2006年10月のエントリー 一覧

報酬と引き換えにブロガーに指示通りの記事を書かせるサービスというのが米国でも話題(問題)になっているようです。

http://jp.techcrunch.com/archives/the-payperpost-virus-spreads/

この記事には、

この傾向を押し止めるのにどうしたらいいのかよく分からない。結局のところ、個々のブロガーが自身の信頼性を証明し、維持する努力をしていく他ないのかもしれない。


とあります。

僕 もこの手のサービスは大嫌いで、報酬と引き換えに企業の指示通りの記事を書いているブログをはじいてくれるブログ検索サービスが早く開始されないものかと 心待ちにしている人間の一人であり、上の記事を書いたMichael Arrington氏の思いは痛いほど理解できるのですが、僕はこの手のネット病原菌の蔓延に関しては、Arrington氏ほど心配していません。
この手のサービスがうまくいくとは到底思えないからです。
日本にも報酬と引き換えに指示通りの記事を書かせるプレスブログというサービスがありますが、このサービスも結構しんどいようで、8月18日の日本経済新聞には次のように書かれています。

ブログの記事にも宣伝が増える。「すごく使いやすい!」。六月、新発売の整髪料の感想が一気に約四千件書き込まれた。
す べて広告会社エニグモ(東京・渋谷)の会員の書き込み。発表資料をもとに自分のブログで宣伝する仕組みで報酬は一件百―千二百円。今や会員は十四万人を超 え増え続けている。単なる宣伝ブログになった例も目立ち「これじゃ口コミと言えなくなる」と社長の田中禎人(31)は頭が痛い。


また、日経トレンディ2006年11月号『ネットに蔓延する"サクラ"記事 筆がすべれば、薬事法違反の場合も』にはこの手のサービスをひっくるめて否定するような記事が掲載されました。

こうした広告手法に疑問を持つ声も少なくない。


リリースを読み、ブログを執筆。多くはリリースを要約した記事になるか、ブログの内容に関係ない話題を取り上げる不自然さを消すために、わざとらしい記事になるかのどちらかだ。20分程度かかって書いたが、報酬は100円。費用対効果は悪い。


当然、この手のサービスに対する否定的な意見は、ブロガーの間でも根強いものがあり、様々な方が様々な議論を展開されているのですが、中でも次のエントリーは情報の広がりという観点からこの手のサービスの効果に疑問を呈しています。

ブログに金を払ってエントリー書かせたほうが結局マーケティング的効果は薄いのではないか?
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/techcrunch_japa_0beb.html

金をもらって文章を書く場合、文章の露出先のメディアは既に用意されており、そこからの発信を前提として成り立っています。つまり、送り手と受け手の関係は1:nになります。


ブ ロガーにエントリーを金を払って書かせるという行為は、本来違うロジックで動いているものを無理やりブログに押し込めるような形になっているということで す。そして、今ブログに注目している広告主にとって有効な文章は1:nな関係の上にある文章ではなくn:nな関係の上にある文章なのです。だって、1:n はそれこそ今まで企業が広告媒体を使ってさんざんやってきていることですからね。


ライター経験者の方ならではの視点で、非常にためになります。

ウェブと旧来の情報メディアとでは、人とメディアの情報の接し方というのは当然違っており、ウェブPRにおいてはそこを特に意識すべきだというのは僕の持論なのですが、このエントリーにはどこをどのように意識すべきなのかが書かれています。
ここに提示されたヒントから考えるに、ウェブPRにおいては、旧来の情報メディアでは既に用意されていた、情報の接点をデザインするという視点がまず必要になるでしょう。

僕の知るかぎり、報酬と引き換えにブロガーに指示通りの記事を書かせるサービスにはこの視点がありません。
それよりももっと基本的なところ(ばれちゃって叩かれちゃったらどうするの?問題など)でも考えが突っ込めてないような気もします。

なので、Arrington氏のような心配は杞憂に終わるような気がします。

「時代はクチコミ!クチコミと言えばブログ!じゃあブログに指示通りの記事を書かせてクチコミを発生させよう!!」
という勘違いではじめちゃったサービスは多いと思うのですが、ここらで少し冷静になってサービスを見直したほうがよいかもしれません。

