Night Of Champions 2012 プチ感想。激ヤバ!

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  • WWEなど
WWE Night Of Champions 2012(ナイトオブチャンピオンズ2012)のプチ感想です。
WWEのプチ感想については毎回手短にやると言いながら結局長くなってしまいますので今回は長さについては特に考えずに思ったまま書こうと思います。

今回はボストンでの収録ということでしたが、ボストンてこういう街なのでしょうか。観客のノリが独特です。
端的に言ってしまえば悪役贔屓。筋金入りの悪役であるコーディやミズ、ジグラーへの声援の多さが目立ちました。もっとも、ジグラーは最近どこへ行っても声援を浴びていますが。
またボストンはシナのホームタウンであるウェストニューベリーのすぐ近くということで「シナの本拠地」のようなアナウンスがされていましたが、普通に「シナsucks」というチャントが聞かれたり、目下の天敵であるCMパンクへの声援もあったりという感じでした。
こういうボストンの観客の気質にプラスして、今回の実況担当がコールと久々登場のJBLということがあり、放送全体としては「悪」の雰囲気が漂う不思議なPPVになりましたね。コールはJBLとのバランスを取るために意識して善玉ぽいコメントをしていましたが無理ありすぎ(笑)。

そんな不思議な雰囲気で始まった第1試合はフェイタル4ウェイのIC王座戦。王者ミズに挑むのはコーディ、レイ、シンカラという顔ぶれ。
・・・でしたが、え、えーと、これは何かな?
まあ年間4桁の数にのぼる試合を提供するWWEですから、たまにはこういうのもありますよね(苦笑)。

続いての試合はタッグチーム王座戦。やっつけぽい雰囲気の王者コフィ&トゥルースに挑むのはケイン&ブライアン。
セラピーを受けている不仲のケインとブライアンの共闘みたいなのが話のメインテーマで、王者組は完全に脇役扱い。コフィとトゥルースにはちょっとばかりでも意地を見せてほしかったのですが、結局ケイン&ブライアンに何もかももっていかれたまま試合は終了してしまいました。
まあ話が面白かったから良しとしましょうか。。。

続いての試合はUS王座戦。微妙を地で行く王者セザーロに挑むのはザック・ライダー。
セザーロの持ちネタ「5ヵ国語でアピール」もほどよくすべり、試合開始。
今回挑戦者のライダー、キャラこそ変化球ですが試合運びについては直球派で、はたしてどんな感じになるのやらの心配していたら、意外や意外、悪くない内容。セザーロがポイントポイントできちんとヒートをもらいながら、ライダーのオーソドックスな攻めをテンポよく受けていく。いや、いいですよ。少なくとも悪くない。中盤の大見得になったアッパーカットもライダーのセルにも助けられて見事に決まりましたね。このムーブで観客の間にもアッパーカットへの期待のようなものも生まれました。終盤にもう一発出した地味なアッパーカットでも沸いたもんな。ひょっとしたらこのムーブはセザーロのキャリアにとって重要なターニングポイントになるかもです。
そんなこんなで熱狂までは引き出せなくとも見事に役割を果たした第3試合でした。

そして第4試合。これはあれですねー。素晴らしかったですねー。
ランディとジグラーの一戦は今PPV唯一の非王座戦でしたが、はずれ試合のない両者だけに期待はしていました。が、始まってみるとそれをうわまわる内容。さすがです。
序盤はまったりとした手合わせ。ですが決してだれているわけでなく、緊迫感を保ったままの試技が続きます。ランディのクローズライン連発からのスクープスラムというテンプレを早めに持ってきた以外はカタい内容の序盤でした。このカタい序盤がだれなかったのにはふたりの体格差も関係しているような気がしますね。並ぶとランディのほうが頭ひとつ背が高く、手足も長い。そのため普通のクローズラインだったりアッパーだったりがかなりの大技に見えるのです。これらの攻撃をジグラーは得意のハードセルで受けるので非常に見栄えがする。
そんなカタくも緊迫感がある攻防のあと、中盤、パンチの応酬でペースアップ。これがまた良かった。まだやるの?ってくらいくどい打撃戦のあと、そのテンポのままリング外での攻防へ。ここでのDDTがこの試合のキーポイントでしたね。ここでボリュームを持たせても良かったんでしょうがわりとあっさりフィニッシュ。
実に良かったです。
このふたりにはもちろんスタンディングオベーションですが、終始試合を盛り上げたヴィッキー・ゲレロにも拍手を送りたいです。

