耐えないようなパブリシティが出てきてうんざりすることもあります。

CMだからウザいと思われる、番組だからウザいと思われない、ということでなく、コンテンツがウザいと思われるか、おもしろいと思われるかということなんだと思います。
そう言えば何年か前に「テレビCMを見ましょう」というCMがありましたが、あんなことをやらなくてもおもしろいCMはちゃんと届いてると思います(※)。

逆にウザいパブリシティは視聴者に届かない、というのも気に留めておくべきだと思います。


(※)
その「テレビCMを見ましょう」というCMは、コンテンツが実にウザかったという記憶があります。
おもしろくないギャグを言って「笑え!」と強要したり、視聴者を見下したような鼻歌を歌ったりするキャラクターがとにかく不評で、2ちゃんねるの実況とかでもボコボコに叩かれてましたっけ。「CMのウザさの象徴」みたいな感じで。
にもかかわらずそのCMが賞を獲ったりとかして、なんだかさむい内輪盛り上がりだなあと思った記憶があります。
フィッツのCFで佐藤健(仮面ライダー電王の主役)と一緒に踊っているのは山本ひかる(仮面ライダーWのヒロイン)、と。
大事なことなのでブログにも書きました。
今日まで「あのディケイドのラスト」のことやら、『仮面ライダーW』のことを一切書いていないのですが、この辺でちょっとだけ書いておくことにします。

「あのラスト」はともかく、『ディケイド』はとても楽しめた番組でした。平成ライダーの中でも屈指の面白さだったと思います。
この週末『ディケイド』を最初から全部見返してみたのですが、一気にまとめて見てもやっぱり面白いです。
特 に「シンケンジャー」が出てくるところなんかとてもよかったと思います。こういうとりとめのない感じが『ディケイド』の魅力だったのでしょうね。逆に最初 のほうの平成ライダーの世界をめぐる感じのところはなんだか綺麗にまとまりすぎていて、今思えば『ディケイド』っぽくないかもです。第1回~キバの世界あ たりまでは正直面白くないですし。

で、『W』なのですが、今のところこれといった感想はありません。あえて言うならば「やっぱり三条陸は一流の脚本家だな~」てことくらいでしょうか。
一流の脚本家が丁寧に、破綻のないように描いているので、綺麗にまとまっていると思います。
そ れにくらべ、『ディケイド』終盤を手がけた米村さんは(二流以下だとは思わないのですが)、三条陸さんとはタイプが違うと思いますね。三条陸さんは丁寧に 計算して話を作る感じ、米村さんはその場の思いつきで話を作る感じ。三条陸さんは一度書いてみた後で何度も見直してる感じ、米村さんはたぶん一度勢いで書 いてしまったものを見かえしたりはしないタイプだと思います(あくまで想像)。
三条陸さんのそんなところが『W』の良さに出ていて、米村さんのそんなところが『ディケイド』終盤の良さに出ていると思います。

最後に『ディケイド』の最終回について。
「史上最低」という声も多いようですが、自分的には平成ライダー10年の総決算としてああいうのもいいかな、と思ってます。
平成ライダーと言えば、とにかく綺麗に終わらない、終わった後すっきりしない、というのが定番になっていますが、そういう平成ライダーのまとめとして、ああいう最低な終わり方はパロディとしても「らしい」と思います。良いと思います。
ただ、テレビ番組の終わり方としては最低です。

『W』から仮面ライダーの最終回が8月になるので、スポンサー様からの「(最終回3回前の)クリスマス商戦を乗り切るためにその頃までは話をまとめないように」という要望もなくなり、綺麗に終わるようになるのではないでしょうか。三条陸だし。
夏休みをいただいたので、邪馬台国に行ってきました。
とは言うものの、僕が行ってきた所が邪馬台国なのかどうなのかについてはいろいろ議論があるらしく、邪馬台国は別のところなのだと言う人もそれなりにいるようです。

僕が行ってきたのは奈良県桜井市にある、纒向(まきむく)というところです。

纒向がほんとうに邪馬台国なのかどうかは僕にはわからないのですが、専門家の9割近くは「邪馬台国は奈良の辺りだ」と言っていて、その9割近くの人の多くが「邪馬台国は纒向だ」と言っているそうなので、まあそうなのでしょう。

これは余談になるのですが、そんなに多くの専門家の人が「邪馬台国は纒向」と言っているのに、それが大々的に報じられない裏には、各地の邪馬台国候補の街がそのことを町おこしに利用してしまっているという事情があるようです。
そういう街の人にとってみれば、邪馬台国が纒向だということになり、自分の街が邪馬台国候補でなくなるというのは確かに死活問題。いろいろと難しいですね。

てなわけで、纒向を訪れたのですが、ここが結構不便。

近鉄の上本町から大阪線急行に乗り、桜井駅までは40分くらいでついたのですが、そこからJRに乗り換えての2駅の移動に時間がかかりました。
JR桜井駅から巻向(駅の名前はちょっと字が違うんです)駅に行く電車が1時間に2本だかそれくらいしかなくて、ホームで結構待たされました。
通常であればGREEかiモードのゲーム『天地を喰らう』で時間をつぶすのですが、今から訪れる邪馬台国の写真を撮るために電話の電池は温存。実家からせしめてきた星新一の『ありふれた手法』を読みながら電車の到着を待ちました。

20数分待ったところで2両編成のワンマン電車がホームに入ってきました。この線では桜井駅は大きな駅らしく、乗客全入れ替えみたいな感じになりました。もちろん僕も乗り込み、いざ巻向駅へ。
桜井駅の隣は三輪駅と言うところで、ここには最古の神社とも言われる大神神社(おおみわじんじゃ)があるようです。
時間があれば帰りに寄ることにしようと思いながらさらに一駅。
つきました。巻向駅。
ここが邪馬台国(と言われているところ)です。

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今回の邪馬台国訪問の最大の目的は卑弥呼のお墓に行くことだったので、駅前からバスかなんかに乗ろうかと思ったのですが、ところがしかし!そんな便利なものはないのでした!
行 く前は、確定とは言えないまでも邪馬台国の最有力候補なのだから、それなりに卑弥呼のお墓行きバスだとか案内板だとかそういうのがあるのだろうと思ってい たのですが、この纒向、まったく観光地化されておらず、駅前の住宅地図みたいな地図を頼りに、徒歩で卑弥呼のお墓に向かう羽目に。
この日は天気がよかったこともあり、灼熱の炎天下を重たい荷物を持って移動することになりました。

纒向郵便局(郵便局の名前は"纒向")の前を通って、

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高架の歩道を通り、

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高架の上から見た線路はこんな感じ。

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しばらく歩くとたい焼き屋が・・・。さすがかつての日本の首都。日本一のたい焼きだそうです。なんて事を言ってる場合じゃない。ほんとにこっちであってるのでしょうか?

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そのまま行くとしょぼい案内板があり、「←箸墓古墳」とありました。
なにを隠そうこの箸墓古墳こそ卑弥呼のお墓。いったいどこなのでしょうね。
とりあえず左に曲がり、まっすぐ歩くと普通の住宅地になってしまいました。

古墳なんてどこにもないぞ、と思ったそのとき!
2羽の白鳥?が住宅地のとなりに広がる森からズバズバーと飛び立っていきました。

????

もしやこの森・・・。

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よく見たら前方後円墳に見えなくもありません。
でかすぎて気づかなかったー!!!!!

そうだと思って見れば、なんとも言えない雰囲気!
その瞬間汗がさあーっとひき、あまりの恐怖、まさに恐怖です、に一歩も動けなくなってしまいました。
もうちょっと近づいてみようかと思ったのですが、写真を撮った位置まで行くのが限界でした。
まさに来る者寄せ付けず、という厳かな雰囲気。オーラというか小宇宙というかそういうのが古墳から発散されている感じです。

まあでもここも卑弥呼のお墓なのかどうかははっきりとわからないのだそうです。
調 べたところによると、第7代孝霊天皇の皇女・倭迹迹日百襲姫命のお墓とされているそうですが(ちなみに倭迹迹日百襲姫命はお箸が刺さったことが原因で亡く なったそうで、そのことからこの古墳に箸墓古墳という名前がつけられたのだそうです)、実際に訪れた感じでは、皇女のお墓にしてはでかすぎるなという印象 を受けました。僕は研究家でもなんでもないのですが、少なくとも天皇クラスの人物のお墓のような気がします。

まあとにかく貴重な体験でした。
ほんとうは違う角度からの写真も撮りたかったのですが、なんだかそういう気にもならず、再びたい焼き屋の前を通り、高架を越えて巻向駅から帰ったのでした。

めぐる季節ははかなすぎて 命はいつもむなしすぎるから
輝く季節は一度きりさ 命あることに喜びを見つける

夏休みで実家に帰ってました。
押入れをいろいろ探していたら出てきたのが『マ・ベル・エトワール』のCD。
これは懐かしい。

『マ・ベル・エトワール』は1995年に宝塚大劇場で上演されたレビュー。
演じるのは一路真輝率いる雪組です。

世間の評価はよくわかりませんが、bmidvar的にはタカラヅカ史上最高傑作だと思っています。
当時の雪組はなんといってもメンバーが良かった。
トップスターに一路真輝、2番手には高嶺ふぶき、3番手にいまや「タカラヅカのリビングレジェンド」になっている轟悠、娘役のトップには後に「女帝」と呼ばれる花總まり
このメンバーは翌年にあの『エリザベート』の日本初演を果たすことになります。

こ の最強雪組が演じる『マ・ベル・エトワール』は、20世紀を振り返るというテーマの正統派レビューで、ロック調の曲で始まるオープニングから、シャンソ ン、ジャズ、ビートルズと続いて、フィナーレの「Puttin' On The Ritz」「ビギン・ザ・ビギン」「マイウェイ」のメドレー、そして最後の大階段は「Over The Rainbow」という心躍る選曲が魅力でした。
何べんか見に行ったのでしたかね?たぶん何べんか見に行ってると思います。

思えば1995年のタカラヅカは、阪神・淡路大震災による宝塚大劇場崩壊に始まる激動の一年を過ごしたのですが、その締めくくりを飾ったのがこの『マ・ベル・エトワール』。ひときわ記憶に残ります。