ケイティタイガーの思い出

  • 更新日:
  • おまけ
ケイティタイガーといえば9歳で中山大障害を、10歳で東京障害特別を制した(ともに旧表記)障害レースの名馬でした。

当時の障害戦線はある意味平地よりも熱かった!
ポレール、アワパラゴン、ゴッドスピードなど平地でも活躍するスターホースが馬柱に名を列ねる中、ケイティタイガーは若くして障害入りし、以来一筋で戦ってきた馬でした。
血統的にみても障害一族のエリートであり、12歳まで一度も落馬することなく走った無事是名馬の典型ともいえる名馬だったと言えるでしょう。

僕とケイティタイガーが実際にはじめて会ったのは彼が10歳のときの春の京都大障害でした。
雨とも曇りともいえぬはっきりしない空の下、京都競馬場名物のまん丸パドックに姿を現した彼。
そのレースは当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった中山大障害勝ち馬ノーザンレインボーと、前年はクラシック戦線でも活躍した5歳の若武者ゴッドスピードの一騎打ちという様相で、ケイティタイガーは一枚落ちる3番手という評価。
しかしパドックで見る彼の存在感は圧倒的でした。「カリスマ性」というのはああいうのを指して言うのでしょう。彼の馬体からはほかの何者をも寄せ付けぬ小宇宙がほとばしっていました。

僕 は当時、競馬場に通いつめており、パドックの最前線でスターホースを見る機会は多かったのですが、彼、ケイティタイガーからは、同時期に平地で活躍してい たエアグルーヴやバブルガムフェローといったスーパースターホースよりもずっと威厳と神々しさを感じました。それまでに出会ったマヤノトップガンやジェ ニュイン、後に出会うことになるセイウンスカイやスペシャルウィークと比べても彼の存在感は飛びぬけて印象的で、今でもその衝撃は強烈に覚えています。

結局そのレース、ケイティタイガーは敗れてしまうのですが...。
それでもその日は彼に出会えたことで大興奮でしたね。

現在彼はどうしているのでしょうか?
まだ生きているのでしょうか?
生きているのなら是非会いに行きたいですね。
今日はこれをとりあげないわけにはいかないでしょうね。

Walmarting Across America:誰も信じてくれない本当にあった不思議な話
http://ameblo.jp/fushigi/entry-10018757693.html

Wal-Mart Flog炎上でPR会社Edelmanがトップが謝罪:Ad Innovator
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/10/walmart_flogpre.html
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/10/walmart_flogpre_1.html

平たく言うと、PR会社が仕込んだブロガーが一般人を装って、クライアント企業をテーマとするブログを書いていた、というものです。
ライバル企業の悪口を言っていない分、日本で起きた携帯音楽プレーヤーをめぐる同様の騒動ほど悪質でないような気もしますが、それでも結構大きな騒ぎになっているようです。
これは確かに、まずいやり方ですね。

このようなやり方は受け入れられるべきではありません。
しかし、と同時に、僕はこのようなやり方をよしとするウェブPR担当者が結構多いような気がしてならないのです。

ある企業について書かれたメッセージの信頼性を考えるとき、そのメッセージが当該企業から発せられたものなのか、当該企業とは関係ない一般人から発せられたものなのか、というのは重要なポイントです。
多くの人は、後者のほうがより信頼性が高いと考えるでしょう。
ある事実を隠すことで簡単に信頼性を得ることができるのであれば、多くのウェブPR担当者はその方法をためすに違いありません。
情報を公開するよりも隠すほうがずっと楽ですからね。情報を公開するにはそれなりの根性(と、そしてひょっとしたらコスト)がいるものです。
まずいことはわかっているのですが、バレなきゃオッケー、という考え方もできるかもしれません。