そんな大試合のあとはディーバ戦。
わりと良かったんじゃないでしょうか。一悶着あって決まったカードだけにもうひとつもふたつも仕掛けが欲しかったというのが本音なのですが、このところのディーバ戦にありがちだっただれる絞め技とかは控えめで次々に技を重ねていく内容。フィニッシュも悪くなかったと思いますよ。

続いての世界ヘビー級王座戦は何ヵ月か連続のシェイマスvsデルリオ。
このPPV、第1試合から悪役が声援を集めており、かつ善玉のシンカラやらコフィが気の毒なくらい不人気で、この試合のシェイマスもどうなるのやらと心配していたら、意外や意外、登場時から大歓声で迎えられます。よく考えたらボストンはケルト系アイルランド移民ゆかりの地で、ケルト系アイリッシュのシェイマスにとってはホームとも言える街ですね。
わかりやすい地元の王者と嫌味な悪役の対戦となった世界王座戦。ここまでのストーリーはシェイマスの決め技であるブローグキックが禁止だのなんだのという、シナリオ陣がネタに困ったときに必ず出てくるアングル。このアングルはわりと効いているぽくて、試合直前の「ブローグキック解禁」のときは大いに盛り上がっているようでした。
ただこのふたりのここ最近の試合はそんなアングルがあってもなくても関係ないくらいの安定ぶり&展開の多彩さで、今回もまあハズレはないでしょう。
今回は試合開始からテンション高めで、序盤から観客を乗せていく展開。
そのテンションのままふたりの技術が活きる技の入り方の攻防。毎度おなじみのシェイマスの左腕を狙う攻防も今回は「スカシ」のように切る動作が入っていたり、マンネリを感じさせません。
デルリオの「相手の左腕をロープに引っ掛ける」入りとシェイマスの新技クローバーリーフへの入りも見事で、前回の見せ場だったアームブリーカーを持ち上げるムーブもきっちり。
最後はカメラアングルが悪く、テレビではよく見えなかったものの、お約束通りのブローグキックで綺麗に終わりました。
観客の予想に反してジグラーの乱入はありませんでした(笑)。

そして昨年のマネー・イン・ザ・バンクで名勝負を見せたパンクとシナによるメインのWWE王座戦へ。
ちょっとだけ期待はしていたものの、ここまでのランディvsジグラー、シェイマスvsデルリオが素晴らしすぎたせいもあり、ここは大きな期待はできないかと思っていたのですが、とんでもない!これまた素晴らしい好勝負でした。
序盤はオーソドックスにお互いゴツゴツしたレスリングを展開。急激なペースアップはせず(この辺ランディvsジグラーと対照的でしたね)、その形のままお互いのシグネチャーを"切って"ゆく中盤へ。
パンクは面白い組み立てをしますねー。特にファイブナックルのシグネチャーを3回も切るあたりの組み立ては素直に面白がってよいのやらツッコんだほうがよいのやら。結局この動きが最終盤のクイックモーションのファイブナックルからAAというリアルな動きを呼び込んでいるのですよね。ファイブナックルというおもちゃみたいな技にリアリティを持たせるなんてのは数多あるプロレスの組み立ての中でも最も難しく、最も面白いもののひとつ。これをさらっとやってしまうのですから、このふたりやっぱり只者じゃないです。
その後、お互いのフィニッシャーを出し尽くし、攻め手を失う中パンクがどういう行動に出たのかそれはぜひコレをお読みの皆さんの目で見て欲しいと思います(笑)。そしてその衝撃の展開を乗り越えた先、どういう結末を迎えるのかも。
最後のシナのあの動き。形が崩れてしまって、あの瞬間は僕も「あ、やっちまったなー。でもこれもまた死闘の末みたいな感じでアリか!?」と思ったのですが、これが実は計算ずくだったとは・・・。
とにかく脱帽の内容、脱帽の結末です。

そんなわけでがっつり見たなという今大会。ベストマッチはぶっちぎりでメインのWWE戦だったと思います。ただ、次点のランディvsジグラー、シェイマスvsデルリオのレベルも恐ろしく高かった。これら3試合、ひょっとしたら今年のWWEの上位3試合かもしれません。次点の2試合はメインさえコレじゃなかったらぶっちぎりでベストマッチをとれる内容でした。
それくらいメインのWWE戦はヤバかった。歴史に残る一戦でしょう。今世界で一番有名なレスラーと今世界で一番勢いがあるレスラーが試合したらこうなるんだというのをまざまざと見せつけられました。いやはやなんとも。

今回はがっつり大満足ですね。1600円というPPVの値段は軽く超える内容。トクしました。

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