今思い出せば、この1995年あたりは雪組に限らず、タカラヅカ史上最強メンバーが揃っていたのではないでしょうか?
花組のトップには真矢みき純名里沙、月組トップには天海祐希と、退団後も活躍を見せる大型スターが揃っていたように思います。金麦の檀れいも月組の最下級生くらいで所属していたんじゃないでしょうか。

そんなタカラヅカ黄金時代の最高傑作『マ・ベル・エトワール』。今からじっくり聴こうと思います。
ガ島通信の「衆議院選挙の投票行動をブログにアップしよう」の関連エントリです。

衆議院選挙の投票行動をブログにアップしよう - ガ島通信
http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20090817/1250516161


今週の日曜日はいろいろと忙しいので朝7時すぎに浦安市の浦安市第9投票所に行ってきました。

総選挙のほうについては、手に入ったマニフェストはどれも読み、できるだけ候補者や政党の人の話も聞きにいって決めました。
投票に関して、今回少し悩んだことがあるのですが、それは投票が締め切りになってから書きたいと思います。

最高裁判事のほうは、今回もじゅうぶんに調べることができませんでした。
ウェ ブでいろいろ検索したのですが、いくつかのブログでやっていたまとめエントリはどうもある特定の考え方に立って評価点をつけているようなものが多く、まと め情報としてはあまり役に立ちませんでした。もちろん、ブログというのは個人の思想に拠って書かれるものだと思うので、そうであることが悪いということは ありません。ただまとめ情報として活用するにはじゅうぶん注意が必要だというだけです。
で、そんな中でもいくつかの情報を得て、きちんと選んできました。

でもあれですね。
どれかを選んでバツをつける方式というのは難しいですね。
現行の制度ではダメだと思う人にバツをつけて、どうでもよいと思う人と積極的に推薦したい人には無印をつけるというやつですが、どっちでもいい人と推薦したい人にも差をつけたい感じです。マルバツ無印の3段階評価にしてほしいです。
その人に関する情報を得た上で推薦したくない人にバツをつけるのはよいとして、情報を得た上で推薦したい人と情報が手に入らなかったのでどうでもよい(他の投票者の判断に任せたい)と思う人がおなじ評価でしか表現できないのはちょっと不公平です。
この制度は有名無実化していると指摘されることも多いですが、その解消のためにもきちんと制度を整備してほしいです。

というわけで、もらってきた投票済み証はこちらです。
2009vote.jpg
住所が書いてあったので、そこだけ塗りつぶしています。
世間的に人気だというドラマを見て感じたことです。

ゴールデンタイムとかにやってる世間的に人気のドラマって、「視聴者をひきつけるストーリーの緻密な積み重ね」パートと、「男女がいちゃいちゃ」パートのふたつのパートでできているみたいですね。
一方、仮面ライダーは「視聴者をひきつけるストーリーの緻密な積み重ね」パートと、「ライダーの戦い」パートのふたつのパートでできているみたいです。

僕は「男女がいちゃいちゃ」を見るのがあまり好きではないので、どうしてもゴールデンタイムのドラマより仮面ライダーのほうを好んで見てしまいます。
テレビを見ていたらモーニング娘。のいちばん売れていた時期のメンバーが出てきて昔話をしていました。

僕は今のモーニング娘。が結構好きで、今のメンバーこそ最強メンバー!だと思っているのですが、それでもやっぱりいちばん売れていた時期のメンバーの凄みが伝わってくるような内容でした。

番 組の中で、ゲストの柳原可奈子さんが「みんなで踊りたい」なんてことを言い出して、モーニング娘。過去メンバープラスゲストの柳原可奈子さん、 FUJIWARAで『恋愛レボリューション21』を踊ったのですが、これがなんとも楽しげで、僕も思わずテレビの前で踊ってしまいました。
柳原可奈子さんはモーニング娘。の大ファンだそうで、踊りのふりもばっちりで、まるで本当にモーニング娘。の一員のように見えるくらい。

で、このときちょっと思ったのが、モーニング娘。に柳原可奈子さんのようなタイプのメンバーが加入していたら、モーニング娘。の歴史は大きく変わったのではないかなー、ということ。

今のモーニング娘。のメンバーは見分けがつかない、とよく言われますが、そのとおり、ある時期からのモーニング娘。は同じようなタイプのメンバーばかりが加入する、という状況がうまれてしまっています。
これでは、ファンではない人には「数ばかりやたら多くて没個性なアイドル集団」と思われても仕方ないと思います。

モーニング娘。が、むかしのような「国民的アイドル」に返り咲くには、いろいろなタイプのメンバーを加入させるのがよいのではないでしょうか?
柳原可奈子さんみたいなまるまると太ったタイプの女の子だとか、ドンぐらネガティブメガネ女子だとか、疲れた人妻だとか、元大手投資銀行勤務女子だとか、そういういろいろなタイプのメンバーがいてこそいろいろなタイプの人に好かれるアイドルになれると思うのです。
いちばんテンションあがったのは、モモタロスの声が聞こえたときでも、「俺、参上!」でもなく、「脚本:小林靖子」のクレジットが表示されたときでした。
気になったエントリです。

これからの広報部には、コンテンツ開発機能が必要 - 広報2.0の教科書
http://d.hatena.ne.jp/todachan/20090216/p1


これからは企業内、広報部門にも
コンテンツメーカーが必要。
企業と社会とをつなぎ
その絆を深めるためのコンテンツを
自ら開発する機能。
(中略)
自社のニュース(の種)を網羅的に把握し
それを魅力的なコンテンツに仕立て上げる。
そこでの編集力とか、ストーリーメイキング力が
これからの広報部門に、本当に必要なもの。


これからのパブリックリレーションズにはコンテンツメイキングが不可欠、というお話です。
これにはまったく賛成です。
特にパブリックリレーションズの諸活動の中で中核的な位置を占めるパブリシティ活動において、今後コンテンツメイキング志向はより重要になってくるでしょう。

パ ブリシティ活動で、マスメディアへの多くの掲載や露出を目指す場合(後述するようにbmidvarはPRにおいてパブリシティ活動は目的でなく手段だと考 えているのですが、実情としてパブリシティ活動が目的となってしまっているケースは非常に多いと思われます)、『広報2.0の教科書』さんにあるような 「記者と酒飲んで人間関係構築」によって掲載確率を上げていくことは、読者や視聴者が触れたくなるようなコンテンツを開発して掲載確率を上げていくことに 比べて圧倒的に効率が良くないような気がします。
いくら人間関係を構築してもコンテンツに魅力がなければ掲載されませんが、コンテンツに魅力があれば記者と酒飲まなくても掲載は獲得できますからね。

が、ここで触れられているのは企業広報部の話。
bmidvarはPR会社の人なので、企業広報部がこのように変化していったときにPR会社はどのような形で必要とされるかが気になります。

コンテンツは企業広報部で開発するから、PR会社はパブリシティプロモート力だけあればよい、のか、それともPR会社は積極的にコンテンツ開発のサポートをするべきだ、なのか・・・。

当然両方求められるようになると思うのですが、個人的には後者に進むべきだ、と考えたいところです。

注目度が低いと思われる広報ネタを、「記者との人間関係」によって掲載に導いてくれるPR会社は確かに企業広報部にとっては心強いと思います。
ですが、PRにおいて、パブリシティ活動による掲載、または露出の獲得は目的ではなく手段です。PRの真の目的は「企業情報を仲立ちとした企業と公共との関係構築」であり、パブリシティ活動による掲載・露出の獲得は手段のひとつだと思います。
注目度が低いと思われる広報ネタを無理やり掲載や露出に導くことは、パブリシティ活動のゴールになりえても、PRのゴールにはなり難いのではないでしょうか。
注目度が低いと思われる広報ネタがそのまま掲載・露出されたところで、読者や視聴者は見向きもしないでしょう。これでは「企業情報を仲立ちとした企業と公共との関係構築」は達成できません。

重要なのは記者にどう思われるかではなく、公共にどう思われるかです。
それを考えた場合、PR会社もまたコンテンツメイキング志向の道に進むべきだと考えます。

『広報2.0の教科書』さんにある

記者と酒飲んで、人間関係構築
とか言ってる場合じゃない。
そんな仕事、10年後にはゼッタイ無くなってるって。


は過激な表現ですが、PR会社の人間にも当てはまることなのかもしれません。

などと書いたら、bmidvarと親しい何人かの方に、「お前は記者や関係者と酒ばかり飲んでいるがそれはどうなんだ!?」とつっこまれるかもしれません。
これについて正直なことを書くと、まあbmidvarが単純にそういうのが好きだ、というだけのことだったりします。
仕事ではコンテンツメイキングのほうをがんばってますよ!
何年か前「RSS」という言葉が流行りました。
そのとき、会社の中でこういう分野に感度が高い人たち(なぜか管理部門の人が多い)と「これはブームになるのか?定着するのか?」という議論をしました。
そのとき、bmidvarは「これはブームにはならない!定着もしない!」と主張したのですが、その理由が「名前がかわいくないから!!」。
その後RSS自体はそれなりに定着しましたが、いまだにRSSという言葉は人口に膾炙されていないと思います。やはり名前がかわいくなかったからだと思います。

やはり人々に知られ、ブームになるための条件として名前がかわいいことは必須だと思います。

たとえば「メタボリックシンドローム」。
「シンドローム」なんていかめしい言葉がついた、もとの名前のままだったら絶対に人々に知られることはなかったでしょう。
「メタボ」という、なんというかポケモンみたいなかわいい名前に略されて初めて世間でかたられるようになったと思います。

「ブルーレイ」と「HDDVD」の壮絶な戦いの決着をつけた要因のひとつにも、この名前のかわいさがあったと思います。
やはり「HDDVD」は言いにくいしかわいくない。

「HDDVD」のような悪い例といえば、環境ビジネス用語全般がそれにあたるでしょう。
環境ビジネス用語がなかなかブームを作れず、その概念が一部ビジネスマンだけのものになってしまっているのはそのネーミングセンスのまずさに由来するでしょう。

「カーボンフットプリント」 認知度、高まるか - MSN産経ニュース - newsing(ニューシング)
http://newsing.jp/entry?url=sankei.jp.msn.com%2Flife%2Flifestyle%2F090205%2Fsty0902050806003-n1.htm


これなんかもそうでしょう。いまどき「カーボンフットプリント」みたいなお高くとまった名前では人々は見向きもしないでしょう。

この「かわいい」という感覚は、今まで若い女性を中心にさんざん語られてきたにもかかわらず、あまり注目されてこなかったように思います。
若い女性の庶民感覚に根ざしたこの「かわいい」は、大掛かりに研究する対象としてはあまりにもベタベタで、取り上げられづらかったのかもしれません。