実際に、国内でも似たようなことは行われているようで、例えば、人気ブログ『1桜子の美健楽★AAニュース!』のあるエントリーには次のような記述があります。

http://bikennraku.cocolog-nifty.com/dietdiary/2005/03/post_5.html

実は私も、と衝撃告白しちゃいましょう。とあるダイエット商品メーカーさんから連絡があって、
「ダイエットブログ・ライターとして、うちのサイトのブログを個人ブログとして(ふりをする)、書いていただけませんか」
というお問い合わせがありました。結構いい高額報酬つき。サイトのデザインもSEO対策も、全部プロを雇ってやってくださるという、楽チンさ。
私 が、ダイエット読者世代の"20代普通のOL"に成りすまして、自分の個人日記のふりをしてさりげなく商品をすすめる記事を書き、読者に買わせるというも の。「それって読者の方をだます詐欺だなあ」と思って、もちろん即刻丁重にお断りしましたが、今後こういうずる賢いお金儲けブログが増えてくるのかもしれ ませんね。怖いな~。


桜子さんは多くの読者さんからの信頼を勝ち得ており、ブログを愛していらっしゃる方ですので、今回、このような賢明な判断をされましたが、そうではない方も中にはいるかもしれません。

このようなウェブPRの問題点はいくつか挙げられます。
「バレちゃったら今回のように取り返しのつかないことになる」というのもそうですし、なにより、「このようなウェブPRをはびこらせることでウェブ言論の信頼性を損なわせ、ウェブPR自体が成立しなくなる」ということも言えるでしょう。
また、これはまったく僕の思いでもあるのですが「こういうの、なんかすげームカつく」と思う人がいるということも大きな問題点でしょう。

せっかくなのですから、潔く正直にやりましょうよ。

ウェブPR担当者に提言したいです。
情報流通の仕組みが変わって、たくさんの人の情報行動が変化している、という歴史的に非常におもしろい時にウェブPRに携われるのです。
ラッキーじゃないですか!
せっかくだから潔く正直に、みんなにおもしろいと思ってもらえるものを作りましょうよ!!!

ブロガーに記事を書かせることが目的なのか?

Yahnnys.com』の、少し前のエントリーから。

【海外PR】対照的なブロガーリレーションズの2つの事例
http://yahnny.seesaa.net/article/21631219.html

▽失敗例:
1. The Salutation Sucks.
 -メッセージが画一的で型にはまっている。
2. The rhetoric is appalling.
 -表現が稚拙である。
3. It makes it appear like the client is doing me a favor.
 -ビジネスライクである。
4. Dead-eyed marketing jargon.
 -マーケティングの専門用語を使用している。
5. Inconsistent tone.
 -トーン&マナーが一貫していない。

▽成功例:
1. The marketer knows who I am.
 -ブロガーのことをよく理解している。
2. The language is good.
 -言葉遣いがシンプルかつフレンドリー。
3. The offer is to be helpful, not to do me a favor.
 -ブロガーにとって有益な情報である。
4. This pitch understands its market.
 -ブログの読者のことまで理解している。
5. This pitch isn't pushy.
 -押し売りをしない。


いつだったかも書きましたが、ブロガーリレーションズで有名なSteve Rubel氏はブロガーについて、

「彼 らはジャーナリストではありません。決して、彼らを影響力を使うための手段として扱わないことです。この人たちのことを本当にひとりの人間として気にかけ るべきだと思います。プレスリリースなどは送らないこと。必要だと思えば、CEOと直接話をさせるなど、企業の語り口ではなく、個人としてつながれる方法 を考えましょう。」


と言っています。

しかしながら現在のマスPRでは、「媒体」は影響力を使うための手段以外の何者でもない、という考え方が主流であるような気がします(気がしているだけです。反論があれば是非お願いします)。
あまり手間をかけずに、より多くのブロガーに一斉にニュースリリースを送信し、記事を書いてもらう、というような発想になってしまいがちです。
上の「成功例」に書いてあるようなことは少し考えれば当たり前のことなのですが、多くのPR会社にとっては「そんなかったるいことはやってられない」というのが本音なのではないでしょうか。

確かに個々のブログの閲覧者数などを考えれば、メディアリレーションズ以上の手間ひまをブロガーリレーションズに費やすという選択肢はありえないでしょう。
ではその制限の中でどのようにブロガーリレーションズを行っていくか、ということが問題になりますが、その答えはブロガーリレーションズの目的をもう一度考えてみることの中にあるのではないかと僕は思います。

PRの目的は記事を書いてもらうことではないですよね????

