不良少年は心がきれい、には賛同できないし、低学歴は高学歴より物事の本質を見極めている、にもリアリティを感じない

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  • 世の中のこと
現在ぎりぎりで発売中の『日経ビジネスアソシエ』6月3日号の19ページ。
和田秀樹氏の「心理学で時代を斬る」に書いてあることが非常に痛快なのです。
今回は日本テレビの『ごくせん』という番組について取り上げているのですが、
いわく、
「秀才=悪人」「不良=心はきれい」というワンパターンは、おかしくないか。
勉強しないことを正当化する理由をこれ以上少年たちに与えるな。

私が見た回で、問題だと思ったのは、秀才学校の生徒のほうが不良より性格がねじ曲がっているように描かれている点だ。

いやもう、もうちょっと言ってやってくれよ、という感じです。
僕が行ってた高校はマンモス校というやつで、それなりに勉強ができる奴と繰り上がりの計算ができないような奴の両方がいたのですが、人に迷惑かけまくって警 察のご厄介になってたのは決まって計算できない奴のほう。勉強できる奴で人を傷つけたり、悪いことをする奴はいなかったですね。
不良てのは良くないから不良なわけで、優等生より心が優しいとかありえないですよ。
あーすっきり。

とか思っていたら、和田先生、もうちょっと言ってやってくれてます。
全 国の高校生の200人に1人以上が東京大学合格者ベスト20に入る高校に通っている計算になる。そして少年による殺人事件は年間100件起こる。つまり、 進学校の在校生や卒業生が殺人を犯す確率が一般の少年と同様と仮定すると、2~3年に一度は彼らによる殺人事件が起こってもおかしくないが、実際には起こ らない。

少年院に入るレベルの凶悪犯罪も8割は中学卒業者か高校中退者によるもので、大学に入学した未成年者による凶悪犯罪は年間10件程度とのことだ。要するに勉強をしている子の方が不良よりはるかに安全なのである。

当たり前だ!
当たり前だが新鮮だ!

『ごくせん』に限らず、まあ『金八先生』でもなんでも、優等生より不良のほうが心がきれいだということになっていますが、そんなわけないです。
不良の人は時にとんでもない不法行為を犯しますが、そんなのは心の汚い人間がやることなのです。

あと、気になるのは「低学歴は高学歴より物事の本質を見極めている」ってやつですね。
これにまったくリアリティを感じないんです。
映画にもなった検事のドラマで、低学歴の検事が低学歴ゆえに物事の本質を見極めた言動をする、高学歴の人は薄汚れた考え方しかできない、てのがありましたが、全然リアリティを感じません。
プロデューサーの手抜きではないかとすら思ってしまいます。
低学歴の人は高学歴の人より学びの機会に乏しい分、物事の本質を見極める力を獲得するのは難しいと思います。
やっぱり「超ひも理論」とか学んだ人は物事の本質を見極めやすいと思うのですがどうでしょうかね。

たいていの優等生はたいていの不良より心がきれいですし、たいていの高学歴の人はたいていの低学歴の人より物事の本質を見極める力が備わっている、と思うのでした。

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