しかし近年の「スノッブからベタベタへ」という人々の好みの変化の中で、ようやく注目されているらしく、

OZONEで「カワイイ」建築シンポジウム-カワイイパラダイムを解明へ - 新宿経済新聞
http://shinjuku.keizai.biz/headline/621/


こういう動きも活発になってきているようです。

今後のキーワードは「かわいい」。
間違いないのではないか予想しています。
有能な人のことを「できる人」という表現であらわしたりします。

僕はこれずっと「他人にできないことができる人」という意味なのだろうな、と思っていたのですが、最近これは「できることを今できる人」という意味なんだろうな、と強く感じます。
別にしなくてもよいんだけれどもそれをすることで何かよいことが生まれる、そういう事柄が目の前にあらわれたときに「する」という決断をする人、別にしなくてもよいそのことができる人が「できる人」なんだと思います。

だから大事なのは「できるかどうか」よりも「するかどうか」なんでしょうね、きっと。
仮面ライダーキバに音也という人が出てくるのですが、その人が劇中で同じ女性に4度偶然出遭ってこういうふうに言うのです。

「1度目偶然、2度奇跡、3度目必然、4運命」

今日仕事の帰り、最寄り駅まで電車でたどり着いて、家路に向かう途中。
一日が終わり、油断しきっていたところに、僕の名前を呼ぶ声が聞こえます。

この街に引っ越してきてまだ3年。
僕の名前を知る人などいるはずもないのです。
少し不思議に思いながら声のほうを見るとそこにはある知り合いの姿が!!!!

あまりのことにびっくりして言葉が出てきませんでした。
というのも実はその人に偶然会うのはこれで2度目なのです。

この広い都会で2度も偶然出遭うというのは、確かに音也が言うように奇跡のような確率なのかもしれませんね。

ただひとつ、音也のケースとは違うのはその人は男性だということです。
うーん。残念と言うかなんと言うか。
現在ぎりぎりで発売中の『日経ビジネスアソシエ』6月3日号の19ページ。
和田秀樹氏の「心理学で時代を斬る」に書いてあることが非常に痛快なのです。
今回は日本テレビの『ごくせん』という番組について取り上げているのですが、
いわく、
「秀才=悪人」「不良=心はきれい」というワンパターンは、おかしくないか。
勉強しないことを正当化する理由をこれ以上少年たちに与えるな。

私が見た回で、問題だと思ったのは、秀才学校の生徒のほうが不良より性格がねじ曲がっているように描かれている点だ。

いやもう、もうちょっと言ってやってくれよ、という感じです。
僕が行ってた高校はマンモス校というやつで、それなりに勉強ができる奴と繰り上がりの計算ができないような奴の両方がいたのですが、人に迷惑かけまくって警 察のご厄介になってたのは決まって計算できない奴のほう。勉強できる奴で人を傷つけたり、悪いことをする奴はいなかったですね。
不良てのは良くないから不良なわけで、優等生より心が優しいとかありえないですよ。
あーすっきり。

とか思っていたら、和田先生、もうちょっと言ってやってくれてます。
全 国の高校生の200人に1人以上が東京大学合格者ベスト20に入る高校に通っている計算になる。そして少年による殺人事件は年間100件起こる。つまり、 進学校の在校生や卒業生が殺人を犯す確率が一般の少年と同様と仮定すると、2~3年に一度は彼らによる殺人事件が起こってもおかしくないが、実際には起こ らない。

少年院に入るレベルの凶悪犯罪も8割は中学卒業者か高校中退者によるもので、大学に入学した未成年者による凶悪犯罪は年間10件程度とのことだ。要するに勉強をしている子の方が不良よりはるかに安全なのである。

当たり前だ!
当たり前だが新鮮だ!

『ごくせん』に限らず、まあ『金八先生』でもなんでも、優等生より不良のほうが心がきれいだということになっていますが、そんなわけないです。
不良の人は時にとんでもない不法行為を犯しますが、そんなのは心の汚い人間がやることなのです。

あと、気になるのは「低学歴は高学歴より物事の本質を見極めている」ってやつですね。
これにまったくリアリティを感じないんです。
映画にもなった検事のドラマで、低学歴の検事が低学歴ゆえに物事の本質を見極めた言動をする、高学歴の人は薄汚れた考え方しかできない、てのがありましたが、全然リアリティを感じません。
プロデューサーの手抜きではないかとすら思ってしまいます。
低学歴の人は高学歴の人より学びの機会に乏しい分、物事の本質を見極める力を獲得するのは難しいと思います。
やっぱり「超ひも理論」とか学んだ人は物事の本質を見極めやすいと思うのですがどうでしょうかね。

たいていの優等生はたいていの不良より心がきれいですし、たいていの高学歴の人はたいていの低学歴の人より物事の本質を見極める力が備わっている、と思うのでした。
最近いろいろおもちゃを買っています。
お金つかいすぎです。
そんないろいろな世界のおもちゃをご紹介。

まず、
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デラックス電王ベルト&デンガッシャー!!!

音が出ます。
が、マンションひとり暮らしなので隣の人に気を遣ってしまってなかなか遊べません。

あー。電王おもしろかったなー。
今はキバというのをやってますが、こちらの感想は「あー。電王おもしろかったなー。」って感じでイイよね?答えは聞いてない。

次。
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2008年モデルユニフォーム!!!

正直去年とどう違うのかよくわかりません。
熱い想い届けマイラブ。

みっつめ。

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ぱそこん!!!

今は亡き(あります)IBM。
ペンティアムⅢって名機ですよね。
フォーミュラカーのエンジンで例えたらDFVって感じ。

ラスト。

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肩たたきの機械!!!

お風呂あがりにやるといいんですよ、これ。
ガコンガコンいうからね。
が、僕がお風呂に入るのはたいてい夜遅いので、隣の人に気を遣ってしまってなかなかできません。

というわけでいろいろな世界のおもちゃ(「いろいろな」は「世界」にかかっています)。
一番高かったのはどーれだ???
















正解...。
どれも同じくらい!!!

高いよ!ユニフォーム!
安いよ!パソコン!
ちょうどいいよ!ベルト&デンガッシャー!
正直値段の感覚がよくわからないよ!肩たたき!

こんないろいろなおもちゃに囲まれている僕が今ハマっている遊びは「ギレンの野望」でした。
テレビで「子供はなぜ見えない敵と戦うのか?」というのをやっています。

僕も子供の頃はよく見えない敵と戦ってましたね。
雑念が入るとイメージが崩れるので部屋にこもって戦ってましたね。
なぜか自分の部屋じゃなくて親の部屋で戦ってましたけど。

それがいつの頃からかですね、自分で戦うのではなく戦いをプロデュースすることのほうに興味がわいてきてですね、30歳を越えた今ではもっぱらプロデューサーとして頭の中で誰かと誰かを戦わせてますね。
役者があるときをさかいに監督を目指すようになるのと似てますかね。

そんなわけで今では見えない敵とは戦いません。
その代わり見えないヒーローと見えない悪者を戦わせてます。
さっきもスーパー行った帰りに戦わせてましたよ。

そんでもって、設定大好きなので、登場人物もかなり細かく設定しています。
た とえば、「マリシトに変身する宮崎は大手格付け会社を退職したあと、独立してコンサルタントを営んでいる」「宮崎はマリシトとしての力のほか、ギボンとし ての能力も持っているが、同じギボンのワッパー(白竹竜吾郎)、JQ(木下新輔)からは良く思われていない」「宮崎を演じる近藤裕作はこれまでどちらかと 言えば街のチンピラなどの役が多かったため、今作でヒーロー役を演じることは事情通の間でちょっとした話題になった」みたいな感じです。

テレビでは「見えない敵と戦うことは子供の成長にとって非常に良いこと」だと言ってましたが、僕が見えないヒーローと見えない悪者を戦わせていることは、はたして僕の成長にとって良いことなのでしょうかね?
アニメとか特撮の主題歌と言えばふつうはオープニングテーマ。
エンディングテーマはどちらかと言えば日陰の存在です。

『ドラゴンボール』の主題歌を歌ってくださいと言われれば、たいていの人が「♪つっかっもうぜっ!ドラゴンボールっ!!」と歌うでしょう。「♪おいでファーンタジー...」と歌い始める人はかなりの変わり者ではないでしょうか。

しかしながら世の中にはオープニングテーマよりもエンディングテーマのほうが有名だったりするアニメや特撮があります。

『秘密戦隊ゴレンジャー』などはこれにあたるのではないでしょうか?
「♪バンバラバンバンバン!バンバラバンバンバン!」と始まるエンディングテーマの印象は強烈で、『秘密戦隊ゴレンジャー』は知らなくともこの曲は知っている、という人もいるのではないでしょうか。
この曲とくらべるとオープニングテーマのほうはいささか印象が薄いというか、あまり知られていないというイメージがあります。
「♪真っ赤な太陽 仮面にうけて」というこの曲を皆様はご存知でしょうか?

さて、ココから本題。
現在、東京MXでは『はじめ人間ギャートルズ』の再放送を行っています。
このアニメも『秘密戦隊ゴレンジャー』と同じように、オープニングテーマよりもエンディングテーマのほうが有名、というパターンではないでしょうか。
『ギャートルズ』のエンディングテーマ、『やつらの足音のバラード』は切ないメロディーと無常観漂う歌詞が人々の心を捉え、多くの歌い手たちによってカバーされている名曲です。
それとくらべると、オープニング曲はあまり有名でない、というか、メジャー系の音楽シーンからはまったく無視され、ともすると「他愛もないギャグ」のような扱いをうけているような曲なのですが...。
...いやいやこれがなんともすばらしい名曲なのです!!!