『GR BLOG』のクチコミストーリー

ビジネスブログ構築は、ブロガーリレーションズの本丸と言えるでしょう。
有名なTIIDAブログをはじめ、いくつもの企業がビジネスブログに進出しており、今や企業にとってビジネスブログをはじめることは特別なことでもなんでもないような状況が生まれています。
ビジネスブログ黎明期にはビジネスブログというだけで見に来てくれる人はいましたし、それだけで好感を持ってくれる人も多かったでしょう。それに、ビジネスブログをはじめたこと自体がニュースとなり、いくつものニュース媒体でのパブリシティを獲得できたりもしたでしょう。
しかしながら、そういう時期は終わってしまいました。
ビジネスブログの数がここまで増え、ビジネスブログが珍しいものでなくなった今、ビジネスブログ同士の競争、内容勝負という状況が生まれ始めています。
そのような状況下、そのあたりのことを非常に上手くやっているな、面白いな、と思うビジネスブログがあります。

リコー公式ブログ GR BLOG
http://blog.ricoh.co.jp/GR/

このブログはリコーのデジタルカメラの公式ブログなのですが、非常に多くのファンを獲得し、賑わっています。
その理由はどこにあるのでしょうか?

ビジネスブログと言えばよく「クチコミ」だとか「バイラル」だとか、そういう言葉とともに語られます。
ではビジネスブログを始めただけで「クチコミ」は起こるのか、と言えばそれはなかなか厳しい状況です。「クチコミ」で話題が広がるには、「クチコミストーリー」とでも言うべき流れ、動きが必要です。
その点この『GR BLOG』は非常に巧みに「クチコミストーリー」を構築し、そしてこのブログ上で実現しています。

『GR BLOG』が立ち上がったのはデジタルカメラ「GR DIGITAL」の発売前です。
ここで『GR BLOG』は、「GR DIGITAL」がいかなるコンセプトの商品でありどのような歴史の上に開発されたのかという話題を少しずつ提供します。
また、あわせて(ここは非常に重要なのですが)、ユーザー向け製品発表会の参加者募集をこのブログで行っているのです。フォームを設置し、発表会への参加申込手続きがすべてこのブログ上で完了するような仕組みを作りました。
ここまでくると、コンテンツは自然にいろいろと浮かび上がってくるでしょう。製品発表会準備の様子などもこのブログで語られるようになります。

発表会を終えると、次は発売までの間にいかに興味を引くか、という視点でのコンテンツ作りになります。
発表会が終わっているので仕様説明などもできますし、発売に向けての様子なども興味深いコンテンツとして考えられます。

そして発売。
ここまでのストーリーで十分にファンコミュニティという土壌は出来上がっているのですが、そのコミュニティを持続させ、確固たるものに、そしてダイナミックなものにすべく、トラックバックキャンペーンなどを行っています。このトラックバックキャンペーンは継続して行われ、現在、第12回めの企画が行われているようです。すごいですね。

もうお気づきかと思いますが、この『GR BLOG』、決して難しく、テクニカルな視点でブロガーリレーションズを行っているわけではありません。
適切な「クチコミストーリー」を作り、適切な時期に、適切な手法でストーリーを実行している、これだけのことなのです。

で、実際面白いんですよ。このブログ。
「クチコミストーリー」なんて言うとかなりいやらしく聞こえますが、単純にブログとして面白いんですよね。

こ の『GR BLOG』に関しては企業研究会発行の『BUSINESS RESEARCH』10月号に担当者のかたの解説が掲載されています。(当たり前のことですが)ここに書いてあることよりももっと深い、もっと幅広い 『GR BLOG』のヒミツが掲載されています。興味のある方は是非お読みください。

と、気がつけば、カメラとは縁がなさそうなこんなブログでも「GR DIGITAL」を取り上げてしまっています。
『GR BLOG』のクチコミストーリー、恐るべしです。

ウェブPR担当者が読んでおくべき古典

いや、古典というほど古いものではないのですが、今回は2004年に書かれたコラムについて取り上げたいと思います。

Steve Rubel氏インタビュー(nikkeibp)
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/342/342165.html
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/343/343517.html