パワフルなシャウトから始まり、胸を揺さぶるような「ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン!!」という大合唱。
これから楽しいことが始まるんだぞ、というオープニングテーマとしてのこの曲のエネルギーを感じさせます。

続いて曲のメインパートとも言うべき歌詞つきの部分。
歌詞では叙景的に淡々と「はじめ人間」たちや原始世界の様子を描きながら、陽気なブラスとコーラスによる合いの手、そして勇ましいベースライン(この部分はウルトラマンのテーマに似ています)が、聴き手のワクワク感をほどよく維持させます。
このパートで蓄えられたワクワク感は、最後の「ゴンゴンゴーン」でまとまりを見せ、続く「マンモスだぁ~~~~~」で一気に爆発します。

ここからはアニメの登場人物たちの紹介。ゴンやドテチン、ヒネモグラといった登場人物たちの名前を歌い上げます。
実はこの部分がこの曲の一番の聴きどころ。バックで流れるギターが初期Led Zeppelinのギターソロのような感じで、ロック好き、ギター好きたちのハートをがっちり掴みます。

そして最後、楽しかったこの曲は最初と同じエネルギッシュなシャウトで幕をとじるのです。

このすばらしい曲を是非とも聴いていただきたいと思います。
東京近郊にお住まいの方は東京MXでやってますので、ぜひチェックしてみてください。
今『未来教授サワムラZ』で、女の「かわいい」と男の「かわいい」はなぜ違うのかという研究をやっておりまして、本能の違いだとか、109の店員のせいだとかいう結論になっておりましたが、僕の解釈はちょっと違いますね。

女の子は基本的にほかの女の子のことを「かわいい」とは言わないのだと思います。
女の子の中で「かわいい」という価値観は絶対のもので、自分が「かわいさ」で他人より劣っているということ、またはそれを認めることはありえないことなのではないでしょうか。
そんでもって、万が一、もし言うことがあるとすれば、それは「かわいさ」で自分に到底及ばないということが誰の目にも明らかなときに限定されるのではないでしょうか。

ですから女の子が女の子に対して使う「かわいい」はイコール「自分には到底及ばない」という意味なのだと思います。

同じように考えた場合、次のようなことも言えるのではないでしょうか。

  • 女の子が女の子に対して使う「いい子」=「自分には到底及ばず、しかもかわいいと言うのも口はばかられる」
  • 女の子が女の子に対して使う「性格悪い」=「自分よりかわいい」
  • 女の子が女の子に対して使う「かわいいけどちょっと性格がね...」=「誰が見てもかわいい」


ところで男の子にはこういうのはないのでしょうか?
もちろんありますとも。
それももっと情けなくて、くだらないのがね。
ドラゴンクエストを1から順番にやっています。

こういうプレイをしている方は数多くいると思われますが、多くの方が表題のような感想をお持ちなのではないでしょうか。

で、どのへんがしっくりこないのか、箇条書きにしてみたいと思います。

  • 面クリア方式が徹底されすぎていて、全体のマップがわからない。街と街が全体マップ上で繋がっていないケースが多いため、自分が今全体マップの中のどの位置にいるのかがわからない。
  • 迷路の分岐のパターンが1~5とくらべて多め。文字通り迷ってしまう。
  • 戦闘の発生率が全体マップ上と迷路面で著しく違う。特に迷路面では発生率が高すぎて迷路にも戦闘にも集中できない。
  • 主人公たちが何のために冒険をしているのかがいまいちはっきりしない。
  • いくつかの救いのないプロット。空飛ぶベッドのジョンの話とか、特にカガミ姫に求婚を迫ったミラルゴが主人公たちに倒される話はちょっとやりすぎじゃないのかと...。
  • ミレーユの笛とかヘルクラウド城とか、こっちに投げっぱなし。
  • 「ギガスラッシュ」とか「せいけんづき」とか。
  • 「ギガスラッシュ」は100歩譲るが、「マジックバリア」はいくらなんでもナシ。
  • 呪文を詠唱するシーンがあるけど、その呪文が「マピロマハマディロマト」とか「ピピルマピピルマプリリンパ」(←これなんの呪文だっけ?)とかにくらべてダセー。
  • 終盤近くの賢者の台詞「フルパワーで行くぞ!」


まあ1~5とは作っている人が違うらしいので、迷路の分岐とか、そのへんの微妙なテイストは違って当然なのですけど、「マジックバリア」とか「フルパワー」とかは手抜きだろ?いや、そうだと言ってくれ...。って感じです。

バーバラとの別れ、洗礼後のホルス王子、「なに?川が真っ赤だと?まあ長い人生だ。そんなこともあるだろうよ。さてと...。ここは武器の店だ」のような、いかにも1~5のドラゴンクエストっぽいノリが忘れた頃にやってくるのもまたしっくりこない原因のひとつです。
藤原不比等の四兄弟、南北式京の四家の祖となり、権勢を振るう。
その後、藤原房前を祖とする北家のみ栄える。


面白すぎるこの設定!!!創作でなく事実らしいというのがまた面白すぎる!!
別々のものには別々の名前をつけるべきだと思うんです。
僕の設定好きはどうやら病的なレベルらしいです。
人物相関図とか、そういうものが好きで好きでしょうがないです。
ファイティングファンタジーで一番楽しめた作品は、設定資料集『タイタン』です。
Wikipediaで鑑賞したことがないドラマのページを見るのが好きです。

そんな設定大好きな僕のツボを羅列していくカテゴリー「設定大好き!!!」をつくりました。
たまに解説することがあるかもしれませんが、基本羅列で。

  • 階級と職制の対応表。警部補は本庁では主任クラスだが、所轄では係長クラス、とか。
  • タカラヅカで大階段を降りてくる順番。新人公演主役クラスの若手⇒バウ主演クラス⇒準トップ(ソロあり)⇒娘役トップ+組長副組長⇒(暗転)⇒トップ、とかたまらん。
  • 「この駅は急行停車駅ですが、快速急行は通過します。また、準急はこの駅以遠各駅に停まります。」
  • 「この若手はベテランと対戦したとき、丸め込みでなら勝利できるが、ピン・ギブアップは奪えないクラスだ。」
  • コベルコ建機とコベルコクレーンが別会社。
  • L2キャッシュ容量が違うだけで違うブランド。


どうです?わかります?
モノとかサービスとかには適正価格というのがあって、それは「市場原理」というので決まっています。
例えばカップ焼きそばを製造しているメーカーが、それを1万円で売りたいと思っていても、競合他社とかそういうのの関係で、だいたい150円くらいになる、という具合です。

で、今免許の書き換えのために免許センターというところに来ているのですが、ここのサービスは悪すぎる!!いったいいつまで待たせるつもりなのか?
ここは税金でやっているアレだと思うのですが、税金の値段の割にこのサービスの悪さはまったくもってアレです。

もしコンビニで時給800円高校生のアルバイトが、これだけ客を待たせたなら、そいつは即刻クビでしょう。
それなのにコームインの方々はクビにもならず、高校生アルバイターよりも高い賃金をもらっているのです。
納得いかん。


やはりここはこういった行政サービスにも「市場原理」を持ち込むしかないでしょう。
前々からコウすりゃいいのにと思っていたのですが、政府なりなんなりを2つ作って、国民は良いと思う方にだけ税金を払うというシステムにするというのはどうなのでしょうか?
もちろん政府という大まかな単位ではなく、税務署や消防署、警察、国会、軍隊、裁判所...全部ふたつ作って、市場で競争をさせるのです。
軍隊とか警察とか、一部のものについてはいろいろ考えねばなりませんが、だいたいこんな感じのシステムにすればよいのではないでしょうか?

もしそういうシステムが施行されたとしたならば、僕はここまで人を待たせる免許センターにはビタ一文払いません。
もっとサービスの良い、お昼に全員で一斉にメシ食いに行ったりしないような免許センターに、お金を払い、免許の更新をしてもらうことにします。
「まあまあ酔っぱらってるから(大目にみてくれ)」という台詞を口にしたことがあるという方、いっぺん考えてみてください。

お酒を飲んで酔っぱらって暴言をはいたり、人をなぐったりする行為は許される行為でしょうか?
しらふの状態で暴言をはいたり、人をなぐったりすることと、お酒に酔ってこれらの行為をすること、どちらの罪が重いとお考えになるでしょうか?

では、しらふの状態で自動車の運転をして事故を起こすことと、お酒に酔った状態で自動車の運転をして事故を起こすことではどうでしょうか?

世間の一部にはなぜか「酔っ払っている状態での多少の不法行為は容認されるべき」という考え方があるようです。

しかし、この考え方に真っ当な根拠はありません。
bmidvarなどはむしろ酔っ払っているからこそ通常よりも厳罰に処すべきであるとさえ考えます。

酔っ払いの不法行為は許されるべきだなどという考え方は根絶すべきです。
財団法人経済広報センターが発行する「経済広報」2月号の特集は「ウェブ2.0時代の広報」です。
この特集の中で、広報のオーソリティである千葉商科大学の藤江俊彦教授が「ブログ時代の新たな広報の概念と在り方」という文章を発表されています。
ウェブ、ブログといった類のものに関して詳しいほうではないと思われる(失礼!勝手なイメージです)藤江教授なのですが、この文章で示されている「新たな広報の概念」はなるほどと手を打ちたくなるほど明快であり、的確です。

要旨を挙げますと、

  1. ウェブ2.0は単なるメディアの技術的進化やチャンネル数の増加を指しているわけではない。

  2. ウェブ2.0は人々の環境認知の在り方に変化をもたらしており、広報の概念にも影響を及ぼしている。

  3. パブリックリレーションズの対象には"公衆"だけでなく"個人"も含まれるようになった。

  4. ブログ時代の広報においては企業は一方通行のイメージコントロールではなく、"個人"との対話を行わなければならない。

  5. ウェブ2.0時代の広報には"個人"とのコラボレーション型のリレーションづくりが求められる。


のようになるのですが、もうこれはまさに僕がいろんなところで言ってきたり、ブログで書いたりしてきたこと!
僕が常々考えていることを藤江教授のような偉い方も考えていたのかと思うとなんだか鼻が高い気分です。

この中で藤江教授が特に多くの分量を割いて解説しているのが3.なのですが、この部分はこのままでは少しわかりにくいかもしれませんので、ちょっと引用を。

米 国で使用されるようになったといわれる「パブリック・リレーションズ」は、公衆との関係づくりを原義としている。公衆概念は社会学的解釈によれば、マスメ ディアによるコミュニケーションによって、日常的生活空間に散在した人々が共通の情報と関心で結ばれていることを前提としている。パブリック・リレーショ ンズやパブリシティーが、近代マスメディアによるコミュニケーションを主たる活動にしたのは、社会における人々を"公衆"概念でとらえていたからである。


ふむふむなるほどー。
もともとのパブリックリレーションズの対象てのは「マスメディアを通した情報でつながっている人々="公衆"」だったのですね。
だから現在でもマスメディアリレーションズ活動がパブリックリレーションズの中で大きなウエイトを占めているわけなのですね。

ブログやSNSの拡大により、個人とPR主体である企業とが、直接メディアを通して会話・ディスカッションし、忌憚なく意見を述べる場ができた。


ここで言うメディアというのはブログやSNSのことなのですね。
これはよく言われることですね。

広報、パブリック・リレーションズが概念的変革を迫られているのは、すでにアナログのマスメディアによって意識された"公衆"だけが対象ではなく、常にブログなどのネットに参加・発言し、会話する自律的な個人も含まなければならないからである。


つまり、現代の広報、パブリックリレーションズにおいては"公衆"と"個人"の両方を対象にしなければならず、"公衆"リレーションズはマスメディアリレーションズ活動によって、"個人"リレーションズはインターネットメディアリレーションズ活動によって行いなさい、とこういうことですな。

これはまさにその通りですね。

現在のパブリックリレーションズ界はこの辺のことをごちゃごちゃにしてる感じがあるので、この辺で明確に切り分けるのもよいかもしれないですね。
対象によって手法を切りかえるというのは当たり前のことです。


...とまあここまでの藤江教授説の紹介だけで終わってしまってもよいのですが、最後にちょっと僕なりの補足を。

確かに、対象を"公衆"と"個人"に切り分け、そのそれぞれに対して異なったリレーションズ活動を行うというのは大切ですし、この考え方にけちをつけるつもりはないのですが、これにもうひとつ大切な視点を加えるべきだな、と思うわけです。

藤江教授説では"公衆"と"個人"とを明確に区別していますが、結局のところその実態は同じものだ、ということを忘れてはならないような気がします。
つまり、広報、パブリックリレーションズの対象である"社会の人々"はみな"公衆"と"個人"という2つの側面を持っている、ということです。

で すから、マスメディアリレーションズ活動を通して"公衆"との関係づくりを行う際にも、その"公衆"が"個人"の側面をもっていることを忘れてはならない ですし、インターネットメディアリレーションズ活動を通して"個人"との関係作りを行う際にも、"個人"が"公衆"としての側面を持っていることを忘れて はならないと思うのです。

ようするに僕が言いたいのは、対象を切り分け、手法を切り分けて整理することは大切だけど、マインドまで切り分けちゃダメでっせ、ということなのですけどね。
マスメディアリレーションズとインターネットメディアリレーションズを切り分けた結果、そのそれぞれでバラバラなメッセージを発信しているなんてのは愚の骨頂。
その両方の底に流れる、統合されたマインドが必要なのです。

なーんて偉そうに言ってますが、まとめてみると普通のことでした。失礼。
米国の方に「日本のSNSの状況」というテーマでお話しさせていただく機会がありました。

米国の方向けということですので、「mixi1強の日本でMySpaceはどのようになっていくのか?」「Second Lifeは日本でも普及するのか?」といった米国と日本の比較が話題の中心となりました。

内容はそれなりにご満足いただけたようで、質疑応答コーナー(?)も大いに盛り上がり、SNSに限らず幅広い分野についての質問をいただきました。
ということは、あの例の質問も当然出るわけです。

「日本ではGoogleではなくYahoo!が人気だが、これはなぜか?」

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!

難しい質問ですね。
僕はこの質問に対して、「これはまさに今日本のブロゴスフィアでホットな話題であり、様々な見解がある」とした上で次のように回答しました。

1.日本人は慣れ親しんだものから新しいものに"乗り換え"ることをリスクと考える傾向がある。
2.Googleのシンプルなトップページデザインは日本人になじまない。


1.に関してはまさに「mixiとMySpace」のところで話した内容と同じでした。
日本人は「今の日常が明日も続くこと」を何よりも素晴らしいことだと考える傾向があるため、新しいものがどんなに良いものであろうとも、あまりそれに"乗り換え"たりはしないと思われます。
新しいものを導入することによって、日常がより素晴らしいものになることがわかっていても、日本人はそれを「今の日常の破壊」であると考え、それを行わない傾向があると思います。
は るか以前に作られた現実的でない、それによって生活を脅かされるような重大な欠陥のあるルールの改正を躊躇したり、若者が社会で発言権をもつことを嫌った り、あるいは新聞社がインターネットに対する執拗な誹謗を行ったりというのも、すべてこの日本人の性質のせいでしょう。

ですから、mixiからMySpaceに"乗り換え"る日本人はあまりいないと予想できますし、Yahoo!に慣れ親しんだ日本人がGoogleに"乗り換え"ることはあまり起こらないのです。

この話をすると聞いていた方々は「オー、なんてことだ!」「シンジラレナーイ」という反応を見せたのですが、これは印象的でした。

2.に関してはさらに3つの内容にわけることができます。

ひとつめは単純にITリテラシーの低い日本人の多さからくるのでしょう。かつてのGoogle検索(ロボット検索)とYahoo!検索(登録サイト検索)の違いをあまり理解していなかったため、
「Yahoo!のトップページ=Googleの検索ボックス+Yahoo!トピックス等のコンテンツ」
という理解の仕方をしてしまう日本人が多かったということでしょう。

ふたつめは「小さな場所に様々なものを収納する」ことをよしとする日本人の気質からくるものです。
狭い家に住み、満員電車で体を密着させあいながら通勤する日本人には、検索ボックスがぽつんとひとつだけ設置されているGoogleのトップページはなじまないのかもしれません。
Yahoo!は検索ボックスだけでなくいろいろな情報が1ページの中に掲載されており、幕の内弁当みたいなお得感があります。
日本人にはGoogleの検索ボックスの周りの余白は「無駄」に思えてしまうのです。

狭いところで生活している日本人には「大より小」というのは「MySpace」のところでも話題としてとりあげました。
僕はMySpaceは日本ではあまり普及しないと予想しており、この会議の前半でもそう言ったのですが、その理由として日本人が使用しているPCと米国人のそれとのスペックの違いを挙げました。
広いところに住んでいる米国人はデカくて高性能なPCを使用することが多く、そのようなPCではSecond Lifeの3D動画をサクサク動かすことが可能です。
一方狭いところに住み、デカいPCを買えない日本人はラップトップ型のPCが大好きです。でもラップトップ型のPCではSecond Lifeの動画がスムーズに動かせなかったり、そもそも利用できなかったりします。
日本人にはデカいPCでないと動かないSecond Lifeよりもラップトップやさらに小さい端末―そう、ケータイで動くSNSのほうが合っているのでしょう。

この回答には皆さんなるほどと納得されていたようです。

そして最後にみっつめ。
それは指示や案内がないと動けないという悲しい日本人の習性です。
「好きなようにしていい」と言われたときに何もできなくなるという日本人の悲しい習性についてはどこかで耳にしたことがあるという方がほとんどでしょう。
そしてGoogleのトップページはまさにこれです。
検索ボックスがぽつんとひとつだけあるGoogleトップページはその検索ボックスひとつであらゆる情報が手に入ることを示しています。しかし日本人はそれだけでなく、それをどう使えばよいのかという指示がほしいのです。

それに対してYahoo!の検索ボックスは丁寧に指示と案内を出してくれます。
不親切な検索ボックスだけでなく、あれも、これも、いろんなリンクを最初から用意してくれています。

Googleが「検索ボックスに好きな言葉を入れてください。」というばかりで何もしてくれないのに対し、
Yahoo!には「検索ボックスに言葉を入れてもいいですが、別ににそうしなくても、こんなのもあんなのも用意してますよ。なんならあんなこともしてみます???」
みたいな親切さがあります。
こちらのほうが指示待ち日本人には向いています。

・・・とこういうことを回答すると、その場にいた方々は不思議そうな顔をしていました。「意味わかんねー」「それ親切じゃなくてうぜーだけじゃん」というようなことをつぶやいた方もいました。
イヤ、このみっつめについては僕も全然意味わかんないので解説のしようがありません。すみませんでした。

そのほかにもいろいろあるのかもしれませんが、僕が思いついたのはこんなところでした。
なんだか日本人の悪口みたいになってしまいましたが、これらは裏返せば日本人の美徳とも言えるはずです。
当たり前のことですが、米国人と同じ考えであることが良いことで、違う考えであることが劣っているということではないのですからね。
Googleを選ぶ米国人とYahoo!を選ぶ日本人、性質が違う者同士で仲良くやっていけばよいのです。
(完全に余談ですが、ある人によると「性質が違う者同士は仲良くできない(だからみんな横並びであるべきだ)」という考え方も日本人の性質のひとつだそうです。)

ところで、僕は普段の検索にはいつもgooを使っています。
めんどくさがりの僕にはクリック数が少なくてすむgooが使いやすいのです。
のであります。

日本の世間一般で言われているような「ホームページ」が実は誤用であるというのはよく語られる事実ですが、この誤用の大き な問題点のひとつに「ホームページ」があるひとつの言葉の言い換えによる誤用ではなく、「ホームページ」というひとつの言葉で「ウェブサイト」「ウェブ ページ」あるいは「ウェブ(インターネットも?)」などという複数の言葉の言い換えになってしまっている、というものがあります。
ウェブページも「ホームページ」、ウェブサイトも「ホームページ」、ウェブも「ホームページ」という感じの誤用です。

こういった感じの誤用はいままで広く行われてきており、まあそれはそれでいいか、と個人的には思うのですが、最近少々厄介な現象が起こりつつあります(僕の周りで、だけなのかもしれませんが)。
それは「ホームページ」という言葉と「サイト」という言葉を使い分ける人々の登場です。
彼らがどういうものを「ホームページ」とよび、またどういうものを「サイト」とよんでいるのかわからないため、これがまた少々厄介なのです。

わからないものは当事者に聞け、ということで、今回は当事者にヒアリングを行いました。
今回ご協力いただいたのは当事者のTさん。わけあって職業、性別などはひみつです。
サンプル数1名という頼りないヒアリングですが、結果は以下のように!