ウェブPRなんてことをしていると、2年も前に書かれたコラムなんて古くて役に立たないなどと思ってしまいがちなのですが、このコラムにはウェブPR、とりわけブログPRを行う上で、知っておくべき事柄、心がけておくべき視点が散りばめられています。

すべてのウェブPR担当者が読んでおくべき古典といえるでしょう。

このコラムは、織田浩一氏が、当時CooperKatz & Co.というPR会社でブログPRを行っていたSteve Rubel氏にインタビューをするという形で書かれています。
Rubel氏は今年の初めくらい(だったかな?)にエデルマンに移籍し、そちらでやはりブログPRの専門家として活躍されているようです。

大手PR会社のエデルマンはブログPRに本気で乗り出しているようで、エデルマンの日本法人であるエデルマン・ジャパンは最近、こんなのを発表しましたね。

エデルマンとテクノラティ、企業・製品情報に関するブロガーの実態調査
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15212.html

この調査についてはまた機会があれば書きますね。

閑話休題。
冒頭でご紹雑介したコラムにはウェブPRのヒントとなる、と言うよりも必ず知っておかなければならない事柄が満載されているのですが、僕の周りにはなぜか知っている人はあまりいないようなのです。

このコラムには既存のPR担当者にはちょっとだけ厳しいようなことが書かれています。
例えば、

PRプロセスに対するブログの大きな影響は、「情報コントロール」にあると思います。

以 前は、企業は少なくともメディアが発する自分達のメッセージをある程度コントロールすることができました。ブログはこの状況を完全に変えてしまいました。 ブログは悪く言えば、何でもありの世界でブロガーは好きなことを書くことができ、それをPR担当者はコントロールできません。昔のPRモデルに慣れている PR担当者は、この現状を無理やり受け入れなければならない辛い立場にあると思います。


なんてのは結構既存のPR担当者は反発したくなるところでしょう。

PR部は情報を押しつける文化があり、カスタマーサポート部は消費者と対話する文化があることから、ブログはカスタマーサポート部から始めるべきという議論


がある、なんてのも受け入れがたいかもしれませんね。

しかしながら、ここには厳しい現状だけでなく、ウェブPRのヒントもきちんと書かれていて、

ジャーナリストをプロとアマチュアの2つの層として定義して、それぞれへのアプローチを考えるという戦略が、これから確立していくのだと思います。そして、後者もメディアとして、大きな影響力があるという前提でメディア戦略を考えなければなりません。


なんていうのはなかなか参考になります。


このコラムでRubel氏はPR担当者がブロガーにアプローチする方法として、

第1段階)ブログ、ブロガー、ブロゴスフィアを知る
第2段階)コメント欄などを使いブロガーとリレーションを築く
第3段階)ブログを始める


というモデルを示しています。

現状、日本のPR業界は「最もウェブ対応が遅れた業界」と言われるほど、ウェブやブロゴスフィアを知る人材が少なく、育成にも消極的だとされています。
旧来のメディア対応の手法がブロガー・ブロゴスフィアにも通用するのだという、根拠のない主張がなぜかまかり通っており、その枠内で捉えたウェブPRしか展開できていない状態です。
PR担当者はまずブロガーやブロゴスフィアについて勉強すべきだと言うRubel氏の考えには僕もまったく賛成です。

PR担当者は、旧来メディア、例えば新聞や雑誌などについて、よく勉強しますし、一部のPR担当者は、メディアの当事者(編集者など)よりも深いメディア知識を持っており、それを武器に的確で素晴らしい、まさにPRのプロならではの仕事をしていたりします。
ウェブやブログについてなぜそれが出来ないのでしょう?
勉強や様々なリレーションによって、ウェブやブログについて深い知識を得、PRのプロならではのウェブPRを展開しようという考え方がなぜできないのでしょうか?

僕は以前、「ウェブPR担当者はクライアントにとってITサービスベンダーにならざるを得ない」と言うようなことを書きましたが、PR会社がIT企業に勝つヒント、PR担当者がITエンジニアに勝つヒントはこの辺りにあるような気がしています。

どうです?たまには古典も悪くないでしょう?

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