僕(以下b):Tさんのいう「ホームページ」とはどのようなものですか?
T氏(以下T):インターネットの画面に出てくるやつ。

b:では「サイト」とはどのようなものですか?
T:わからないけど大企業とかがやってるサイト。

b:あなた今サイトの説明の中で「サイト」という言葉をお使いになりましたよ!
T:うるさいなあ。

b:では、「サイト」は「ホームページ」の一種であるというお考えなのでしょうか?
T:考えたこともない。

b:ではズバリ「ホームページ」と「サイト」の違いとは!?
T:「ホームページ」は自分で行くことができるところで、「サイト」はIT企業が作っているホームページ。

b:じゃあやはり「サイト」は「ホームページ」の一種なのですね?
T:君がそういう聞き方をするくらいだから間違ってるんだろうね。

b:イヤ、間違っているとかではなくてあなたのお考えを。
T:「サイト」はちょっと生意気な感じ。


なるほど。
これではよくわかりませんね。
なのでここで質問の仕方を少し変えてみます。

b:では『Google』は「ホームページ」でしょうか?「サイト」でしょうか?
T:「サイト」。

b:そうですか。では『2ちゃんねる』は?
T:これは「掲示板」。


!!!!!
これはちょっとヒントかも!?

b:『Yahoo!JAPAN』は?
T:「ホームページ」。


!!!!!!

b:『ガチャピン日記』は???(画面を見せる)
T:これは「ブログ」だ。


!!!!!!!

b:『アサヒコム』は?
T:「サイト」。

b:『J-CASTニュース』は?
T:「サイト」。

b:『CNET Japan』は?
T:よくわからん。

b:では『サントリー』は?
T:「企業ホームページ」。

b:「企業ホームページ」は「ホームページ」ですか?
T:そうなるね。


この辺でぴーんとひらめきましたよ。

b:『大塚製薬』は?
T:これも「企業ホームページ」

b:ではコレ(『ポカリスエット 水の国』)は?
T:「ホームページ」。

b:ところで綾瀬はるかは好きですか?
T:かわいいよね。

b:じゃあコレ(『ポカリスエット イオンウォーター』)は?
T:「ホームページ」。

b:コレ(『ポカリスエット イオンウォーター』内の「どうして"イオン"なの?」)は?
T:ここまでくると「サイト」。


!!!!!!!!!!!!

b:ここまでくると、ですか!!?
T:よくわからんけどね。


ははーん。
わかりましたよ。

この人(Tさん)は適当に答えている!!!!

でもなんとなくわからんでもないです。
T さんの中では「ホームページ」「サイト」のほかに「掲示板」や「ブログ」そして多分「mixi」なんかも同列のものとして存在していて、「ホームページ」 「サイト」は「掲示板」「ブログ」「mixi」などのジャンルに当てはまらないウェブページのうち、Tさんにとって身近かどうかで決定されている、ような 気がするようなしないような。

というわけで厄介な現象は厄介なままなのですが、なにかのヒントにはなったやらならぬやら。
人の良いTさんのご協力をもちまして上のような結果が出ましたので、どなたか分析をよろしくお願いいたします。

(インタビューの文言は実際のものとは多少異なりますが、大体このような感じです)
和蓮和尚の『キャズムを超えろ!』から。

[ハードウェア]全世界の家電メーカーが力を合わせてもApple1社に勝てなかった日
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20070110/p1

PC とWebの世界は驚くほど進化が早い。その世界で叩きのめされながらも必死に生き延びてきたAppleが、コンピューターメーカーとしての発想で作った ポータブルAVCデバイス。対する進化の遅い家電の世界を生きてきた家電メーカーにとっては、とてもじゃないがAppleのようなデバイスを作ることはで きないだろう。勿論、家電の世界には家電の世界の難しさがあり、Appleが冷蔵庫を作れるかというと、作れない。


旧 来の家電メーカーは、エンターテインメント分野からは手を引くべきタイミングなのかもしれない。手を引きたくないメーカーは、PC&Webワールドのス ピードに追従できるような体制を作るか、Appleや任天堂が取りに行かない(捨てている)セグメンテーションのユーザに特化したニッチ家電を作るしかな いのかもしれない。


これは家電メーカーのAVC機器分野に関する話ですが、PR業界のウェブ分野に関しても同じようなことが言えるかもしれないと戦慄しました。

驚くほど進化が早いウェブの世界で生き延びてきたウェブ関連企業が、その知見を持ってPR業界に名乗りを上げてきたとき、進化の遅いPR業界を生きてきた既存PR会社は、ウェブ関連企業のリリースするウェブPRサービスを提供することはできないでしょう。

そうなると、既存PR会社はウェブPRから手を引くか、ウェブ関連企業が重視していない層(ウェブ対応が著しく遅れている企業などでしょうか?)をターゲットにするか、それともウェブの世界のスピードに対応できる体制を作るかしかありません。

Appleが冷蔵庫を作れないように、ウェブ関連企業は伝統的に提供されてきた既存のPRサービスができないでしょうから、既存PR会社がその部分のみに特化し、ウェブPRを捨てるという選択もありでしょう。
あくまで僕の予想なのですが、現在ウェブPRを申し訳程度に提供しているPR会社のほとんどはこの選択肢を選ぶことになるような気がします。
ただ、この選択は既存の総合PR会社にとって受け入れがたいものかもしれません。「総合」の看板をはずすという意味ですからね。

ウェブ関連企業が重視していない層をターゲットにするという選択は、より消極的なように思えます。
この選択肢を選ぶことにより、PR会社は絶えずこの層を開拓していかざるを得なくなります。しかしこれは袋小路を探る作業にしかならないような気もします。
この選択をしたPR会社は袋小路の行き止まりにたどり着くか、それともその前に力尽きるか、どちらかの結末を迎えることになるでしょう。いずれの場合も、その先にあるのはウェブPRから撤退なのですが(そしてこれは非常に重要なことですが、既存の多くのPR会社は現状、この選択肢を選んでいるような気がします)。

というわけで既存PR会社がウェブPRを長く続け、ビジネスにしていこうとするなら、ウェブのスピードに対応できる体制をつくらねばならないということなのですが、これはこれでいろいろと難しいでしょう。
しかしこの選択肢を選び、的確に実行できたPR会社が真の(そして数少ない)総合PR会社として業界リーダーに君臨することは間違いないでしょう。
そしてもうひとつ、この選択肢を選び、的確に実行できたPR会社は、PR業界のみならず、広告、マーケティング等々を含めたコミュニケーションビジネス業界全体のリーダー的企業になれるかもしれません。
可能性は十分にあると思います。
死ぬまでに一度は見ておかなければと思っていた中山大障害を見てきました。

僕の障害レースへの思い入れは「ケイティタイガーの思い出」のあたりで感じていただくとして、まず今回の感想から。

そりゃもう大感動でありました。

障害ファンにとって中山大障害は特別なレース。
ダービー、天皇賞と並ぶ日本競馬最高峰のレースです。

とは言え、現在、障害レースの人気は高くなく、一応ダービーや天皇賞と同格のGⅠ(正確にはJ・GⅠ)に格付けされているものの、他の多くのGⅠレースとは異なり、土曜日10レース(準メインレース)の開催。
観客もハッキリ言って多くありません。

僕はゴール手前50mあたりの最前列にかじりつき(実はこの場所は外ラチが邪魔で非常に見にくいのですが)、レースを今か今かと待ち構えていました。

周りには大学生くらいの年齢だと思われる若いファン、老夫婦、少し怖いお兄さんやカメラマニアなどがいたのですが、どの方も大障害をはじめてご覧になるようで、「スタートはどこから?」「何メートル走るの?」「どこをジャンプするの?」といった会話が聞こえてきます。

そしてファンファーレ。
あまり聞きなれないJ・GⅠのファンファーレには、大レースではおなじみとなっているはずの手拍子も起こらず、のんびりムード。

しかしこの穏やかな雰囲気はスタート直後に一変します。
16頭という多頭数(なんと明日の有馬記念よりも多い!)で飛越障害になだれ込み、大障害コースの坂を駆け下る迫力に、僕の周りのファンからも「すげえ!」「ハマる!」の声。

クライマックスは大竹柵。
中山大障害名物のこの障害の飛越のシーンでは僕も熱くなってしまい、思わず拍手。
その拍手につられるかのように、周りの方に拍手が広がっていきます(このシーンは今レースの一番の見せ場であり、スタンドからも大拍手がおきました)。

その後も、嘉堂信雄騎乗のメジロアービンの落馬シーンでは絶叫とため息、長い長い障害コースを終えて、最後の直線に入るシーンではどよめきのような喚声と、盛り上がりを見せたままレースは終了。

スタートから終始先頭でレースを支配した西谷誠騎乗のマルカラスカルが強い内容で勝利しました。
オグリキャップの(最近のファンにはメイショウサムソンのほうがおなじみですかね)瀬戸口勉厩舎所属。
瀬戸口勉調教師は来年2月に定年引退が決まっているそうですから、現役最後のダービーと中山大障害を両方制したってことになりますね。すごい!

レースも感動だったのですが、レース後のファンの方々の温かい言葉にも感動。
「見に来たかいがあった!」
「もう今日はこれで満足!」
「障害すげえ!」
「また障害見にきたいな。」
障害ファンとして、これらの言葉には少しじーんときました。

表彰式にも多くのファンがつめかけ、大拍手。
西谷騎手や瀬戸口調教師に大きな拍手が贈られる中、優勝生産者賞を受賞した社台ファームさんへの拍手が少なかった(プレゼンターとして登場した三沢光晴氏への拍手より少なかったような気が...)のはお約束なのでしょうか(笑)。
社台ファーム関係者のみなさんもおめでとうございました。

とにもかくにも、これはすばらしい体験となりました。
すばらしい収支にはなりませんでしたが(笑)。

ある不安 - 人気低下ブログ

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杞憂であればうれしいのですが、最近、このブログでも何度か取り上げている「報酬と引き換えにブロガーに指示通りの記事を書かせるサービス」がじわりじわりと勢力を拡大(?)しつつあるような気がしてなりません。
この手のサービスがウェブPRのスタンダードになりつつあるのではないか?ブロゴスフィアもこの手のサービスを受け入れつつあるのではないか?と少々不安になっています。

「お前はなぜこの手のサービスに否定的なのか?」
こう問いかけられた時、僕は今まで第一に「効果がないからだ」と答えてきました。そしてこの答えは間違ってはいないと思います。
しかし、実は僕はそれ以上にこの手のサービスを嫌う理由を持っています。
それは「なんかムカつく」ということです。
口コミ2.0』の中で保田さんがおっしゃっていた「感覚的に受け付けへん」「ネットを汚すな」というのに似ているかもしれません。

僕はウェブが清く正しく混じり物のない無菌室であってほしいとはこれっぽっちも思いません。むしろ「少々ワルもいたほうがおもしろい」とさえ思っています。
ただ、正直であること、誠実であることが良いこととされる世界であってほしいと思います。人を騙すことが常識的なことではないとされる世界であってほしいと願っています。
これはウェブに親しむ者なら少なからず思っていることなのではないでしょうか?

「報酬と引き換えにブロガーに指示通りの記事を書かせるサービス」からはその思いが微塵も感じられないのです。

今日上司にこの不安を漏らしてみたのですが、「そのうち消えるでしょ」とのこと。
本当にそうなればよいと思います。
報酬と引き換えにブロガーに指示通りの記事を書かせるサービスというのが米国でも話題(問題)になっているようです。

http://jp.techcrunch.com/archives/the-payperpost-virus-spreads/

この記事には、

この傾向を押し止めるのにどうしたらいいのかよく分からない。結局のところ、個々のブロガーが自身の信頼性を証明し、維持する努力をしていく他ないのかもしれない。


とあります。

僕 もこの手のサービスは大嫌いで、報酬と引き換えに企業の指示通りの記事を書いているブログをはじいてくれるブログ検索サービスが早く開始されないものかと 心待ちにしている人間の一人であり、上の記事を書いたMichael Arrington氏の思いは痛いほど理解できるのですが、僕はこの手のネット病原菌の蔓延に関しては、Arrington氏ほど心配していません。
この手のサービスがうまくいくとは到底思えないからです。
日本にも報酬と引き換えに指示通りの記事を書かせるプレスブログというサービスがありますが、このサービスも結構しんどいようで、8月18日の日本経済新聞には次のように書かれています。

ブログの記事にも宣伝が増える。「すごく使いやすい!」。六月、新発売の整髪料の感想が一気に約四千件書き込まれた。
す べて広告会社エニグモ(東京・渋谷)の会員の書き込み。発表資料をもとに自分のブログで宣伝する仕組みで報酬は一件百―千二百円。今や会員は十四万人を超 え増え続けている。単なる宣伝ブログになった例も目立ち「これじゃ口コミと言えなくなる」と社長の田中禎人(31)は頭が痛い。


また、日経トレンディ2006年11月号『ネットに蔓延する"サクラ"記事 筆がすべれば、薬事法違反の場合も』にはこの手のサービスをひっくるめて否定するような記事が掲載されました。

こうした広告手法に疑問を持つ声も少なくない。


リリースを読み、ブログを執筆。多くはリリースを要約した記事になるか、ブログの内容に関係ない話題を取り上げる不自然さを消すために、わざとらしい記事になるかのどちらかだ。20分程度かかって書いたが、報酬は100円。費用対効果は悪い。


当然、この手のサービスに対する否定的な意見は、ブロガーの間でも根強いものがあり、様々な方が様々な議論を展開されているのですが、中でも次のエントリーは情報の広がりという観点からこの手のサービスの効果に疑問を呈しています。

ブログに金を払ってエントリー書かせたほうが結局マーケティング的効果は薄いのではないか?
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/techcrunch_japa_0beb.html

金をもらって文章を書く場合、文章の露出先のメディアは既に用意されており、そこからの発信を前提として成り立っています。つまり、送り手と受け手の関係は1:nになります。


ブ ロガーにエントリーを金を払って書かせるという行為は、本来違うロジックで動いているものを無理やりブログに押し込めるような形になっているということで す。そして、今ブログに注目している広告主にとって有効な文章は1:nな関係の上にある文章ではなくn:nな関係の上にある文章なのです。だって、1:n はそれこそ今まで企業が広告媒体を使ってさんざんやってきていることですからね。


ライター経験者の方ならではの視点で、非常にためになります。

ウェブと旧来の情報メディアとでは、人とメディアの情報の接し方というのは当然違っており、ウェブPRにおいてはそこを特に意識すべきだというのは僕の持論なのですが、このエントリーにはどこをどのように意識すべきなのかが書かれています。
ここに提示されたヒントから考えるに、ウェブPRにおいては、旧来の情報メディアでは既に用意されていた、情報の接点をデザインするという視点がまず必要になるでしょう。

僕の知るかぎり、報酬と引き換えにブロガーに指示通りの記事を書かせるサービスにはこの視点がありません。
それよりももっと基本的なところ(ばれちゃって叩かれちゃったらどうするの?問題など)でも考えが突っ込めてないような気もします。

なので、Arrington氏のような心配は杞憂に終わるような気がします。

「時代はクチコミ!クチコミと言えばブログ!じゃあブログに指示通りの記事を書かせてクチコミを発生させよう!!」
という勘違いではじめちゃったサービスは多いと思うのですが、ここらで少し冷静になってサービスを見直したほうがよいかもしれません。
ケイティタイガーといえば9歳で中山大障害を、10歳で東京障害特別を制した(ともに旧表記)障害レースの名馬でした。

当時の障害戦線はある意味平地よりも熱かった!
ポレール、アワパラゴン、ゴッドスピードなど平地でも活躍するスターホースが馬柱に名を列ねる中、ケイティタイガーは若くして障害入りし、以来一筋で戦ってきた馬でした。
血統的にみても障害一族のエリートであり、12歳まで一度も落馬することなく走った無事是名馬の典型ともいえる名馬だったと言えるでしょう。

僕とケイティタイガーが実際にはじめて会ったのは彼が10歳のときの春の京都大障害でした。
雨とも曇りともいえぬはっきりしない空の下、京都競馬場名物のまん丸パドックに姿を現した彼。
そのレースは当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった中山大障害勝ち馬ノーザンレインボーと、前年はクラシック戦線でも活躍した5歳の若武者ゴッドスピードの一騎打ちという様相で、ケイティタイガーは一枚落ちる3番手という評価。
しかしパドックで見る彼の存在感は圧倒的でした。「カリスマ性」というのはああいうのを指して言うのでしょう。彼の馬体からはほかの何者をも寄せ付けぬ小宇宙がほとばしっていました。

僕 は当時、競馬場に通いつめており、パドックの最前線でスターホースを見る機会は多かったのですが、彼、ケイティタイガーからは、同時期に平地で活躍してい たエアグルーヴやバブルガムフェローといったスーパースターホースよりもずっと威厳と神々しさを感じました。それまでに出会ったマヤノトップガンやジェ ニュイン、後に出会うことになるセイウンスカイやスペシャルウィークと比べても彼の存在感は飛びぬけて印象的で、今でもその衝撃は強烈に覚えています。

結局そのレース、ケイティタイガーは敗れてしまうのですが...。
それでもその日は彼に出会えたことで大興奮でしたね。

現在彼はどうしているのでしょうか?
まだ生きているのでしょうか?
生きているのなら是非会いに行きたいですね。
今日はこれをとりあげないわけにはいかないでしょうね。

Walmarting Across America:誰も信じてくれない本当にあった不思議な話
http://ameblo.jp/fushigi/entry-10018757693.html

Wal-Mart Flog炎上でPR会社Edelmanがトップが謝罪:Ad Innovator
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/10/walmart_flogpre.html
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/10/walmart_flogpre_1.html

平たく言うと、PR会社が仕込んだブロガーが一般人を装って、クライアント企業をテーマとするブログを書いていた、というものです。
ライバル企業の悪口を言っていない分、日本で起きた携帯音楽プレーヤーをめぐる同様の騒動ほど悪質でないような気もしますが、それでも結構大きな騒ぎになっているようです。
これは確かに、まずいやり方ですね。

このようなやり方は受け入れられるべきではありません。
しかし、と同時に、僕はこのようなやり方をよしとするウェブPR担当者が結構多いような気がしてならないのです。

ある企業について書かれたメッセージの信頼性を考えるとき、そのメッセージが当該企業から発せられたものなのか、当該企業とは関係ない一般人から発せられたものなのか、というのは重要なポイントです。
多くの人は、後者のほうがより信頼性が高いと考えるでしょう。
ある事実を隠すことで簡単に信頼性を得ることができるのであれば、多くのウェブPR担当者はその方法をためすに違いありません。
情報を公開するよりも隠すほうがずっと楽ですからね。情報を公開するにはそれなりの根性(と、そしてひょっとしたらコスト)がいるものです。
まずいことはわかっているのですが、バレなきゃオッケー、という考え方もできるかもしれません。

実際に、国内でも似たようなことは行われているようで、例えば、人気ブログ『1桜子の美健楽★AAニュース!』のあるエントリーには次のような記述があります。

http://bikennraku.cocolog-nifty.com/dietdiary/2005/03/post_5.html

実は私も、と衝撃告白しちゃいましょう。とあるダイエット商品メーカーさんから連絡があって、
「ダイエットブログ・ライターとして、うちのサイトのブログを個人ブログとして(ふりをする)、書いていただけませんか」
というお問い合わせがありました。結構いい高額報酬つき。サイトのデザインもSEO対策も、全部プロを雇ってやってくださるという、楽チンさ。
私 が、ダイエット読者世代の"20代普通のOL"に成りすまして、自分の個人日記のふりをしてさりげなく商品をすすめる記事を書き、読者に買わせるというも の。「それって読者の方をだます詐欺だなあ」と思って、もちろん即刻丁重にお断りしましたが、今後こういうずる賢いお金儲けブログが増えてくるのかもしれ ませんね。怖いな~。


桜子さんは多くの読者さんからの信頼を勝ち得ており、ブログを愛していらっしゃる方ですので、今回、このような賢明な判断をされましたが、そうではない方も中にはいるかもしれません。

このようなウェブPRの問題点はいくつか挙げられます。
「バレちゃったら今回のように取り返しのつかないことになる」というのもそうですし、なにより、「このようなウェブPRをはびこらせることでウェブ言論の信頼性を損なわせ、ウェブPR自体が成立しなくなる」ということも言えるでしょう。
また、これはまったく僕の思いでもあるのですが「こういうの、なんかすげームカつく」と思う人がいるということも大きな問題点でしょう。

せっかくなのですから、潔く正直にやりましょうよ。

ウェブPR担当者に提言したいです。
情報流通の仕組みが変わって、たくさんの人の情報行動が変化している、という歴史的に非常におもしろい時にウェブPRに携われるのです。
ラッキーじゃないですか!
せっかくだから潔く正直に、みんなにおもしろいと思ってもらえるものを作りましょうよ!!!
Yahnnys.com』の、少し前のエントリーから。

【海外PR】対照的なブロガーリレーションズの2つの事例
http://yahnny.seesaa.net/article/21631219.html

▽失敗例:
1. The Salutation Sucks.
 -メッセージが画一的で型にはまっている。
2. The rhetoric is appalling.
 -表現が稚拙である。
3. It makes it appear like the client is doing me a favor.
 -ビジネスライクである。
4. Dead-eyed marketing jargon.
 -マーケティングの専門用語を使用している。
5. Inconsistent tone.
 -トーン&マナーが一貫していない。

▽成功例:
1. The marketer knows who I am.
 -ブロガーのことをよく理解している。
2. The language is good.
 -言葉遣いがシンプルかつフレンドリー。
3. The offer is to be helpful, not to do me a favor.
 -ブロガーにとって有益な情報である。
4. This pitch understands its market.
 -ブログの読者のことまで理解している。
5. This pitch isn't pushy.
 -押し売りをしない。


いつだったかも書きましたが、ブロガーリレーションズで有名なSteve Rubel氏はブロガーについて、

「彼 らはジャーナリストではありません。決して、彼らを影響力を使うための手段として扱わないことです。この人たちのことを本当にひとりの人間として気にかけ るべきだと思います。プレスリリースなどは送らないこと。必要だと思えば、CEOと直接話をさせるなど、企業の語り口ではなく、個人としてつながれる方法 を考えましょう。」


と言っています。

しかしながら現在のマスPRでは、「媒体」は影響力を使うための手段以外の何者でもない、という考え方が主流であるような気がします(気がしているだけです。反論があれば是非お願いします)。
あまり手間をかけずに、より多くのブロガーに一斉にニュースリリースを送信し、記事を書いてもらう、というような発想になってしまいがちです。
上の「成功例」に書いてあるようなことは少し考えれば当たり前のことなのですが、多くのPR会社にとっては「そんなかったるいことはやってられない」というのが本音なのではないでしょうか。

確かに個々のブログの閲覧者数などを考えれば、メディアリレーションズ以上の手間ひまをブロガーリレーションズに費やすという選択肢はありえないでしょう。
ではその制限の中でどのようにブロガーリレーションズを行っていくか、ということが問題になりますが、その答えはブロガーリレーションズの目的をもう一度考えてみることの中にあるのではないかと僕は思います。

PRの目的は記事を書いてもらうことではないですよね????
ビジネスブログ構築は、ブロガーリレーションズの本丸と言えるでしょう。
有名なTIIDAブログをはじめ、いくつもの企業がビジネスブログに進出しており、今や企業にとってビジネスブログをはじめることは特別なことでもなんでもないような状況が生まれています。
ビジネスブログ黎明期にはビジネスブログというだけで見に来てくれる人はいましたし、それだけで好感を持ってくれる人も多かったでしょう。それに、ビジネスブログをはじめたこと自体がニュースとなり、いくつものニュース媒体でのパブリシティを獲得できたりもしたでしょう。
しかしながら、そういう時期は終わってしまいました。
ビジネスブログの数がここまで増え、ビジネスブログが珍しいものでなくなった今、ビジネスブログ同士の競争、内容勝負という状況が生まれ始めています。
そのような状況下、そのあたりのことを非常に上手くやっているな、面白いな、と思うビジネスブログがあります。

リコー公式ブログ GR BLOG
http://blog.ricoh.co.jp/GR/

このブログはリコーのデジタルカメラの公式ブログなのですが、非常に多くのファンを獲得し、賑わっています。
その理由はどこにあるのでしょうか?

ビジネスブログと言えばよく「クチコミ」だとか「バイラル」だとか、そういう言葉とともに語られます。
ではビジネスブログを始めただけで「クチコミ」は起こるのか、と言えばそれはなかなか厳しい状況です。「クチコミ」で話題が広がるには、「クチコミストーリー」とでも言うべき流れ、動きが必要です。
その点この『GR BLOG』は非常に巧みに「クチコミストーリー」を構築し、そしてこのブログ上で実現しています。

『GR BLOG』が立ち上がったのはデジタルカメラ「GR DIGITAL」の発売前です。
ここで『GR BLOG』は、「GR DIGITAL」がいかなるコンセプトの商品でありどのような歴史の上に開発されたのかという話題を少しずつ提供します。
また、あわせて(ここは非常に重要なのですが)、ユーザー向け製品発表会の参加者募集をこのブログで行っているのです。フォームを設置し、発表会への参加申込手続きがすべてこのブログ上で完了するような仕組みを作りました。
ここまでくると、コンテンツは自然にいろいろと浮かび上がってくるでしょう。製品発表会準備の様子などもこのブログで語られるようになります。

発表会を終えると、次は発売までの間にいかに興味を引くか、という視点でのコンテンツ作りになります。
発表会が終わっているので仕様説明などもできますし、発売に向けての様子なども興味深いコンテンツとして考えられます。

そして発売。
ここまでのストーリーで十分にファンコミュニティという土壌は出来上がっているのですが、そのコミュニティを持続させ、確固たるものに、そしてダイナミックなものにすべく、トラックバックキャンペーンなどを行っています。このトラックバックキャンペーンは継続して行われ、現在、第12回めの企画が行われているようです。すごいですね。

もうお気づきかと思いますが、この『GR BLOG』、決して難しく、テクニカルな視点でブロガーリレーションズを行っているわけではありません。
適切な「クチコミストーリー」を作り、適切な時期に、適切な手法でストーリーを実行している、これだけのことなのです。

で、実際面白いんですよ。このブログ。
「クチコミストーリー」なんて言うとかなりいやらしく聞こえますが、単純にブログとして面白いんですよね。

こ の『GR BLOG』に関しては企業研究会発行の『BUSINESS RESEARCH』10月号に担当者のかたの解説が掲載されています。(当たり前のことですが)ここに書いてあることよりももっと深い、もっと幅広い 『GR BLOG』のヒミツが掲載されています。興味のある方は是非お読みください。

と、気がつけば、カメラとは縁がなさそうなこんなブログでも「GR DIGITAL」を取り上げてしまっています。
『GR BLOG』のクチコミストーリー、恐るべしです。
いや、古典というほど古いものではないのですが、今回は2004年に書かれたコラムについて取り上げたいと思います。

Steve Rubel氏インタビュー(nikkeibp)
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/342/342165.html
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/343/343517.html

ウェブPRなんてことをしていると、2年も前に書かれたコラムなんて古くて役に立たないなどと思ってしまいがちなのですが、このコラムにはウェブPR、とりわけブログPRを行う上で、知っておくべき事柄、心がけておくべき視点が散りばめられています。

すべてのウェブPR担当者が読んでおくべき古典といえるでしょう。

このコラムは、織田浩一氏が、当時CooperKatz & Co.というPR会社でブログPRを行っていたSteve Rubel氏にインタビューをするという形で書かれています。
Rubel氏は今年の初めくらい(だったかな?)にエデルマンに移籍し、そちらでやはりブログPRの専門家として活躍されているようです。

大手PR会社のエデルマンはブログPRに本気で乗り出しているようで、エデルマンの日本法人であるエデルマン・ジャパンは最近、こんなのを発表しましたね。

エデルマンとテクノラティ、企業・製品情報に関するブロガーの実態調査
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15212.html

この調査についてはまた機会があれば書きますね。

閑話休題。
冒頭でご紹雑介したコラムにはウェブPRのヒントとなる、と言うよりも必ず知っておかなければならない事柄が満載されているのですが、僕の周りにはなぜか知っている人はあまりいないようなのです。

このコラムには既存のPR担当者にはちょっとだけ厳しいようなことが書かれています。
例えば、

PRプロセスに対するブログの大きな影響は、「情報コントロール」にあると思います。

以 前は、企業は少なくともメディアが発する自分達のメッセージをある程度コントロールすることができました。ブログはこの状況を完全に変えてしまいました。 ブログは悪く言えば、何でもありの世界でブロガーは好きなことを書くことができ、それをPR担当者はコントロールできません。昔のPRモデルに慣れている PR担当者は、この現状を無理やり受け入れなければならない辛い立場にあると思います。


なんてのは結構既存のPR担当者は反発したくなるところでしょう。

PR部は情報を押しつける文化があり、カスタマーサポート部は消費者と対話する文化があることから、ブログはカスタマーサポート部から始めるべきという議論


がある、なんてのも受け入れがたいかもしれませんね。

しかしながら、ここには厳しい現状だけでなく、ウェブPRのヒントもきちんと書かれていて、

ジャーナリストをプロとアマチュアの2つの層として定義して、それぞれへのアプローチを考えるという戦略が、これから確立していくのだと思います。そして、後者もメディアとして、大きな影響力があるという前提でメディア戦略を考えなければなりません。


なんていうのはなかなか参考になります。


このコラムでRubel氏はPR担当者がブロガーにアプローチする方法として、

第1段階)ブログ、ブロガー、ブロゴスフィアを知る
第2段階)コメント欄などを使いブロガーとリレーションを築く
第3段階)ブログを始める


というモデルを示しています。

現状、日本のPR業界は「最もウェブ対応が遅れた業界」と言われるほど、ウェブやブロゴスフィアを知る人材が少なく、育成にも消極的だとされています。
旧来のメディア対応の手法がブロガー・ブロゴスフィアにも通用するのだという、根拠のない主張がなぜかまかり通っており、その枠内で捉えたウェブPRしか展開できていない状態です。
PR担当者はまずブロガーやブロゴスフィアについて勉強すべきだと言うRubel氏の考えには僕もまったく賛成です。

PR担当者は、旧来メディア、例えば新聞や雑誌などについて、よく勉強しますし、一部のPR担当者は、メディアの当事者(編集者など)よりも深いメディア知識を持っており、それを武器に的確で素晴らしい、まさにPRのプロならではの仕事をしていたりします。
ウェブやブログについてなぜそれが出来ないのでしょう?
勉強や様々なリレーションによって、ウェブやブログについて深い知識を得、PRのプロならではのウェブPRを展開しようという考え方がなぜできないのでしょうか?

僕は以前、「ウェブPR担当者はクライアントにとってITサービスベンダーにならざるを得ない」と言うようなことを書きましたが、PR会社がIT企業に勝つヒント、PR担当者がITエンジニアに勝つヒントはこの辺りにあるような気がしています。

どうです?たまには古典も悪くないでしょう?

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